がんに克つ

父のがんを治すためにがんを研究しました。がんは意外と簡単に治ることを知ってもらえたら、亡き父も喜んでくれると思います。

白血病からの生還

2022-03-03 09:00:58 | 健康・病気

今回は、『闘病せず 白血病からの生還』(櫻井妙子:著、元就出版社:2003年刊)という本をご紹介します。

著者の櫻井さんは、3人の子どもを育てている主婦でしたが、2番目の子ども(長男)が15歳のときに急性リンパ性白血病を発症したそうです。

病気に気づいたきっかけは、長男が学校で友人から顔色がすごく悪いと指摘され、彼自身も体のだるさを感じたことで、そのため、学校を早退して病院に行ったところ、即入院となったそうです。

なお、入院時の検査では、白血球が600、血小板が6.6万、赤血球が7.5グラムだったそうです。(赤血球というのは、おそらく平均赤血球血色素濃度のことだと思われます。)

ちなみに、正常値の目安は、インターネットで検索すると様々な値が出てきますが、以前私が受けた健康診断では次の値が掲載されていました。

◆白血球:3,500~9,500個/マイクロリットル(男性)

◆血小板:15万~35万個/マイクロリットル

◆平均赤血球血色素濃度:31.0~36.5グラム/デシリットル

したがって、正常値の目安の平均値に対して、白血球は9%、血小板は26%、赤血球は22%しかなかったということになります。

病院から呼び出しを受けて駆けつけた櫻井さんは、医師から、長男の命が危ないと言われ、その翌日には、5年生存率が50%ぐらいだと告げられたそうです。

そして、入院初日に抗生物質、2日目からステロイド剤、4日目から抗がん剤が投与され始めたそうですが、この治療によって白血球は半分に、血小板は三分の一に減少したそうです。

なお、抗がん剤の投与は5日間続き、2日休んでまた5日間投与するということを繰り返したそうですが、入院14日目の夜から脱毛が激しくなったそうです。

また、抗がん剤の投与には、骨髄穿刺(せんし)という、直接脊髄から注入する手法が使われるため、とても痛いそうです。

さらに、ステロイド剤の副作用により、手足が細くなり、お腹が出て、顔が丸くなるそうです。

その後、入院22日目に外泊許可が出て、休薬期間に入り、その間、抗がん剤投与と血液検査のため2回通院し、1回目の検査では、白血球が1,300に、血小板が10万に増えていたそうです。

そして、外泊11日目に、2回目の検査の結果について説明を受け、白血球は1,300のままだが、血小板は正常、顕微鏡でがんは5%以下となっていて、寛解期に入っていると告げられたそうです。

一方、櫻井さんは、以前からがんを治すことで有名なハーブを知っていて、家族にもそのお茶を飲ませて実際に健康維持に効果があり、長男にも入院直後から1日2回飲ませたところ、発熱しなくなったそうです。

また、長男が入院してから、櫻井さんはがんの治療法について勉強し、そのデメリットが看過できないものであると知ったため、このタイミングで治療を中止し、あとはハーブだけで長男の白血病を治療することを決断したそうです。

そのハーブとは、『ガン代替療法のすべて―ガン治療の真髄に迫る』(Richard Walters:著、松本丈二・大滝百合子:訳、三一書房:1997年刊)という本に載っている「エジアック」で、現在は「フローエッセンス」という名前で販売されているそうです。

結局、櫻井さんの長男は、1年留年したものの無事に進学し、8年経過しても病気が再発せず、元気に大学生活を送ることができたそうです。

それにしても、髪の毛が抜けるような毒物を平気で患者に投与する医師の神経には驚かされますね。

この本には、こういった白血病治療の残酷な部分が詳しく描かれていて、西洋医学の実態を知りたい人にはとても参考になる一冊だと思います。

なお、白血病を自分で治療しようとする場合、こういった民間療法を過信するのは禁物です。

初めてこのブログをご覧の方は、本ブログの「癌はこれで治る」もあわせてご覧いただき、生活習慣全般を見直すことも忘れないようにしていただきたいと思います。

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