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時代劇が好き3-5

2021年12月01日 | 夫婦二人暮らし

一番バッターは、【剣客商売】です。

藤田主水は、時代劇では、主役を張り、専ら仕事人役でしたが、

ここでは、剣客というより、一見元気な隠居老人の体かな。

この剣客商売では、ど田舎で交通機関は川船が頼り、

 

妻は、自分の娘ほどの歳の差の、押しかけ女房小林綾子。

この取り合わせが実に楽しい。

おしんを演じた子役の女の子かと、つくづく眺めてしまいます。

息子は、やはり剣客で、少し離れてはいるが川筋に住んでいる。

 

近隣のトラブルの調停役も、剣の道を通して解決しているが、

テンポも良いし、歯切れも良いですよ。

 

写真は準備してなくて申し訳ありませんが、

料理茶屋の芽衣子さん、貫禄と渋い演技は、

一服の清涼剤といったところかな。

 

 

中村吉右衛門の【切り捨て御免】は、鬼のような形相で、

悪の一団を切る姿は、迫力があります。

一般の時代劇では、特権を与えられた、【火付け盗賊改め方】

は、悪玉を使って、悪の限りを尽くし、町民を苦しめている、

という筋書ですが、このストーリーでは、町民を守って、

活躍してくれますね。

 

悪を切る鬼の形相と、この対比が見事でいね。

 

この脇役の存在も、しゃべり方とか表情が、私は好きですねえ。