♪その船を漕いでゆけ おまえの手で漕いでゆけ
おまえが消えて喜ぶ者に おまえのオールをまかせるな
ー『宙船』
あんなにすきだったのに!また悪口。
中島みゆきの歌詞には「敵」となる者が存在することがけっこうある。立ち向かい戦ったりもする。しかし、その敵は本当に存在するのだろうか?「おまえが消えて喜ぶ者」はほんとにいたんだろうか?なんとなく自分の妄想が作り上げた人ではないだろうか?
ぼくもうまくいかないこと、やなことがあったら100%人のせいにする。しかしそれで自分は救われているのか?という話である。「おまえが消えて喜ぶ者」も実際存在したのかも知れない。でもきのうの『諦める』の話で言うと全て「明らか」にはされていない状態だと思う。
よくないことの原因を、他の人に求める思考回路をもともと持ってなければどれだけ楽だろう。誰かのせいにするのはしんどい。悪い出来事も、人の思いでは動かすことのできない『道理』として粛々と諦め受け入れてゆけたら・・・。
中島みゆきがぼくより分かってないことは100%ないので、まあぼくがまた分かってないんだと思う。しかしそこに疑問を初めて感じた。次に中島みゆきに出会ったときは、全く違うレベルですきになっていることだろう。