小さな町で幸せ探し

団塊世代の夫婦の日々・・
夫が生まれて育った故郷で暮らしています。
悲喜こもごものスローライフの物語。

99年の人生でした

2012-02-05 18:27:40 | 日記

親類のおばあさんが、99歳で永遠の眠りに就かれました。
隣市の叔父をお連れし、告別式に行ってきました。
98歳で危険な状態と医師から告げられながらも、
それから1ヶ月以上・・99歳の誕生日を迎えた数日後に
静かに息を引き取られました。

夫の亡き後、20歳代から洋裁技術を身につけ、
後に洋裁学校を設立、女手一つで叔父を育てたのです。
NHKの朝ドラの「カーネーション」ではないけれど
まだまだ和装(着物)が当然の時代において
洋服を着こなしていた・とても洒落た女性だったそうです。

私など、親戚と言ってもおばあさんからすれば
(息子の嫁)の(甥の嫁)なので、遠い位置関係かと思うのですが
夫と共にお訪ねすると分かると、急いで近くの商店に走り
何らかの衣類を準備して待っておられました。
セーターとかジャンパー・エプロンの類。
叔母が「喜んでくれると、あげたくなるお義母さんなんや」と。 
叔母夫婦とは、道路を隔てた別棟に一人住まい。
晩年?(40年)は、タバコ屋の看板ばあちゃんを
98歳までやっていたことになります。

危険な状態になられてから、
一度も痛いとか辛いとかの表情・言葉を出さず見せず
それはそれは静かな最期だったとのことでした。
遺影の写真は、ほころぶような笑い顔でした。

             

一緒に車でお連れした隣市の叔父さん・・84歳。
「ワシも楽に死にたいもんじゃ」って葬式帰りにポツリ。

でも近頃「kayoさん、ワシ・このごろ一寸しんどいんや」って甘える。
「叔父さんシャンとしてね。叔母ちゃんが退院したら元気でるよ!」

叔母が、腰椎脊柱管狭窄症で入院中。
オサンドンの準備でお疲れだそうです。
40歳代後半の独身長男と二人で
叔母さんの有難みをかみしめてくださいな 

 
運転手(片道1時間40分)だった夫は、お疲れモードで帰り着くなり 

私は  甘いお菓子とブラックコーヒーで記事UP。
歳をとると、女の方が元気でしぶとい?