一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

眺めは「まるで宝石を纏った女性の足首のよう」 ~ぶらり函館(3)

2018年06月20日 01時55分55秒 | Weblog

(  臥牛山からの函館夜景 )

 

 

函館のホテルに入るなりまずは汗を流し、さっぱりして夜の街に

秋のような涼しい風 駅前はすっかり暗くなっていた。

ロータリーになっている駅前に時折バスが停車

気づけば「函館山山頂行き」となっていて

20:00丁度発のバスに乗車した。

車中乗客は私一人だった。

 

運転手にベテランガイドさんそして客は私一人

「お客さん 今日は山頂までこのバス貸し切りですよ

存分に函館の夜を堪能していってくださいね」と言われた。

わずか400円で、バス1台 運転手、ガイドを貸し切ったと考えれば贅沢この上ない。

 

夜間照明に照らされた明治時代の名残を残すレンガ街の横を通り

十字街でバスは垂直方向に向きを変え、坂道を登り始めた。

別名を臥牛山 その理由は、いずれお話しするとして

貸し切りバスは、ところどころのポイントで

スピードを緩め 車内照明も落とし

動く展望車になっていた。

 

「今夜は、霧もなく本州の灯りが見えます。

そう多くないんですよ。運がいいですよ お客さん」

と言われ まんざら悪い気もしなかった。

 

坂を上り始めて20分ほど

駅から全行程で30分ほどだろうか

頂上に着けば、ご来光を待つ人のように

山上は、ロープウェーからの乗降客含め溢れていた。

そして夜景を前に たくさんの人 この夜景ミシュラン三ツ星評価らしい

左 津軽海峡 右 函館湾

函館はまるでピンヒールの似合いそうな足首のようにも見える

「まるで宝石を纏った女性の足首のよう」

 

こんな表現を残して、滞在時間わずか8分足らず

帰りのバスに乗り込めば 乗ってきたバスの折り返し

「えっ! はや~い もう良かったの?」とガイドさんに言われ

まさか 夜景よりお酒 とも言えず「えぇ 一目見れば十分です」と答えた。

 

帰りのバスは、たくさんの人 再びカーブの度に夜景を楽しみながら

坂道を下り、振出地点である函館駅に向かった。

(つづく)

 

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(寅)

 

 


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