
( 奈良市「酒蔵ささや」) 2012/2/4 18:45撮影
■2012/2/4(土)
奈良市マーチャンシードセンターで福島・郡山の酒を味わった後、
そのまま「もちいどの商店街」を歩き 17:00過ぎに「酒蔵ささや」へ寄った。
それにしてもここのところ日が長くなったものだ。
橿原神宮から引き返さずに電車に乗って奈良まで行ってみようかという気になったのは、
今月末で幕を閉じるこの店にまた寄りたかったからに違いない と店に入った時、そう思った。
だいたいこの店「ささや」には、過去4ケ月に1度の割でしか行ってなかったのに
いざ残りが少ないとなると 先週に続いてもう一度今週も寄ってみよう
という気になるのは、
まもなく終焉を迎える寝台急行「日本海」のように
寝台列車ブルートレインの終焉を聞いて惜しむ気持ち と似ているところがある。
▼先月1月28日(土) 若草山山焼きの日の昼 「ささや」で飲んだ五銘柄
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/827517ed182137cf4b5532d33052dff5
http://blog.goo.ne.jp/yumeichimonji/e/777ad820e19117ce839dd7afa121b621
今回も記憶が風化しないうちに頂いた「春分酒」7グラスの写真をとどめておこう。
▼「姫長」新酒 ▼都祁「氷室」
▼「萬穣」純米 ▼「篠峯」超辛口一火・凛々
」
▼「やたがらす」たる酒 ▼「大峰山」純米酒
「都祁の氷室」と「萬穣・純米」はサラ(新品)を封切りして頂いた。
7酒飲んだ中では、「篠峯の超辛口」山田錦が頭2つ抜けている。
そして次に良かったのが「都祁の氷室」だった。
大阪からこのお店にたまに寄っているというKさんという若い女性と日本酒について
少し話しをしたが、日本酒好きになった彼女もこの店が無くなるのを惜しんでいた。
立春の日の最後の酒に私が彼女にすすめたのは「稲戸屋 大吟醸」
美味しさに満足して家路についたのではなかろうか。
このお店が初めてというお客さんもいまだ結構多く、Kさんと入れ替わるように
40代とおぼしき女性3人組が初来店。
「どんなお酒を飲んだらいいかわからない」とのことだったので、
彼女たちが選んだ2銘柄に私おすすめの「篠峯」を加え
三種味比べを体験して楽しんでもらった。
「あっ やっぱり すすめてくれたこの篠峯が美味しいわ。 この銘柄メモしとこう。
今度これを買うことにするわ」と女同士の会話がはずんでいた。
7杯の日本酒を味わって外に出た時には、すっかり暗く、
この「酒蔵ささや」だけが、光を放っていた。
まだまだ日本酒は、発信しがいがある。
「酒蔵ささや」の間もなくの閉店は、寂しい物があるが、
日本酒の美味しさがわかる仲間を一人でも多く増やしたいと改めて思った。
(寅)
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