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( 仙禽酒造の「愛山」販促ポスター)
■2011/6/19(日) 雨
この5月16日に発売された「愛山55」「愛山80山廃」は、仙禽で初めての「愛山」を使った酒だろうか。
仙禽酒造は酒米「山田錦」と決別してそれ以外の酒米で、日本酒を作っている。 おまけに木の樽(一部) 全量袋吊り。 超変わった酒造りは、真逆をまっしぐら行っているような感じだ。
業界の常識打破! 「山田錦」は使わず、「亀の尾」というクラシカルな酒米を使って、木の樽仕込み、アルコール添加せず、挑戦し続けていたが、鑑評会で金賞受賞したそうだ。 一念岩をも通すといった感じで、「仙禽」は常識にまずは風穴を空けた酒蔵だ。
例えるなら 今年の日本ダービーの出走馬は、全てサンデーサイレンスの血が混じっていたが、スピードシンボリ~シンボリルドルフ~トウカイテイオーと続く日本永年の血統で、日本ダービーを制することを夢見ている調教師とオーナーみたいなものだろう。
その「仙禽」の販促ポスターがイカシテいた。 よ~く見ていると 親しみがわいてくる。 と思ったら これなんとなく金剛山・葛城山のコンビに見えてきた。 もちろん栃木の酒蔵だから金剛山・葛城山ではないのだが。
愛山を「LOVE・マウンテン」と称した ところにもこの蔵のセンスを感じる。 首都圏の一部では、仙禽」はかなりの人気でブレイクしているとも聞く。 今回東日本の震災で被災した蔵だけどまだまだ元気。 こんなセンスの蔵がある限り、日本酒の奥行きの深さと未来への可能性を感じることができる。
酒造りにかける情熱。 これも愛だよな~
(寅)
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