静かに侵食されている
韓国が不法占拠している竹島(島根県)に続き、対馬(長崎県)の領有権まで主張し始めた。韓国の与野党国会議員50人が7月、返還要求決議案を発議したもので、危機感を覚えた日本の地方議員有志(超党派)ら15人が先週、現地視察に入った。そこでは、看過しがたい現実が繰り広げられていたという。
「3日間かけて島内を回ると、静かに侵食されていることを実感しました」
保守系団体「日本会議地方議員連盟」のメンバーで、視察団の一員である、東京都港区の山本へるみ区議(顔写真、民主党)はこう話す。
対馬は日本海の西にある国境の島。面積は約708平方キロメートルで、佐渡島、奄美大島についで日本で3番目に大きい島(北方領土と沖縄本島を除く)だ。
「古事記」や「日本書紀」にも登場する日本固有の領土だが、韓国の国会議員が7月に返還要求決議案を発議したうえ、同時期に韓国の退役軍人らが対馬に乗り込み、「竹島も対馬も韓国領土だ」などと激しい抗議行動を展開したため、危機感を持った地方議員有志らが視察に出かけた。
山本氏は「経済停滞から、対馬の人々が韓国人や韓国資本に土地や建物を売却する事例が多数出ている。また、それが自衛隊基地の隣接地や周辺に集中するなど、安全保障上の懸念も出ている」と語る。
2007年に対馬を訪れた韓国人は約6万5000人。1998年は300人だから、216倍にも膨れ上がった計算になる。特に9年前に韓国・釜山-対馬間の定期航路が開設されてから著しいという。
これに伴うトラブルも多発しており、山本氏は「韓国人釣り客が法律で禁止されている『まき餌釣り』をしたり、神社に供えられた賽銭(さいせん)の日本円を価値の低い韓国ウォンと交換。スーパーで代金を払う前の食料品を食べ出したり、韓国の国花であるムクゲを勝手に植えたり、こういう話は数多くありました」と話す。
視察団の感触では、対馬の人々の8、9割は現状に危機感を感じているが、韓国人観光客で利益を得る商工会などの認識は甘いという。韓国資本が確保した土地の中には、天皇皇后両陛下の行啓記念碑が建てられている場所もあるが、現在は簡単に立ち入ることもできないという。
国家の基本は国民と領土だが、福田内閣が竹島をめぐる新学習指導要領解説書の記述などで不必要な譲歩をしたため、今後、韓国側が対馬についても荒唐無稽(むけい)な領有権主張を強めてくる可能性がある。
山本氏は「韓国側による土地買収の裏には『対馬を影響下に置きたい』という国家的思惑があるのでは。外交では、相手の主張に反論しなければ認めたことになる。日本も断固反論すべきだ。対馬市の財部能成市長は、安全保障上の視点を踏まえた『国境離島振興法』の成立を求めている。われわれも国会議員を巻き込んで支援したい。ともかく、多くの国民に現状を知ってもらうことが重要だ」と語っている。 ZAKZAK 2008/08/29
「やじざむらい的日々雑感」さんブログで、この記事を取り上げられています。
対馬が経済事情から韓国人観光客を歓迎しているうちに、(竹島問題と関連して)韓国人観光客が押し寄せていることや韓国資本に土地が買収されていることなど、対馬の現況は時々報道されていると思うのですが、「国境の島」に対する政府の無関心はこれはいったいどうしたことでしょうか。
「韓国資本が確保した土地の中には、天皇皇后両陛下の行啓記念碑が建てられている場所もあるが、現在は簡単に立ち入ることもできないという。」 これは本当に驚きました。
日韓に関係する議員連盟などがあるにもかかわらず、こと「日本の領土や国益」に関する話になると政府や議員たちの無関心や及び腰は目に余るものがあると感じます。政府の無作為は、まるでどうぞどうぞと韓国を招き入れているようなものです。竹島問題もそう、対馬もそうです。この事態ならば国会議員が視察に行き、中央で話題になって当然のレベルだと思います。しかし竹島(島根は自民党)や対馬の地方選出国会議員(現在は民主党らしい、訂正:参:民主党 衆小選挙区:自民党)がこの問題で何か行動しているとは、なかなか聞こえてきません。また政府にしても同じく、異常なほどの無関心、放置ぶりです。
公明党との連立もよくないのでしょうが、与党自民党がこれでは、国民の支持を無くしていくのも当然かと感じます。自民党には本当に今一度党の在り方に関して、再考してほしいと思います。
この記事を操作ミスで消してしまい、記事は何とか回復させ再掲しましたが、いただいたコメントが失われてしまいました。本当に本当にごめんなさい。
対馬のある長崎県はこんな人が知事やってるからだめだ、と言いたかったんですよ。
http://blogs.yahoo.co.jp/chibanittai/folder/318743.html
なんという偏狭。県知事がする事とは思えませんね。
対馬もこれから大変ですよ。・・日本も大変だし・・。