( 「酒屋八兵衛」 天理駅・近鉄電車内)
■2012/6/18(月)
せっかく天理に来たのだから・・・ と 『登酒店』へ寄って帰ることにした。
以前 正式名称「酒商のより」を「のより酒店」と言ってしまって、のよりの奥さんに
「のぼりさんと誤解される」と嫌がられたことを思い出し笑いしながら コンクリートのスタイリッシュな建物、
「梅乃宿」の大型リキュールタペストリーが三方に下げられた「登酒店」に入って行った。
確かに「のよりさけてん」と言ってしまうと聴く人の大半は「のぼりさけてん」と解釈してしまうよな。
店には、お酒を選んでいるお客さんと 登のおやじさんが、話をしていて、私は勝手に
奥にたたずむ冷蔵ストッカーの中のたくさんの地酒たちに挨拶をかわしに向かった。
東北の酒から三重・京都・奈良・大阪の酒、そして福岡の酒まで、まさにこだわりの地酒屋さんだ。
でも今夜この店に寄ったのは、「酒屋八兵衛」のどれか一本を自宅に連れて帰るため。
以前 元坂酒造の桐子女将に 「奈良県だとどこで買えますか?」と聞いて教えられたのが、ここ登酒店だった。
ひょうたんや酒店、山長さんに続いて八兵衛入手三店目を、今日ここ「登酒店」と決めた。
「これ」と言って、ダンディなおやじさんに手渡すと ラベルを見た瞬間 「おっ 八兵衛さん(じゃないか)」と言って
手に取りレジを打ったおやじさん。 お酒に「さん」とつけたところにこの酒への親密度がわかるし、
その瞬間「 あんた、なかなかいい酒 買ったよ」と言われた気がした。
今回の「八兵衛・特別純米酒」、家に帰って早速頂いてみた。
山田錦×五百万石の特別純米酒は、ほんのり甘い余韻を残す。
三重県多気 大台の味わいを感じる酒だ。 味というより飲んだ印象は、福岡の旭菊「綾花」に近いか。
▼私が昨年2011年の年間ベスト5にランクした「酒屋八兵衛」 (伊勢錦)
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/3b51dff1dd94eaecd8a6bca7655e05e6
近場で入手が容易でないのが、難だけど もちろん 今年も引き続き応援していきたい日本酒だ。
近鉄天理駅は始発駅、乗り込んだら真っ先に横になった 「酒屋八兵衛」 (写真)
まるでブログに登場する八兵衛に酔う女将さんみたいだ。
いっそ「ごろり八兵衛」と名付けちゃおうか・・・ な
(寅)