先日、舌がんを克服された女性にお話を伺う機会があったので、今回はその人が選択した治療法をご紹介しましょう。
彼女は、まだ子育て中の共働きの主婦だったそうですが、舌がんを告知され、がんに関する情報を集めた結果、手術は受けてはいけないという結論に達し、手術以外の選択肢を探したそうです。
結局、彼女が選んだのは、抗がん剤を併用する陽子線治療で、これによって、あまり髪の毛が抜けることもなく、無事に舌がんが消滅したそうです。
調べてみると、この治療法は「南東北がん陽子線治療センター」という施設で受けられるようです。
ここでは、動注化学療法といって、抗がん剤を動脈から入れると同時に静脈から中和剤を流すことによって抗がん剤の副作用を軽減する方式を採用していて、頭頸部(脳より下、鎖骨より上の部分)のがん治療に効果を上げているそうです。
なお、陽子線治療については、以前「がんの先端医療」でご紹介しましたが、陽子線治療で食道がんを治療し、『生きる力 心でがんに克つ』という本を出版されたなかにし礼さんは、つい最近がんが再発したことを発表しました。
たとえどんなに高度な医療を施されても、西洋医学はがんの原因を治療しないので、がん患者には、常にがんが再発する不安がつきまといます。
その点、今回お話を伺った女性はとても勉強熱心で、「糖質制限」のこともご存じで、食事に気を使っておられたので、おそらく日々体質改善に取り組んでおられることと思い、安心しました。
また、彼女は、子どもたちを立派な納税者にするまでは死ぬわけにはいかないという強い気持ちがあったそうで、こういった生き甲斐があることも、がんの治癒を促進する大きな要因だと思われます。
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