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( 篠峯「夏純」雄山錦 )
■2014/6/9(日) 晴~雨~曇
千変万化の天気という表現も決して大げさではないかもしれない。雨があめんぼ模様を描く田んぼの半分は、田植えが終わったみたいだ。
奈良県は、食米のランキングで関西で数少ない特Aを連続して獲得、最近は北海道(ななつぼし)と九州(にこまる・元気つくしなど)の台頭がめだっている。決してこしひかりONLYではないのだ。
奈良県の中で金剛・葛城のふもとは特に美味しい米の産地。たぶん関西有数かもしれない。何がいいのか。水がきれい。寒暖の差が大きい。この二つが大きいかも。
6月10日に田植え ~ 10月10日稲刈り が例年のパターン。これから田んぼで 4ケ月の成長物語が始まる。緑の芝生は、やがて絨毯に、そして秋風に揺れるライオンのたてがみのようになる。 日本酒を飲み始めて毎年、慈しみをもって米の成長を見るようになった。
たまに小さな表札のような木の看板を見つけ畦道を伝って覗きに行く、ここの田んぼは、ヒノヒカリか あっちはコシヒカリだ。 生産者の名前に減農薬栽培なんて文言を見つけたりする。
五条の金剛山のふもとあたりでは、「露葉風」なんていう酒米を見つけたり、これが首都圏でも人気の酒「風の森」露葉風になるのか と思ったりすると嬉しいものがある。
水を愛し、空を愛し、酒を愛すみたいな・・・ 日本酒を飲むってそういうことなんだと思えると味わいが変わる。
本日、「エポックかつらぎ店」に夏純入荷。 雄山錦「さくら」の夏バージョン。富山の酒米、雄山錦は静岡の「開運」なども使っていたと思う。 八反と似て、さくらんぼの露のような甘い余韻が、私好み。
以前 堺(杜氏)社長に窺った時、本来は、ブレンド用に考えていたとのことだが、お酒にするとあまりに出来がいいので、「雄山錦」のストレートで出すようになった。と聞いたことを思い出した。
このあたりは、コーヒーと似ていて、あえてブレンドの必要がないストレート勝負ができるというのは、野球のピッチャー同様、何といっても魅力だ。
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(寅)
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