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森林はクリスマスの香り




欧州は新型コロナウイルス第二波に襲われている。

大切な行事クリスマスも、家族や友人が一緒にテーブルを囲んで集まれない「デジタル・クリスマス」になるのではないかと盛んに言われている。
Zoomでオンライン・クリスマス会。




季節外れのクロッカス...

昨日、ハイキングした森にはクリスマスの香りが充満。深呼吸して細胞が活性化していくよう脳内イメージした。

もしもデジタル・クリスマスが決まったら、プレゼントにはクリスマスの香りのルーム・キャンドルを贈ろうかなと思っている。




イングランドでは10月最後の日にハロウィンが終わったら、次は11月5日にガイ・フォークスの日が控える。
それさえ終われば英国人はクリスマスの準備に命をかけ始める。


今年は子供たちが近所の家を訪ね歩くハロウィンのトリック・オア・トリートはどうなるのだろうか。

わたしの住むこの辺りでは(感染率は低く、蜜だけを避ける生活)、庭先・玄関先にハロウィン飾りがあれば「お菓子あります」のサインになっているが、今のところ飾り付けをしているのは、うちの通りでは一軒だけだ。

ガイ・フォークスの日には松明を手にした人々が、17世紀の人物ガイ・フォークスを引きずり回し(いちよう人形ね・笑)、大焚き火・ボンファイヤーで彼を火刑にして盛り上がる夜。街や村には移動式遊園地が出るところもあり、毎年結構賑わう。
こちらは今年の開催はないようだ。ボンファイヤーが中止になるなんて、戦時以外あったのだろうか。


ちなみにわたしは古代ケルトの「森の王」としてのウィッカー・マン系と、古代ローマの農耕神(<死と再生の神)系が合わさり、ガイ・フォークスと結びつけられたのでは、と思っている。

冬を前に収穫を感謝し、再生の季節がまた巡ってくるよう生贄を捧げ、悪霊をなだめ、汚れを払う、と。

大焚き火、今年こそ汚れを払うのに必要だと思う。
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