足利事件の再審が始まりました。
もう、無期懲役から、17年半の服役の後、
釈放となった、菅家さんの無罪は、
確定的ですが、菅家さん側と検察側で、
再審の進め方に、意見の相違があります。
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検察側は、菅家さんは、犯人ではないことを、
早々に認めて、結審してしまおうとしており、
菅家さん側は、警察検察の取り調べ方と、
裁判所の判断ミス並びに、その原因を
明らかにして、今後の冤罪防止に、
繋げるべきだと、主張しています。
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この再審で、当時の警察検察の、
取り調べのと裁判官対応の問題点が、
明らかになるでしょう。
これは、DNA鑑定を、過信したことに、
端を発していると、言われていますが、
もう一つ、腑に落ちないのは、
菅家さんが逮捕された直後、
当該刑事二人を、表彰している事です。
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通常、容疑者を逮捕しても、
あくまで容疑者で有って、
罪人と確定していない段階で、
直ちに表彰するのは、
おかしいことです。
取り調べる側の心理としては、
表彰されているので、
何が何でも、自白させなくては、
ならなくなるケースも、
考えられます。
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それと、菅家さんは無罪にはなりますが、
結局真犯人を挙げる
チャンスは完全になくなりました。
それにしても、死刑判決が出ていたら・・・
と考えると、恐ろしい事です。
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こう結んで閉めたいところですが、
今日のところは、プロローグで、
怪談は、これからなのです。
怪談ですね、まさに。
個人の尊厳て、何かにはまるとどうしようもなく簡単に踏みにじられるのですね。おーこわっ!
このたびの鳩山政権の法務大臣の千葉さんは死刑廃止論者とか。
死刑がある限り、「あーどうしよう」はありえることですよねぇ~・・・
昔の怖い話は、幽霊とかお化けが出る話と、相場は決まっていましたが、
平成の怖い話は、能無しの国のトップが、出世や保身に走ると、
いとも簡単に、庶民に降りかかる、怖い話なんですよ。
平成の怪談②を読んで、感想をお聞かせ下さいね。
楽しみにお待ちしています。
テ-プの一部を公開(吹き替えでしたが)したテレビを観ましたが、「俺のネクタイのこの色は何色?」でリュックの色を云わせようとしたり「どんな時リュックを使う?」なんて誘導したり、恐ろしいです。
菅家さんが「すみません、すみません」と誤る言葉が入っていましたが、何もしていないのに何故あやまるの?と私なんか思っちゃいますが、取調べの雰囲気でそんな言葉が出るのでしょうね。
やはり、取り調べ方を糾弾すべきですから、彼には頑張って欲しいです。
警察が、犯人をでっち上げたり、理不尽な自白を強要するのには、それなりの理由が有る様ですが、今回の足利事件の取り調べの、テープが提出されて、明らかにされていく事でしょうね。
警察が反省する材料にして、もらわなければなりませんが、マスコミも、警察発表をうのみにせず、確り検証する力もつけなくてはなりません。
更には、私たち国民一人一人も、マスコミに踊らされず、冷静に判断する、必要が有りますね。