
短歌往来8月号に「火は放たるる」13首を発表しました。
そのうちの2首を紹介します。
二十箇月信じ続けた噂ではコロナが蔓延しているという
トーチからトーチへやがて東京に火は放たるる静かな夏を
(「火は放たるる」より。石川幸雄)
7/21(水) 晴
生業は早速連休モード。静かなり。
明日から4連休だもんね。暑いから引き籠りますか。
2013年9月に東京五輪2020の開催が決定し紆余曲折ありまして。
ついに明後日、開会式を迎えます。
ちょっと感慨深い。文句ばっかり言ってきて、
なんら関係していませんけども、
閉会式のころには徒労感に満たされるんでしょうね。
ソフトボールの第1戦が行なわれ日本はコールド勝ち。
6か国リーグ戦の上位2チームが決勝で戦うそうです。
無観客以外の選択肢はない!とは思いますけど
始まってみるとチケットが当たっていた方はお気の毒です。
やっとのこと入手の出来たチケットも無観客とは吾に運なし 関川歌代子
先日の短歌教室に出された作品。
どの競技のチケットもっていたんですか?と伺うと
ビーチバレーですと。
「ただ私、チケット見せてもらってないの」と仰る。
息子さんが「お母さんは記念に取っておくって言いそうだから」って。
払い戻しできなくなるのを怖れる子心ですね。わかる気もする。
トーチ掲げ走る喜び廻り来し!町田シバヒロ炎の伝播(リレー) 桑﨑公美子
こちらも短歌教室の作品。娘さんが聖火ランナーの大役を担ったそうです。
しかし、町田シバヒロという公園で雨の中トーチキスをするだけになっちゃった。
聖火ランナーの関係者4人までという入場制限もされていたそうです。
距離も遠く、写真もろくに撮れなかったと嘆いていました。
「でも、プロが記念に撮ってくれたんでしょ?」と訊いたんですが
そんなこともなかったそうです。
私はチケットを申し込んでいなかったけれども
スポーツカメラマンになりすましていろんな場面を写したかったな。
甥っ子はアーチェリーと女子バレーに当たっていたそうです。
悲喜こもごも
というより
悲悲こもごも。
おしまい。