映画「靖国」に文化庁系独法が750万円助成 自民党から異論噴出 助成金の見直しも
http://sankei.jp.msn.com/politics/situation/080313/stt0803131856004-n1.htm
昨年12月に、中国人監督による「ドキュメンタリー映画・靖国」が製作されていることを知り、どんなものになるのか心配していました。実際に映画を見ていないものの、国会議員向けの試写会での反応によると心配した通りの内容のように思われます。
文化庁は、「パッチギ」「あなたを忘れない」などの韓国・朝鮮人を題材にした映画に、日韓文化交流などの名目でそれぞれ数千万の多額の助成金を出したそうですが、今回は文化庁系独立行政法人が、この中国人監督による映画に750万円の助成金を投入したそうです。
表現の自由ということで、どのような映画を中国人監督が作ろうと構いませんが、ドキュメンタリーと言うからには事実に基づく視点が要求されることは当然のことです。また、日本の政府出資金を使うからには、それなりの条件をクリアすることも当然であろうと思います。この「ドキュメンタリー映画」が750万円の政府出資金を使うにふさわしいものかどうかは精査していただきたいと思います。
「独断雑記XYZ」さんのエントリによると、「ニュース23」で、中国人監督李氏は次のように述べているそうです。
映画「靖国 YASUKUNI」の監督:李 纓氏
「私にとって、この映画が描いているのは、靖国という空間の中の戦争後遺症です。一種の病気です。この映画によって、もっと健康な空気を、私は日本で生活をしているので、もっと健康的な空気が欲しいです。健康な空気を吸いたいです。」
(『ドキュメンタリーが主観的表現って・・・』〈独断雑記XYZ〉より引用)
この方は日本で生活しているそうですが、ならば、日本人の心の問題に対してこのような言い方はどうなのか、と思います。「健康的な空気」とは何を指しているのでしょうか。皆目見当もつきません。
関連エントリ ドキュメンタリー映画「靖国」 2007/12/15