フジＴＶの「外出禁止令」

　今朝の新聞にフジＴＶの全面広告が出ている。題して「外出禁止令」。フジＴＶ開局５０周年記念スペシャル番組の告知広告である。

　読んでみると随分人を食った内容であり、何様の心算と思わせる内容である。「シルバーウィークでお金も体力もすっかり使い果たしたでしょう。クリスマスにお正月、年末年始のイベントが控えているのを忘れるな。今年はボーナスも出るか分からない、それなのに計画性のないことをやろうとしておりませんか。ということで、この３連休は一切の外出を禁止します」とある。
　そこでフジＴＶが家族みんなでたっぷり楽しめる番組をズラリと用意、スペシャル番組から話題の本格ドラマまで、ＴＶの前に座っていれば、インフルエンザも怖くないと続く。

　このフジＴＶも５０周年番組にスペシャル番組を多数用意しているらしい。フジＴＶは例のヘキサゴンに見られるような、出演しているお笑い芸人をテンから馬鹿にしている番組の元祖でもある。それが受けているのが不思議な現象だと思う。そしてこの広告は、このＴＶ局がオチャラカお笑い番組を今後も多数送り出す方針を端的に表しているようである。

　スペシャル番組が過去のお笑い番組の切り貼り番組にならない様に願いたいものである。一方で良心的な本格ドラマも送り出す同局であるだけに、お笑い番組に偏重しない、視聴者をＴＶの前に釘付けにする番組の製作、提供を願っているのは、小生だけではないと思うのだがどうでしょうか？。

新聞広告の写真である