鳩山内閣、また官僚OB起用 新人事官案に江利川前厚労次官を提示、野党反発 2009.11.4 19:12
両院合同代表者会議に臨む、(左から)西岡武夫参院議運委員長、松本剛明衆院議運委員長、平野官房長官ら=4日午後、国会
政府は4日の衆参両院合同代表者会議で、国会同意が必要な人事院の新人事官に、前厚生労働事務次官の江利川毅氏(62)を充てる人事案を提示した。自民党など野党側は、政権が掲げる「脱官僚政治」に矛盾しているうえ、国会への提示前に人事案が報道されたことを理由に強く反発している。
民主党は野党時代、官僚の天下り禁止を唱え、官僚OBを起用する国会同意人事に反対してきた。だが鳩山内閣は、日本郵政人事では社長に斎藤次郎元大蔵事務次官、副社長に坂篤郎前内閣官房副長官補、足立盛二郎元郵政事業庁長官を起用。今回も、内閣府と厚労省の2つの事務次官を歴任した江利川氏の起用を求めた。
民主党の松本剛明衆院議員運営委員会は記者団に「ポストの性格上、天下りには当たらない」と述べた。だが自民党は「よく白々と言えるもんだ。路線変更を認めて人事案を出すのかをきちんと聞きたい」(大島理森幹事長)と批判している。
今回の人事案は、谷公士(まさひと)前総裁が任期途中の9月11日に辞任したことに伴うもので、同意が得られれば政府は3人の人事官から新総裁を任命する。野党側は、国家公務員の給与を引き下げる給与法改正案などの審議に人事院総裁の出席を求めており、政府は選任を急いでいる。 (MSN産経)
「脱 官僚依存」とか「天下りあっせん禁止」とか掲げて、政権を得た民主党。
しかし、日本郵政新社長に元大蔵事務次官斉藤次郎氏を起用。副社長も元官僚。(びっくりです)
そして、人事院という官僚人事の大本をつかさどる新人事官に、内閣府と厚労省の2つの事務次官を歴任した江利川氏の起用を求めているとか。
それでも「天下り」に当たらないと民主議員は言う。
二枚舌というのか大嘘つきというのか、・・民主党には言葉もない。
郵政の社長といい・・・。
結局、日銀総裁のときは単なる政局だったのでしょうね~。
「政局」といえばまだ聞こえはいいですが、野党だった時の、民主党の振る舞いは本当にひどかったです。やっていたことは、反対の為の反対、「嫌がらせ」だけでした。
それに、(今は気味が悪いくらい口調は丁寧ですが)鳩山氏や前原氏らも、野党時代、口汚かったです。一度あのような姿ややり方を見たら、民主党を信頼することなど、とてもできません。