金送れ
今の時代、何でも便利になりましたねえ。
その一つ通信、私が東京に出て来たのは、昭和30年代で、
実家には固定電話もなく、連絡と言えは手紙で、
まあ緊急の時は、電報が一般的でした。
電報は一字いくらだから、俳句の練習みたいに、人称は省略し、
表現が重ならないように、用件だけにするんですね。
例えば,金がなくなったから送ってほしい時は、
文字を省略に省略して、金送れ頼む としますね。
しかし漢字や平仮名はダメ、全部カタカナなんですよ。
カネオクレタノム となります。
電報を受け取った父親からすぐ返信が有りました。
この電報を受け取った父親は、この文を読み違えて、
大急ぎで返信したのですね。
ダレガカネクレタ サケノムナ
誰が金くれた 酒飲むな
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