「秋時雨」という言葉がありますが、風情のある雨として大変好まれています。蝉時雨、虫時雨、木の葉時雨、落葉時雨、雪時雨など・・・・。それぞれ、ひとしきり降り注ぐ時に使われています。そして、涙の時にも・・・。時雨心地ちは、今にも鳴きそうな気持のことを言うそうです。「時雨」の語源は、「しばし、暗し」とか、「過ぐる」とも言われます。もよおした悲しみは、ひとときの事。通り雨のように、いつか過ぎて行くもの。こんな美しい言葉の中に、そこまでの思いが込められているのかも知れません。
このかかしの顔のはがき絵を見て、「先生、この顔はイヌですか?」「そうです、イヌです」「ブルドッグですね」「そうです、ブルドッグです」。「難しいですね、描くのが・・・」。そのとき、隣の生徒さんが言いました。「難しいことあらへん。自分の顔を鏡に写して描いたらええねん」。そうしたら言われた生徒さんが「先生、いびられた。言葉の暴力やで」と・・・・。
そこで私も言わなければよかったのに、「そんなん思っててもよう言わんは」と・・・・。「先生、それはないで」という話しになり、みんな声を上げて笑い転げました。この生徒さん、家に帰ってキッと鏡を見るんでしょうね。クワバラくわばら・・・・。
最近よく聞く話しですが、男性にとっては最悪ですね。自分では奥さんや家族に尽くしてきたという自負が、こんな結末になるのは悲しいことです。「熟年離婚」をご覧になった方の感想は、いろいろあるだろうけれど、結婚した以上は最後まで添い遂げて欲しい、というのが私の感想であり、願望でも・・・・。でも私はどう思われているかは分かりませんが・・・。