十月一日は中秋の名月でした
好天に恵まれて美しい秋の満月を楽しむことが出来ました
自粛でも変わらず空に有って人々の営みを明るく照らしています
「何事も変わりのみゆく世に中に同じ影にて澄める月かな」 西行様
今年の名月は忘れがたいものでした
月の光は心を穏やかにして癒すのだそうです
そんなことを思ってお風呂場から窓を開けて眺めてみました
今年はスーパーモムーンや、桜月夜等満月を見るり機会が他にもあったと思ます
でもやはり月は秋ですね
【月見れば千千(ちじ)似ものこそかなしけれ我が身一つのあきにはあらねど】 大江千里
と百人一首でよまれています
世の中がどんなに変わっても人の思いは変わらないのですね
庭の先の「白鳥」も心なしか寂しげにうつむいてさいています
花は同じに咲いても観る人の心で違って見えるのでしょう
聞こえるのは風の音のみです
秋の装いを始めました「満天星」 です
過ぎ去った日々は取り返すことは出来ませんが
小さなローソクに灯のともすようにコロナの終束を願いたいです
赤く色付いた木のはも今を次に託そうと願いを込めているのでしょう
次の季節に向けてのわずかなひと時です