一文字 寅 の 「風菜園(かぜさいえん)」 

「天に星。地に花。人に愛。」 風に乗って、日々の所感を「風菜園」から発信してまいります。

知っとらすか~?鏡餅の上には橙置くんです!

2009年11月30日 21時30分15秒 | Weblog
( 収穫した橙(ダイダイ))2009.11.29

いよいよ霜月も最終日を迎えましたね。
写真は知り合いのところで、昨日収穫した橙なんです。

この樹の持ち主が、ご高齢ということで、ここ3年ばかり
私が収穫のお手伝いをしているのです。

高さ4~5mの樹。
脚立に乗って立ってチョッキン、乗り換えてまた背伸びしてチョッキン
1本の樹ですが、剪定ばさみで収穫に1時間ほどかかりました。

収穫する前までは70個ぐらいかな~と思っていましたが、
葉の色と果実の色が同じ緑という理由からでしょうか
いざ収穫を終えて、数えてみると1本の樹から野球の硬式球
くらいの果実が、150個ばかり収穫できていました。
みかん箱2箱半の量になりました。

橙(だいだい)とは、本当に不思議な果実です。 収穫時は緑、
それがやがてだんだんと黄みを帯びて行き、しまいに名の通り
橙色(だいだいいろ)になるのです。で、取り残した果実は
そのまま再び橙色から緑色に戻るのです。

残り続ける。だから「だいだい(代々)」
落下しやすい果実に比べとても縁起が良い果実とされています。
そして正月には緑から丁度「だいだい色」に変わっています。

だから正月の鏡餅に乗せるのは、コレと決まっているんです。
だいだい家が栄えますように、家族が健康でありますようにと。

「えっ みかんじゃだめなんですか?」とある女性が聞いてきましたが、
「正月早々、未完(みかん)成というのもいやでしょう。」と返しました。

今年は手伝った御礼に1割の15個ほどを頂いて(遠慮しなくていいと
言われましたが)、その中の1個が、来年の鏡餅に乗ることになります。

昨日は、大和肉鶏・豆腐・きのこを買ってきて、私の菜園で引いた
壬生菜・水菜を加え、鶏鍋にしました。お酒は、前述の「美和桜」純米。
この橙が、早速活躍したのは言うまでもありません。
絞った後、お風呂にも入れて有効活用しました。

「橙(ダイダイ)のこと英語で『シトラス』って言うこと知っとらすか~?」
また、橙の皮は、漢方の橙皮で健胃薬でもあるのです。
まさにシトラス効果を味覚だけでなく肌まで感じた夜でありました。
(寅)


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