JR総連、JR東労組には革マルが相当浸透と政府答弁書 民主党はJR総連候補を公認 2010.5.11 10:45 このニュースのトピックス:民主党
政府は11日の閣議で、多数の刑事事件を起こしている左翼過激派、日本革命的共産主義者同盟革命的マルクス主義派(革マル派)の活動について「全日本鉄道労働組合総連合会(JR総連)および東日本旅客鉄道労働組合(JR東労組)内には、影響力を行使し得る立場に革マル派活動家が相当浸透していると認識している」とする答弁書を決定した。
自民党の佐藤勉衆院議員の質問主意書に答えた。
民主党は今年3月、夏の参院選の比例代表候補として、JR総連の組織内候補でJR総連政策調査部長、JR東労組中央本部政策調査部長などを歴任した田城(たしろ)郁(かおる)氏を公認している。 (MSN産経)
読売の「基礎からわかる菅直人」記事には、菅直人氏が「北朝鮮の横田めぐみさん拉致実行犯である辛光洙(シン・グァンス)元死刑囚の釈放嘆願書に署名した」(こちら)事はなぜか触れられていない。このことは菅氏という人を語るにあたってかなり重要なことだと思うのだが。
読売記事によると、菅氏は、全共闘とは一線を画していたそうだが、東工大で学生運動をしていたそうだ。 新官房長官かとささやかれている仙谷由人氏は東大で全共闘のリーダーだったそうである。(こちら)(「仙谷由人」Wikipedia〈編集可能な百科事典〉)。 まるで過去の亡霊が甦ってきたような 不気味で不思議な気がする。
40年ほど前、マルクス主義左翼学生運動が吹き荒れた時代があった。(東大安田講堂占拠事件は1968年~1969年) 革マル派中核派などに分裂した極左活動家たちは過激な暴力内ゲバ事件を繰り返し、殺人まで引き起こし、社会問題になった。その他の多くの運動家たちは企業の労働組合などにもぐりこみ、その幹部にもなり、今も息づいているらしい。そしてそれら主な労働組合は現在、民主党の支持基盤である。北朝鮮と近い関係にあると言われる日教組も民主党の支持基盤である。冷戦構造はとっくに終わったと思っていたが、アジアではどうやらそうではないようだ。
鳩山氏小沢氏を退け、菅氏がトップに立ったことで、民主内左派(旧社会党派)の発言力は増すことになるだろう。しかし民主党という衣に隠れ、国民からは彼らの正体はほとんど見えない。拉致実行犯の釈放嘆願書に署名するような人が、党首どころか日本の首相になってしまった。戦後60年間共産主義を封じこめてきた自民党が去年の衆院選で負けたとは、こういうことだったのかと空恐ろしい気がしている。