こんばんはー!!
何ヶ月か前、合わせをしていてこんなことがありました。
「ここ、譜面だとスタッカートだから、もっと切る?」
「ここはスタッカートないよね?!」
その時は、普通によく知ってる歌の曲(古いミュージカルの曲のアレンジもの)をやってて、
なーんと!!
そこ、そういうポイントで考えるのかー、、、
ちょっとカルチャーショック!
私は歌詞とかシーンとか気にするタチで、
「原曲はこういう歌詞のこういうシーンだから、こうしようよ!」
的なアプローチ。
譜面からの情報は大事だと思いつつも、歌だったり何かしらその曲にバックグラウンドがあるとすると、そちらを優先したくなる。
でも、「譜面」ってのが唯一の情報源だとしたら、そこを深読みするってのも、アリだなぁ、、、
さりとて、アレンジものの場合、そのアレンジャーがそこまで曲を深読みしてないとしたら、そのアーティキュレーションに深い意味ありますー??
みたいな自問自答。
で今日、ドラムのキリサワさんのYouTubeライブ配信聞いてて、
ブルースにはどこでどんな時代に歌われたか、そのバックグラウンドで音楽が全然違う
差別の歴史がある。その差別を実際に受けて感じてる人たちと、本とかでしか知らない人では何かが違う
ましてや、譜面だけ見てキレイなメロディだな、くらいではもう全然違ってくる
的な話が上がってて、
それ、めっちゃ分かるな。そこ、大事だな、と思いました。
何となく、トランペットって、、なのか、日本て、、、なのか、いや実際はそんなことないのか、、
そこ定かじゃないけど、何となく、
譜面を
吹ければいいじゃん
上手ければいいじゃん
キレイならいいじゃん
正しければいいじゃん
合ってればいいじゃん
って言う風潮があるような気がしてて、
そうすると、音楽って何だろう??って言う疑問が私の中にはいつもあって。
その一方で、
自分の心の声を聞けー!
心の叫びだー!
オリャー!!
楽しいぞー!
ってのも問答無用にあって、それはそれでアリな気もする。
でもそれが一番大事で、それで良いモノと、
それだけじゃ足りないモノもあるような。
それが、その「音楽」が背負ってる何かを自分のものにして(自分も背負って)演奏するってヤツ
譜面からだけじゃ分からない何か。
作者の背負ってる歴史
それが作り出された背景
それが生まれた時代、生活、空気、、、
そんなのが分かったからって、じゃあどう演奏に違いが出るんですか?!って言われたら、さーぁ??どうでしょう??となっちゃうけど、
でも、何かは言えない何かが絶対違うって気はする。
目には見えない何か。
すぐには現れない背景。
そう言うの、大事にしたいな、、、と思います。
それではまた明日ー
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