ピーナッツの唄

毎日の出来事や、スポーツ観戦、読書や映画等の感想を中心に、好奇心旺盛に書いています。

「泥棒」さんの話

2006-11-04 20:51:47 | インポート

ママに聞いても知らないので「じじ」に聞いてみたらと言はれ、「孫」から可愛い質問があった。
何故他の人の物を盗む人を「泥棒」と言ふのだと電話で訊ねてきたのだ。
語源が何かと思い調べてみたが、確定する答えが出ない。

そこで俗説に類する事だが、昔は盗みに入るのに誰かわからない様に、顔に泥を塗り用心に棒を持つ盗人が居たので「泥棒」と言ったらしいと説明した。

「孫」はそうなんだと判った様な判らない様な声をしていたが、無理もない。
昔は道路も雨が降れば泥だらけになるし、田舎育ちの小生には田圃や畑がいつも泥だらけの光景が浮かぶ。電燈も無く暗い暮らしをしていた時代に顔を黒くして盗みに入る様など、今の子供達には理解が出来るとは思えない。
さらに盗人が攻撃用に棒を持っていた等も理解しがたいと思った。
昔から浜の真砂と盗人の種はつきないと言ふが、同じ「泥棒」でも昔は可愛げがあったのだろう。

しかし昨今の物騒な世の中は困ったものである。我家の近くでは「ひったくり」が横行している。
我家の前の通りの歩道にも「この場所でひったくりが発生」と警告の表示がしてあるし、千葉市内でも昨日は3件も発生していると新聞に出ていた。
自転車やバイクや車の上から歩行者を専門に狙う手口だ。一瞬の出来事で加害者の顔をあまり見ていない。
さらに「振込み詐欺」やネット上の「オークション詐欺」等も加害者は顔を見せない。
さらにコンビニや金融機関やパチンコ店の両替所を狙う加害者等は勿論顔を隠しているが、ナイフや拳銃等で人を脅す手口だ。

さらに飛躍して考えれば、最近の報道にある損保会社の「保険金不支払い」が、まだまだ出てくるのは契約者に約束している約款を履行していない一種の「泥棒」行為だと思う。
担当者が理解していなかった。新種保険なので支払いが必要と気が付かなかった。不支払いの基準が良く判っていなかった。
各社のトップは言い訳にならない言い訳で、世間の追求をかわそうとしている。
全く懲りない業界だ。

コメント
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