例えば、総理経験者で、今の総理の前の総理は、
前総理(Ex福田前総理)と言います。
前総理より前の総理は、元総理(Ex安部元総理)
になりますね。
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今日のテレビは、拉致被害者の、田口八重子さんの、
兄と子供が、金賢姫元死刑囚と、面会したニュースで、
持ち切りでした。
面会の中身は、無理もないけれど、特別目新しい話は、
有りませんでしたが、例によつて、不思議な事に、
気がつきました。
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金賢姫は、韓国機を爆破した、北朝鮮の工作員で、
韓国で、死刑判決を受けましたが、当時の大統領の、
恩赦で救われた事は、衆知の通りです。
さて、現在の金賢姫の、名前の後には、「元死刑囚」
と付けられています。
「元」と付いているからには、「前」も有ったかと、
考えてみましたが、「前」は付いたことが、
ありませんね。
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それはさておき、普通、犯罪を犯して、
刑に服した人でも、出所すれば、罪は償ったとして、
元殺人者とか、
元服役者等と、呼ばれることは、有りません。
しかし、金賢姫は、全てのマスコミから、
元死刑囚と、呼ばれていました。
恩赦とはいえ、社会復帰し、結婚もした人に、
何時まで、元死刑囚を、付けるのでしょうかね。
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日本で、受刑者が、刑期を終えて、本を出版すると、
肩書は作家で、敬称は先生となりますね。
彼女は、恩赦後、本を出版しましたが、
作家の肩書も無く、敬称も無いけれど、
その分かれ目は、何なのでしょうね。
もし、彼女が会社を興し、社長になったら、
金賢姫社長と、敬称で呼ぶようになるのか、
あくまで元死刑囚なのか、
なんとも、奇妙な扱いではないですかね。
太平洋戦争で、悲劇の舞台として語られるのは、
一、ひめゆり部隊の悲劇を含めた沖縄、
二、原爆被害の、広島・長崎、
三、昭和二十年の今日、東京大空襲ですね。
その他にも、多くの地域で、多くの国民が、
苦痛と悲しみと共に、殺された悲劇は、
枚挙に暇が有りません。
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東京大空襲だけを、素人が一寸、調査しただけでも、
戦争という魔物の、恐ろしさを痛感させられます。
曰く、米軍のB29の飛行士は、上官の命令を受けて、
東京爆撃を決行しましたが、「大火の中逃げ惑う人々の、
行く先を爆撃によって遮断して、焼き殺せ」とは、
命令されていないにも関わらず、
民間人(抵抗もしない弱い者)を、嬲り殺して、
笑っていた事実を知り、戦争と言う環境が、
如何に人間の心を、凶悪にさせるかを、
思い知らされました。
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この東京大空襲で、十万の民間人が殺され、
その殆どが、焼き殺されました。
一方、中小の空襲なら、悲劇度も、軽かったかと言えば、
とんでもない話で、被害者一人一人を見れば、
何ら変わらない、苦痛と悲しみを、味わっているわけです。
こんな悲劇が何故起きたのか、どうしてもっと早く、
戦況を正しく分析して、終戦に導けなかったのか、
その総括すら、されていないのは何故か。
疑問は尽きません。