ゆこちんのトランペット

トランペット奏者 藤井裕子のコンサート情報、トランペット談義のつもりが…こぼれ話や大きな声では言えない話も…毎日更新中♪

ベートーヴェンからの挑戦状だったのかな~(ピアノソナタNo.1)

2021年11月09日 17時05分44秒 | 音楽&トランペット&レッスン
こんばんはー!!

はてさて、今日はちょいとアカデミックに行ってみましょー。

ベートーヴェンのピアノソナタ第1番へ短調。
昔、ちょっとやったことあったかなぁ?

だとしても、なんだか変な曲だな…くらいにしか理解できてなかった。

一応、こんな曲でございます。

んで、いつだったかなー、半年くらい前かな?学生だったか誰かがさらってるのを聞いて、ああ・・・こういう風に冒頭を弾くと、良い感じの曲なんだなってw

めっちゃ最初の「ド・ファ・ラ・ド・ファ・ラーーーーーソファミファッ!!」てのを挑戦的に弾いてたのよねー。。。私。

それで、なんだかぶっきらぼうで変な曲・・って思ってたワケ。ホント、申し訳ない(;'∀')

そして、この曲が、Op.2だってのに気が付いて、なんとこれがベートヴェンの32曲のピアノソナタの1番だってのみならず、多くの交響曲なんかもあるなかでの、「作品2」って・・・そりゃ凄いな・・って思って!!

そんなわけで、あらためて今日弾いてみた。

ナントも良い曲だなーって思った。

Haydnに献呈と書かれている。そうだ、ベートヴェンはハイドンに習ったことがあったんだった。

ベートーヴェンの曲は、オーケストラや弦楽合奏に興味のある人の方が、深く見れる気がする。音の使い方が、とてもアンサンブルチックだし、弦楽器で「何人か」で各声部を受け持って演奏する、と思うと、めちゃくちゃ納得がいく動きがとても多いのだ。

それに、場面転換が、オーケストラ的である。静かな場面の直後にTuttiでの強い場面が来たり、またその反対があったり。急に弦楽器だけになったり、木管だけになったりするときのように、パッと場面が変わったりする。

それが数小節交代になってる部分があって、なかなか興味深い。

そして、モーツァルトの曲を思わせるような部分も結構ある。今パッとどこって言えないけど、弾いてたら「ああ、モーツァルトを意識してるよね」と思う部分がチラチラ出てくる。

またさりげなく4楽章で成り立ってるところも、おおお!!なんかHaydnの流れを感じるぜ!!みたいな。

長調から短調、短調から長調、、、そして、和音の使い方も挑戦的だなと思う。

ちなみに、ちょっと先輩にクレメンティとかいるじゃないですか?
ソナチネアルバムなんかに、たくさん曲あるよね?
クレメンティに限らないけど、その手の作品にもステキでいい曲っていっぱいあって、ソナチネアルバム1巻なんかは、とても良くできたキュートな曲が多いな~って思うけど、ソナチネアルバム2巻となると、良い曲もありながら、「一体これはどういうことだ???」ってツッコみたくなる曲も結構ある気がする。

慣れれば、それなりに良い曲に感じるのだろうけど、何というか・・・脈絡がないというか、、どうして急にこの主題をここに持ってきたんだい??と聞きたくなるような・・・別に、この曲のためにこの主題を使わなくても、良かったけど、まーこれでいっか・・・みたいな「思い付き」感がさ。第一主題と第二主題の関連っていうのか?そういうのが全然分からないのが急に出てきて、まぁ良いけど、、、、ん?そのあとどうしてそんな展開に???みたいな。。。

とか言って、オマエ作ってみろ・・って言われた瞬間に全力で謝りますけどねw

それにしても、そこに行くと、モーツァルトやベートーヴェンのなんというかスキのなさ?というか、ツッコミどころなんか、もーありゃしないっていう曲たちはホントに凄いよな・・・

それはシューベルトの曲でもそう思う。ホントにあんた―凄いよ、と思う。

そうそう、それで、ベートーヴェンの若かりし頃のなんというか挑戦的な気持ちが伝わってくるようで、弾いてて何やらベートーヴェンの日記か、はたまたお手紙か、そんなものを読んでいるような気分になってくるのだ。

それで、ところでこの曲はどういう解説があるのかな?とWikipediaを見てみたら、、、

にゃんと、ハイドンの指導が思ったようでなく不満で、彼の門下を飛び出し、数年後に元師匠に献呈した3曲のウチの1曲だと書いてある!!!

Op.2って、3曲あるのだ。ピアノソナタの1,2,3番。

なるほどぉー、、、、

Haydnに習ったことを書いた、というよりは、もしかしたら「俺はこうだ!!!」という、何て言うか若さ爆発の「ベートーヴェンの挑戦状」みたいなモノなのかなー????って気がしてきた。

私はベートーヴェン研究家とかじゃないから、ホントのところは分からないけど、この曲はベートーヴェン20代前半の曲だから、いわゆる2つめの作品とかではないだろう。出版された2つ目とかなのかなぁ?あるいは、習作ではなく、本気の2つめなのかな?

そういう、ベートーヴェンが本気出して、元師匠に送った作品だって思ったら、ますますこの「お手紙」を読むのが楽しくなりました。

そんな感じで、別にどこで披露するわけでもないのに、毎日こうやって人の「お手紙」や「日記」を読んでいる気分です。

え??もちろんトランペットも練習してまっせw

それでは、本日はこの辺で~。

まったねー(^▽^)/

コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ピアノの音・・・聞こえ方のこと | トップ | 富士吉田にやってきました〜😆 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿