菅直人首相が一向に退陣時期を明確にせず、官邸内の足並みが乱れている。仙谷由人官房副長官が首相の早期退陣を迫る一方で、首相は2011年度第2次補正予算案を自らの政権で編成する考えを示し、続投に意欲をみなぎらせている。首相の「女房役」で仙谷氏と師弟関係にある枝野幸男官房長官は二人の間に挟まれ、調整役としては機能不全に陥っている。
仙谷氏は12日、民放テレビ番組で首相の退陣時期について、週内にも開かれる民主党両院議員総会が「一つの節目」と表明。仙台市では記者団に、月内にも退陣するとの見通しを示した。
これに対し、首相は13日、国民新党の亀井静香代表との会談で、22日までの今国会会期を大幅延長する方針で一致。2次補正は7月中旬までにまとめるとし、仙谷氏の発言に反発するかのように政権維持への執念を見せた。
こうした中、枝野長官は13日の記者会見で、仙谷氏の発言について「首相の姿勢を内閣官房として支えることで一致している」とし、東日本大震災の対応などで「一定のめど」が付くまでは仙谷氏とともに首相を支える建前論に終始した。
首相の退陣時期に関しては「首相が最終的に判断することだ」とかわし、官邸内の不一致を突かれても、「私が長官で仙谷さんは副長官だから、先輩後輩は別として私の指示に従ってもらうが、はしの上げ下ろしのように、こう発言してくださいと言う必要はない」と述べるだけだった。
官邸内の対応がばらばらなのは、首相の辞任に当たって、最後の仕事としてどんな「花道」を用意するか、シナリオが描けていないからだ。早期辞任の道を切り開こうとした仙谷氏だったが、民主党若手議員に「首相がなかなか辞めなくて困っている」とこぼしたという。この議員は「首相は格好良く辞めたいだけ。もう(首相夫人の)伸子さんを説得するしかないかも」と冗談交じりに語った。(2011/06/13-20:25) (時事ドットコム)
いまだかつてこのような無能な首相と無能な政府があっただろうか? 官房長官も「実績の乏しさを認め」、 しかし辞めるにも、誰も辞めるための花道を描いてやることもできず、もう夫人に夫を辞めさせるように頼むしかない??国は未曾有の危機に際しているというのに。誰だよ。こんな政府を作ったのは?! この政党のメイン支持団体は労組「連合」!「連合」の責任は重いでしょ!