#53 「苦い開幕戦」 The Worst Day Since Yesterday
クリスとの事。「二人で飲んでて急にさみしくなってしまって、やさしくしてくれて・・・君のデザインに感動した・・ ・・他にもいいこと、いっぱい言われて・・・・」 ついクリスと寝てしまった、それをルーカスに見られてしまったと、ブルックはペイトンとヘイリーに告白。2人もびっくり仰天だよ。 「ルーカスは電話に出てくれない・・あたしって軽すぎだよね。ルーカス、二度と口きいてくれないよ」とブルックは自己嫌悪でパニクっている。
ペイトンは「・・すんだことは取り消せない。けど修正はできるんだよ」とブルックを慰めている。「・・私には服しかない」と言うブルックに、ペイトンがつい、「ゆうべは脱いじゃったけどね・・」・・ブルックの顔が引きつった。ペイトン「ごめん、冗談きつい・・」・・きついけど笑っちゃった。
カレンは市長選のためにラジオ出演。自分に投票してほしい理由は?「・・・私にとってこの街は大切だからです。まかせられませんから。リーダーになってリーダーシップをとるのが望みだ、という人には・・」
リスナーから、カレンへの電話。最初の電話は「キースさん」から。 「・・ミセス・ローに質問があります。すみません、ミス・ローですね。結婚してませんから。 あなたのビジネスパートナは対立候補を応援していますね」
カレン「皮肉なことに対立候補の奥さまなので、不本意ながら対立候補を応援するのも、男の趣味が悪いことも了解しています。頼りになるビジネスパートナーです。伴侶はいまいちですけど」
「伴侶といえば、あなたは未婚の母ですね」
「はい。でも何も問題ないですよ。シングルマザーでも、責任感のある男には育てられます。あの子の父親に似ないように」・・・・ラジオのアナウンサーもたじたじの切り返し。「キース」という名を名乗ったこのリスナーは、やっぱりダン。カレンはキースと聞いて、すぐに気がついていたみたい。しかし、堂々とこういうせこい嫌がらせをする男。・ダンらしいけれど。
ダンはデブに自分に協力しないなら、「こっちにも考えがある」と言う。・・・(今まで以上にひどいことを)君(デブ)にするとは限らないって。・・これはネイサンにするってこと?
ブルックのデザインした洋服が商品になって、バイト先の店に陳列されている。ブルックはデザイナーとして認められたと大喜びだったけど、でも店側の言い分は、バイトのデザインも売り上げもショップのものだとか・・
ルーカスも落ち込んでいる。ブルックのために赤く塗り替えた玄関ドアを、黒く塗り替えている。ブルックに仲をとりもってくれるように頼まれて来たペイトンに、ルーカス 「動揺しているんじゃなくて、失望している。運命だと思ったけど俺の勘違いだ、もう二度と繰り返さない」
カレンも、玄関ドアを見て、なにかあったとすぐに気がついたみたい。
父親ダンときたら、わざわざ町のコートまで来て、「ネイサンにパスしろ」「心臓は大丈夫なのか」「また、(ゴール)をはずした」とひどい嫌味ばかり。ダンはルーカスにとっては最悪の父親だわ。つきまとわれているネイサンも逆の意味で大変だけれど。
今日は、開幕戦。「ブルックが生きがいにしている開幕戦」なのに、学校で見かけないので、ペイトンとヘイリーが家に行くと、ブルックは「やけ食い」していた。
レイブンズの開幕戦
ネイサンにも、「・・ブルックのことがプレイに影響するようなら、今日の試合に出るのはやめておけ」とか言われるし、ルーカスの苛立ちは行き場がない。それに、ホワイティ・ダーラムコーチが「3年生とともに私も卒業する、今シーズンが終わったら引退する」と宣言。 ルーカスのプレッシャーは高まるばかりだね・・
チアリームのダンスが終わり、選手入場。
実況はマウス。「 ルーカス・スコットは3番、キャプテン、ネイサン・スコット 23番、キャプテン・・ 国歌斉唱は、トゥリーヒル出身のクリス・ケラー」・・・・クリスって、トゥリーヒル出身だったのか・・
クリスが国歌斉唱、この状況は、今のルーカスにはきついなあ。 ルーカスは観客席にいるクリスが、「ブルックと抱き合っているクリス」に見えてしまっている・・・こ、これはまずいわ・・と思っているうちに、あっという間に点差が開いていく・・ネイサンが「クリスを見るな」とルーカスに言う。
でもネイサンのプレイはさすがにすごかった!
「ルーカスの動きが鈍い」とマウスが実況している・・。ルーカスは本当に調子が悪い、まったく集中できていない。客席のクリスが気になって気になって仕方がない・・。 ルーカスがネイサンに「パスをよこせ」と叫んだ。わざとボールを受けとらず、そのボールはクリスの頭を直撃。ネイサン「今日のベスト・プレイだ」・・・・ なんてやっているうちに、試合はぼろ負け。
控室は、シーン・・・そこにダンがやってきて、嫌味たらたらで、どなり散らす。息子ネイサンに掴みかかる。 往年の名選手とはいえ、ここまでバスケのことに熱い父親、本当にネイサンも大変だ。 コーチがバットを持って、やっとのことで、ダンを追い出す。
ブルックは部屋で沈んでいる。沈んでいる場合じゃないよ、ブルック!ルーカスが大変。応援しなきゃ!・・・・ブルックは試合の後、体育館の外でルーカスを待っていたけれど、ルーカスはレイチェルに「送ってくれる?」と言って、ブルックには口も聞かずに行ってしまった。
「集中できなかった」と落ち込んでいるルーカス。 レイチェルが言う。「意識がブルックの寝室にいるクリスに集中していた」 「・・・家まで歩いて帰る間に思い知ることね」と言って、ルーカスを置き去りにして、行ってしまった。こういうところ、レイチェルは言うべきことを言って、潔いところがある。ルーカスも頭を冷やして、気持ちを切り替えなければいけないね。
マウスがカレンの家に来る。 「市長にふさわしいかな?」と言って、マウスがカレンに見せたものは、体育館の控室で、ダンが「親子の会話だとネイサンに掴みかかっている携帯画像」だった。
ロバート・ルイス・スティーブンソン曰く
-弱さから逃げてはいけない。最後まで、戦わなければ、自滅するだけだ。もしそうなら、なぜ、立ち上がらないのか。何を待っているのか-
ルーカスは、心臓の薬を放り投げてしまった。
ブルックは相当落ち込んでましたね。私も、まだ前回のショックを引きずっていますが。ルーカスは、今は話を聞く気にはなれないみたいですが、ブルックの手紙が鍵を握るかもしれませんね。
カレンがルーカスに「(バスケに)ベストを尽くしなさい」と言いましたが、やっぱりそれも、ルーカスにはプレッシャーになっているのでしょうか…?ルーカスは薬まで捨てて、一人で抱え込むつもりみたいですね…。
ネイサンは、考えてみればまだ高校生なのに、冷静ですよね。ダンよりずっと大人だなあ・・。ヘイリーとネイサンは、少しづついい感じに戻ってきていて、和みます。
ブルックとルーカスも、今は嵐だけれど、乗り越えてほしいです。
心臓の薬に頼る気持ちといっしょに、何かを(ブルックのこと?)ふっ切りたかったのかもしれませんが・・・。それは違うと思うのですが。
ルーカスは、性格なのか、一人で抱え込んで頑張りすぎますよね・・。