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セラピストのつぶやき

まあ、おもにつぶやきです。オモニ!

最後の夜

2022-04-06 19:48:20 | がん日記


退院ってこんなにせつないものだったかしら?


先ほど前回の入院のとき同室だったおじさんに話しかけられ、どうやら同じ病気で同じように治療してきたみたい。いい時期にロボット手術を受けれて、いい先生に出会えて。わかりあっちゃったねぇ。


お礼を伝えてもらった集中治療室の看護師さんも、わざわざ部屋に来てくれた。ちゃんと直接お礼が伝えられました。


今回の入院にはいい思い出しかない。この病院がだいすきだ!


退院までに後やるべきことは、残ったお菓子を食べることと学生さんにお手紙を書くことだけ。


かかわっていただいたすべてのみなさんありがとうございました。おひとりおひとりにこころより感謝申し上げます。


今回の入院もブログで見守っていただいたみなさんもどうもありがとう!














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死ぬときの気持ち

2022-04-06 12:48:09 | 哲学


正しいかどうかはわからぬが、今回かなりの精度で死ぬときの気持ちを予想できた。


それは「つらい」でも「かなしい」でもなく「せつない」んじゃないだろうか?


長く住んだ場所とたいせつな人々に別れを告げ、あたらしい場所へいくせつなさ。


せつないけれど、ただ失うだけではない感じ。


たぶん故郷を離れ上京する感じが一番近いんじゃないかな?


死は上京。


カプリコ食べながら死について語られても信用できない。



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「個性」について

2022-04-06 09:06:59 | Weblog


今日もいい天気。これからどんな風に生きていこう?


【個性】とは自分でどうこうするようなものではなく、血液型などむしろ自分でどうこうすることのできないもののことを言う。と聞いたことがある。



例えば、症例数などのために「直腸がんの患者」が必要、という場面があるとする。その場合、ぼくの性格とかはどうでもよくて、直腸がんという自分ではどうすることもできない「個性」だけが必要とされている。


これは全然かなしいことではなく、むしろ安心する。本人がそんなつもりじゃないところで、人は役に立ったり影響を与えたりする。


看護学生さんもつい自分が出来ないことに注目してしまうけど、本人が意図しないところでぼくはたくさん救われている。



自分でいろいろ動かそうとしてたけど、これからはもっと任せる生き方になりそう。


いい意味で、この世がスムーズに回るための歯車になりたい。









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