ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

譜面からの情報 それ以外の情報

2020年03月29日 02時06分00秒 | 音楽&トランペット&レッスン
こんばんはー!!

何ヶ月か前、合わせをしていてこんなことがありました。

「ここ、譜面だとスタッカートだから、もっと切る?」
「ここはスタッカートないよね?!」

その時は、普通によく知ってる歌の曲(古いミュージカルの曲のアレンジもの)をやってて、

なーんと!!
そこ、そういうポイントで考えるのかー、、、

ちょっとカルチャーショック!

私は歌詞とかシーンとか気にするタチで、

「原曲はこういう歌詞のこういうシーンだから、こうしようよ!」

的なアプローチ。

譜面からの情報は大事だと思いつつも、歌だったり何かしらその曲にバックグラウンドがあるとすると、そちらを優先したくなる。

でも、「譜面」ってのが唯一の情報源だとしたら、そこを深読みするってのも、アリだなぁ、、、

さりとて、アレンジものの場合、そのアレンジャーがそこまで曲を深読みしてないとしたら、そのアーティキュレーションに深い意味ありますー??

みたいな自問自答。

で今日、ドラムのキリサワさんのYouTubeライブ配信聞いてて、

ブルースにはどこでどんな時代に歌われたか、そのバックグラウンドで音楽が全然違う

差別の歴史がある。その差別を実際に受けて感じてる人たちと、本とかでしか知らない人では何かが違う
ましてや、譜面だけ見てキレイなメロディだな、くらいではもう全然違ってくる


的な話が上がってて、

それ、めっちゃ分かるな。そこ、大事だな、と思いました。

何となく、トランペットって、、なのか、日本て、、、なのか、いや実際はそんなことないのか、、

そこ定かじゃないけど、何となく、

譜面を

吹ければいいじゃん
上手ければいいじゃん
キレイならいいじゃん
正しければいいじゃん
合ってればいいじゃん


って言う風潮があるような気がしてて、

そうすると、音楽って何だろう??って言う疑問が私の中にはいつもあって。

その一方で、

自分の心の声を聞けー!
心の叫びだー!
オリャー!!
楽しいぞー!

ってのも問答無用にあって、それはそれでアリな気もする。

でもそれが一番大事で、それで良いモノと、

それだけじゃ足りないモノもあるような。

それが、その「音楽」が背負ってる何かを自分のものにして(自分も背負って)演奏するってヤツ

譜面からだけじゃ分からない何か。

作者の背負ってる歴史
それが作り出された背景
それが生まれた時代、生活、空気、、、

そんなのが分かったからって、じゃあどう演奏に違いが出るんですか?!って言われたら、さーぁ??どうでしょう??となっちゃうけど、

でも、何かは言えない何かが絶対違うって気はする。

目には見えない何か。
すぐには現れない背景。

そう言うの、大事にしたいな、、、と思います。

それではまた明日ー

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 寝て過ごしましたぁ | トップ | 小・中学生向けトランペット... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿