みは上に、
おのれつちのときこ下につき
すでにやむのみ中ほどにつく
ご存知のように、これは「似た漢字三種類を、間違って使わないように、
教導する文言ですね。
以前からも縁がありましたが、最近に、克己さんとか勝己さんという
名前の方に、縁があってお会いし、名刺交換をしました。
この読み方は、両方とも≪カツミ≫だそうです。
「この名前は、どなたが付けられたのですか?」と聞くと、
親・親戚の叔父さん・地域の名士とのことでした。
ご本人たちは、≪カツミ≫の≪ミ≫が間違った漢字だということは、
気が付いていませんでした。
冒頭書いた文言を、漢字に変えて正確に描くと、己
「巳(み)は上に、己(おのれ つちのと きこ)下に付き
已に(現在は既にと書きます) 已むのみ(現在は已は
やむだけで、のみと読ませないようです)中ほどに付く。
要するに、三角目の始まりはどこかを、間違えないように、
教えているのですね。
今日、巳・己・已のうち 名前に誤用されている己と、
自己の己くらいのものですが、名前の誤用は一寸困ったものです。
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