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万葉以来 歌人によくうたわれている秋の七草 「ふじばかま(園芸種)」
宿りせん 人のかたみか ふじばかま
忘れがたき 香に匂いつつ 紀貫之
半乾きの時 芳香がするそうです。
万葉人の忘れがたき香りとは いかなる香りなのでしょうか?
花期が終わりに近づいてきましたら 摘んで日陰干しにして
自然の香りを楽しんでみたいと思います
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白い花弁に細かい濃い紫の斑点がくっきりと浮かぶ神秘的な花 「あけぼの草」
花の色を曙の空に、花弁の斑点を曙の星に例えて
このように名付けられたとか・・・。
それにしてもわずか1cm足らずのこの花に
なんと繊細な模様でしょう。
誰も手を加えない、小さい花故に
自然の奥深さと迫力を感じ
胸を打たれる思いがします。
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夜半の雨に清められた空気の中で
ひっそりと咲く 「やましろぎく」
他の野菊とは一寸変わった 味わいのある野菊です。
穏やかに花が咲き のどかな空気の流れる山中に
踏みにじっても顧みられない野の花々。
しみじみと見つめれば
語りかけるような姿に思えて
風音の中で 静かに耳を傾けて聞いてあげたい。
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