次官が定期的に集まる会議は政権交代後初めてだが、「政治主導」の転換と取られかねないだけに、政府は「次官会議復活」の打ち消しに懸命だ。
「(被災者生活支援特別)対策本部の指示が各省庁できちんと末端まで届いているか、フォローしていく(のが仕事だ)。今までの次官会議とは全然違う」
官僚トップの滝野欣弥官房副長官は、初会合後、記者団に強調した。枝野官房長官も22日の記者会見で、「従来の次官会議は閣議でものを決める前に調整する場だった。今回は全く逆だ」と力を込めた。
政府高官が連絡会議の説明に神経質なのは、民主党が進めてきた「政治主導」が破綻したと受け止められる可能性があるからだ。
民主党は2009年の政権交代後に次官会議を廃止し、政務三役が官僚を外した会議を開いた。しかし、官僚からの情報が上がりにくくなったり、重要施策をめぐる各省の調整が滞ったりするなど、弊害を指摘する声も出ていた。自民党からは地震発生後、次官会議復活を求める声も出ている。
連絡会議をいつまで続けるかは現段階では未定だが、今後復興事業を統括する「復興庁」の創設や長期的な復興計画の策定など、官僚の知恵が求められる場面が続くのは確実で、政権は官僚との連携を深めざるをえなくなりそうだ。
東日本巨大地震でお亡くなりになった方々と被災された皆様にお悔やみとお見舞いを申し上げます。
このような未曽有の大災害が日本を襲って10日以上が経ちましたが、本当に日本にこんなことが起こったのかと未だに信じられない思いです。自衛隊、消防、東電の現場の人々の必死の努力で、昨日やっと原発の電源復旧のニュースが流れましたが、まだ予断を許さない状況です。そして被災された方々が苛酷な状況の中でも冷静さと秩序を失っていないことに、外国から称賛の声があがっているそうです。普通の日本人の底力を見た思いです。
情けないのは菅首相ら民主政権。菅首相の存在感の無さは半端ではなく、いるのかいないのかわからない状態。そして、自身の体面を守ることを第一に考え行動しているとしか思えません。こんな政権など無い方がむしろ対策は迅速に運んだのではないかと思えるほどです。平時でも何もできない民主党に、非常時に「政治主導」ができるわけがない・・
水道や食品、海、土壌などの汚染も懸念され始めています。政府の迅速正確、誠意ある情報公開を望みます。
(しばらく家を離れていたので、ブログ更新は滞っていました)