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誕生日半分




欧州は新型コロナウィルス第二波に襲われている。

英国でもこのところ毎日2万5千人前後の感染者が報告されており、昨日28日は入院患者数も千人に迫った。
第一波・4月の時点に比較して、感染者数の割には入院者数が低いと言われ続けてきたが、数字はじりじりと伸び続けている。
来週までには1日の死者が500人以上になると計算している科学者もいる。

欧州全体を見ると1日あたりの新規感染者数が前の週と比べて3割以上増加しており、その大半をフランス、スペイン、英国、オランダ、ロシアが占めているという。

よい話としては、夕方(28日)のニュースによると英国のワクチンはおそらく年内に完成する見通しで、一般的に普及するのは2021年、ということだ。


昨日の記事で、今年のクリスマスは「デジタル・クリスマス」になるとか、今月末のハロウィンはどうなるのだろうという話を書いた。
28日のニュースによると、英国のハロウィンは1と2のエリア(イングランドは規制を1、2、3の3段回に分けており、1のエリアは3密を避ける緩いルール、3はほとんどロックダウン)では許可されるらしい。

わたしは1のエリアに住んでいるので、消毒済みのお菓子のパッケージをドライブウェイの外の生垣に置いておこうかな...楽しみにしている子供、持っていってくれる子供、いるのかしら。消毒お化けの絵と一緒に(わたしは娘に消毒狂だと呼ばれている)。


ところでわたしのような凡夫は、ハイキングとピアノと読書、ポッドキャストくらいを楽しみにおとなしく閉じこもっているくらいしか世間の役に立てず、夏以降はそれでなんとかやり過ごしてきたのだが、11月はわたしと娘の誕生日月間で、ずっと前からいろいろプランがあったのだった。

まずは10月に日本とイタリアに行くはずだった...
それから11月上旬と下旬のイタリア旅行。イタリア、どんだけ好きなのという感じだが、ぜひ見たい展覧会があって...

イタリアは自らキャンセルするまでもなく、英国航空の便がキャンセルされてしまい、旅程は空中分解。

もちろん入国時の検疫や偶発的なアクシデント(自分が陰性でも、飛行機内でそばにいた人が陽性なら陰性者も隔離されるとか)もあり、また18時以降はレストランなども営業していないという時点で延期かなとは思っていたのだけれど。


暗く寒い季節の数少ない楽しみがなくなってしまったのを夫が気の毒に思って、50本の薔薇を買ってきてくれた。

誕生日の半分だって。
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