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「子ども食堂」にシェフが来た! 特製カレーにお代わり続出 沖縄市

2016-02-21 16:56:37 | 日記
沖縄タイムズより転載

「子ども食堂」にシェフが来た! 特製カレーにお代わり続出 沖縄市

2016年2月20日 14:45


カレーを食べる子どもを笑顔で見つめる座間味良彦シェフ(右)や北條真奈巳社長(左から3人目)ら=10日、沖縄市住吉

 【沖縄】産婦人科医院のあいレディースクリニック(市美里)の患者やスタッフら向けレストラン・アプリコットが10日夜、沖縄市住吉のゆがふぅ教会にある「子ども食堂」でカレー30食相当を提供した。

» 温かい夕食と居場所をどうぞ…沖縄市に子ども食堂オープン

 おなかをすかせる子どもたちを減らそうと食育講座などに取り組む同クリニックが先月の子ども食堂オープンを知り企画。この日集まった子どもたちは、スパイス控えめ、たっぷりサラダに「となりのトトロ」を描いたゼリー付きという、座間味良彦料理長を中心に作った特製カレーをパクパクと平らげ、お代わりする子も続出した。レストランを運営するHTの北條真奈巳社長は「今後も週1回程度は食事の提供を続け『子ども食堂』を応援していきたい」と穏やかな笑顔で話していた。


南スーダンで暴力衝突 国連キャンプ 住民18人が死亡

2016-02-21 09:56:08 | 戦争立法
しんぶん赤旗より転載          2016年2月20日(土)

南スーダンで暴力衝突

国連キャンプ 住民18人が死亡


  

 南スーダンの北東部マラカルにある国連平和維持軍の設置した「文民保護キャンプ」で17日夜から18日朝にかけて、異なる民族の間の衝突が起き、これに政府軍が介入して、キャンプの住民に多数の死傷者が出ました。現地放送局ラジオ・タマーズジが報じたもの。同キャンプで病院を運営する「国境なき医師団」は、少なくとも18人が死亡し、36人の負傷者を治療したと発表しました。

 国連の潘基文(パン・ギムン)事務総長は「政府軍を含む全当事者に対し、国連施設の不可侵性への注意を喚起する」「民間人、国連施設、平和維持軍へのいかなる攻撃も、戦争犯罪だ」と強い言葉で非難しました。ラジオ・タマーズジによると、17日夜にキャンプに住む三つの民族集団の間で暴力的衝突が発生。住民の証言では、政府軍がキャンプ内に侵入して戦闘に参加したことで、状況が深刻化したといいます。

 国連南スーダン派遣団(UNMISS)の18日の声明は、政府軍の関与には触れず、17日夜から18日にかけての衝突では「小火器、オノ、その他の武器が使用された」と指摘。国連の警察が催涙ガスを発射して鎮圧を図り、平和維持部隊がキャンプの警備を強化したとしています。

 政府軍(おもにディンカ人)と反政府派(おもにヌエル人)との間で2年余り前に内戦が勃発した同国では、230万人が家を追われました。国連は全国に国内避難民保護のためのキャンプを開設し、約20万人を収容。マラカルのキャンプには約5万人が避難していました。

解説

戦争法で任務拡大したら自衛隊が対応することに

 南スーダンの国連キャンプ内で発生した暴力事件は、戦争法に伴う自衛隊のPKO(平和維持活動)任務拡大の危険を証明したことになります。

 改定されたPKO法では、自衛隊が「安全確保業務」と称して、「住民保護」や、特定区域の「監視、駐留、巡回、検問、警備」を行うことが可能になり、これら任務遂行のための武器使用まで認めています。

 これに基づけば、自衛隊が国連キャンプの警備を行うことが可能になります。UNMISSは「住民保護」を主要マンデート(任務)に掲げ、そのための武力行使を認めています。自衛隊がキャンプの警備を行い、今回のような事件に遭遇すれば、「住民保護」のための発砲も求められます。住民グループが入り混じった騒乱の中、暴力とは無関係の住民を誤射する危険もあります。

 今回の事件の直接的なきっかけは、宗派が異なる集団同士の衝突ですが、米国の電子ジャーナル「デイリー・ビースト」19日付は、南スーダン政府軍の兵士50人がキャンプの壁を壊して侵入したと報じています。18日付の国連事務総長声明も、「国連施設の不可侵性への注意を喚起」するよう、「政府軍を含むすべての関係者」に呼びかけており、そのような事態があったことを間接的に示唆しています。

 最悪の場合、自衛隊が南スーダン軍と交戦する可能性さえあります。そうなれば主権国家との交戦になり、政府の理屈から言っても憲法9条が禁じる海外での武力行使に該当します。

 (竹下岳)

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