ビーチクルーザーではシリンダータイプと呼ばれるスタンドを採用しているものが多いです。このタイプの特徴はなんと言っても堅牢な作りにあると思います。構造がシンプルで部品構成も強度の高いもので組まれているため、非常にしっかりできています。
米国のクルーザーブランドのほとんどがこのタイプを採用していることもうなずけるものです。反面、工場泣かせの部品としても知られています。このタイプのスタンドはフレームを作る工程の途中でこのスタンドのベースになるシリンダーを組み込まなければなりません。しかもこの取り付け角度が非常にシビアで、誤った位置に取り付けてしまうとフレーム自体がだめになってしまうのです。
それゆえ、フレームの工場では嫌われ者になってしまいます。しかし、このスタンドを採用していると言うことは、生産現場の技術力の高さを証明していると言うこともできるのです。
という前提があるので、販売店ではビーチクルーザーの品質を維持する為、板金修正を日々しているのであった・・・・。
上記写真の工具は大変重宝で、某社と某社、あと某社のクルーザースタンドの修正に活躍しております。