ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

投票しないことは、白紙委任のような事柄を意味する。

2014年11月30日 17時49分08秒 | 国際・政治

 11月28日(金)の朝日新聞朝刊37面14版に「投票 行きますか」という記事が掲載されてます。この記事には、BNPパリバ中空麻奈さん、ラッパーのダースレイダーさん、ウェブマガジン代表の鈴木耕さん、そしてブロガーにして作家のはあちゅうさんの意見が掲載されているのですが、興味深いものもあるとともに、「単に粋がっているだけじゃないの?」と疑いたくなるものもありました。

 4人のなかで最も立派だと思ったのが、ダースレイダーさんの意見でした。一部だけ引用させていただくと、「争点は政治家ではなく、投票者が各自で決めるものです。抱えている課題も関心もみんな違うし」。まさにその通りであり、私が何を付け加える必要もないでしょう。

 これに対し、はあちゅうさんの意見には愕然としました。「政治が自分の生活を変えてくれるとは思わない。けど、投票の義務感は感じる」、「今回の選挙の争点って何ですか。今の日本にとって何が最も大事な政治課題なのか、分からない。選挙なんてどうでもいい、というのが率直な気持ちです」などと続きます。「分からない」とか「どうでもいい」と思っているなら(これもどうなのかとは思いますが)「今の政治は『つまんない口だけ男』みたいですよね」などと軽口を叩いてもらいたくないものです。聞く人によっては「ふざけるな!」と返すことでしょう。私自身がそう思ったくらいです。選挙に行かなければよいだけのことですが、ならば政治に文句を言うな、ということです。

 考えてみればすぐわかることですが(株主総会なども考え合わせるとよいでしょう)、投票に行かないということは、自分の意思を示さないことです。従って、選挙の結果がどのようになろうが、その人はただ結果に従うということを意味します。言い換えれば、選挙に関して、あるいは今後の政治に関して白紙委任状を出したようなものです(あるいは、とにかく何円を払うと手形を振り出したようなものかもしれません。手形は転々と人から人へ移ります)。決定などの際に、自分は何らかの意見を出せるのに何にも出さずにおいて、後になってからあれやこれやと騒ぐ人は、誰が見ても困った人でしょう。

 勿論、選挙権を行使したくともできない人もいます。そのような場合については考慮なり配慮なりをしなければなりません。しかし、選挙権を行使できるのであれば、すべきです。しないのであれば、政治なり経済なりがどのような結果になっても自分は甘んじて受ける、というくらいの覚悟が必要です。そうでなければ「甘ったれるな!」という言葉で片付けられます。

 上の記事で鈴木さんの「解散総選挙に大反対」という言葉は理解できなくもありませんが、「正直いって、今回の衆院選はまったく投票したくないですね」という言葉もどうなのかと思います。結局は「大反対だけど、やっぱり行きます」ということになっていますが。

 解散の是非については様々な見解があることは承知しています。しかし、憲法学でも議論はあるものの、解散については実質的には内閣がその時の政治的判断で自由になしうると考えるのが通説であり、実務でもそうなっています。いわゆる7条説です。つまり、衆議院で内閣不信任決議案が可決された場合(第69条)は当然として、それ以外の事柄を理由とする解散が認められる訳です。それなら、有権者は時節の様々な争点を念頭に置いて投票という形で意思表明を行えばよいのです。

 実際には、一票の格差問題など、選挙制度自体に歪みを抱えていることから、国民の意見がどれだけ結果に反映されるか、不透明な部分が少なくありません。また、立候補にもそれなりの多額の金がかかることから、若い世代の登場が難しくなっているという問題もあります。しかし、だからといって最初から選挙権の行使の機会を放棄すれば、話は終わってしまいます。無責任ここに極まれり、とまでは言いませんが、主権者としての自覚がなさすぎる、と評価することはできるでしょう。

★★★★★★★★★★

 まだ私が大分大学教育福祉科学部の講師であった頃のことですが、2001年3月1日付で私のサイトに掲載した「選挙と投票率」という文を、再びここに掲載しておくこととします。

 「最近のことに限った話でもないのですが、日本の政治状況をみると、倦怠感、空しさ、無意味さを感じるという方も多いのではないでしょうか。相変わらずの金権体質、国民・住民そっちのけの姿勢など、原因を挙げるのであればきりがないほどです。そのことが、最近の選挙における投票率の低下につながっているという印象を受けます。

 このような状況に危機感を覚えるのは、私だけではないはずです。投票率の低下は、選挙に無関心な層が増えているということですから、それだけ、政治と国民・住民との距離が離れていくことになります。そうなると投票率が低下し、距離も増大するという悪循環に陥ります。従って、民主主義の成立・存続にとっては、徐々に迫る深刻な危機である、ということになります。別の言い方をすれば、理由の如何にもよるのですが、選挙権を行使しうる者が行使しないということは、この者が国民・住民としての立場を放棄する、あるいは無条件で現状を追認するということを意味します。

 このような状況を放置してよいのでしょうか。

 2001年2月25日、大分市議会議員選挙が行われました。その日は大分大学で前期日程個別学力検査(入試のことです)が行われたため、20日の不在者投票を済ませました。市議会議員選挙であれば選挙公報は配布されないのでしょうか。私は、候補者が掲げる政策などを知ることができないまま投票に臨まなければならないのです。不在者投票は2度目でしたが、前回がどのような状況であったか、よく覚えておりません。

 1997年4月、当時の大分大学教育学部に奉職してから、私は、3度、選挙についてのコメントを求められました(選挙がらみの犯罪などについても求められたことがありますが、今回の趣旨から外れますので除外します)。おそらく、私が大分大学において日本国憲法の講義を担当しているということに由来するのでしょう。そのうちの2度は、大分放送の記者氏やカメラマン氏が研究室に来訪されました。その時に私が話した内容は、夕方のニュース番組で放映されているはずです。そして、3度目が、今回の大分市議会議員選挙でした。朝日新聞大分支局の記者氏が、2001年2月19日、研究室に来訪されました。政治学を専攻している訳でもないので、適切な内容の話をしえたかどうか、私にもよくわかりません。既に、このホームページにも掲載しておりますが、朝日新聞2001年2月22日付朝刊大分10版27面に掲載された『選択 大分市議選模様 下 投票率 盛り上がらぬ「激戦」 運動転換へ模索の陣営」より、再度、私のコメント部分のみを再録しておきます。

 『組織主導の選挙が主流を占めると、組織にかかわらない有権者が「勝手にやってくれ」と選挙離れを起こす。有権者の無関心が投票率を下げ、さらに無関心となる悪循環になる。議会のオール与党化が拍車をかける』

 『投票率の低さは、組織候補にとって当選しやすい「ありがたい」こと。市議会が何もしないと批判するのなら、まず投票する必要がある」

 しかし、実際に蓋を開けてみたところ、今回の投票率は63.85%で、前回より2%下がり、大分市議会議員選挙としては最低の投票率となりました。

 このことを知り、私は、複雑な気持ちに囚われました。国家公務員としての立場上、特定の候補者や政党を支持する旨のコメントをすることは許されませんし、私自身、その力がある訳でもありません。そのため、啓発を内容とするコメントくらいしかできません。それが不発に終わったのです。そして、選挙も終わり、私の発言は一過性のものとして忘れ去られるでしょう(仕方がないことですが)。

 しかし、釈然としないのです。

 何か事件があると、マスコミなどで報じられ、政治家、そして政治全体に対する激しい批判がなされます。その時には、関心が高くなるのです。

 考えてみれば、これは或る意味でおかしなことです。例えば、政治家が収賄罪で逮捕されるなど、不正が明るみに出されたとします。その政治家、およびその周囲にある人々が悪いことをした、このことは厳しく断罪される必要があります。それにもかかわらず、こうした政治家が選挙で再び当選し、「禊は済んだ」などと主張しているのです。選挙区制度を採用する限り、やむをえないのかもしれませんが、私が問いたいのは、国民・住民自身の責任なのです。こうした政治家を当選させてしまう、いや、より精確に記すならば、こうした政治家に一票を投じる国民・住民の責任、そして、選挙に行かないことにより、結果としてこうした政治家の台頭を許す国民・住民の責任です。

 このように記していけば、必ず、何らかの反論があるでしょう。

 よく耳にする話として『選挙に行くとしても、魅力的な(あるいは投票したい)候補者がいない』という類のものがあります。しかし、これは全く理由になりません。おそらく、このように言う人間の多くが、例えば選挙公報などを読みもしないでしょう。あるいは、民主主義を軽く考えているのでしょう。候補者云々を言うのであれば、自らが立候補すればよい、とまでは言いませんが、もっとよく考えた上で言って欲しいと思うくらいです。

 次に「どうせ何も変わらない」という類の話です。これなど全くナンセンスです。そのように思い込んだところで、どうにもなりません。たしかに、一票だけで何が変わるということはないでしょう。しかし、それが積もることによって、どうにもならない状況が生まれるのです。これこそ受身の姿勢でしょう。

 憲法学的に言うならば、投票という活動は、参政権の行使の一形態です。参政権は、能動的権利の一つです。つまり、積極的に国政に乗り込んでいくという行為が認められる権利であり、国民である限り、年齢などの問題は別として、誰にでも認められる権利です。我々は、日本という国の方向性を定める最終かつ最高の権限を持っています。

 『ブルーインパクト 風』というサイトがあります。以前は『インパクト21』という名前でした。参議院議員選挙の投票率を上げようという運動のサイトですが、その『参議院選挙の投票率向上に向けて』(啓発掲示板)に、私は、『選挙に行かない(棄権する)ことは自慢すべきことではない!』というメッセージを記しました(2000年12月26日16時13分)。全文をここで引用しておきます。

 『国政への無関心、倦怠感が、何度となく聞こえてきます。しかも、今度は参議院選挙、ますます「選挙で何が変わるってんだい!」という叫びが高まりそうです。

 中には、これはとくに新興住宅地などに住んでいる人に多いのですが、選挙に行かないことを自慢するかのような人もいます。

 しかし、「寝ていてくれたほうがいい」発言ではないですが、選挙での投票率が少ないほうが、政治家や官僚にとってはありがたいことなのです。棄権したりする人は、その手にまんまと嵌まっているだけです。こんなばからしいことはないですよね。

 何党を、誰を支持しようが、それは投票人の自由ですが、投票にも行かないで政治にあれこれ注文をつけたり、陰で文句を言ったりする人が多すぎます。こんな無責任な人に、国政に参加したりする資格はありません。そういう人が多ければ多いほど、日本は無責任国家になります。

 そうならないためにも、選挙に行って欲しいと思います。』

 最後に、本当の危機は、多くの人が『危機的状況にある』などと叫ぶ時期または段階のことではなく、それを通り越した段階、あるいは、多くの人に意識されない時期または段階のことではなかろうか、ということを指摘しておきたいのです。そして、そのことを講義の場などにおいて訴えていくことが、大学において法律学を担当する一国民・住民としての私の責務であると考えております。」

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神奈川県内の、鉄道敷設法別表に掲載された予定線

2014年11月29日 16時40分26秒 | 社会・経済

 2013年2月10日付で「鉄道敷設法別表第52号 意外な候補は大手私鉄の超有名路線だった?」という記事を掲載しました。その続きというようなところで、話を進めていきます。

 最近、青葉台で国土交通省鉄道局監修『注解鉄道六法平成26年版』(第一法規)を買いました。これは、言うまでもなく六法の類ですが、法律は勿論、政令や省令、さらに通達も掲載されている専門分野法令集です。店によって置かれているコーナーが違い、青葉台では工学のコーナーに置かれており、二子玉川ライズの文教堂では鉄道(趣味)のコーナーに置かれていました。溝口(正確には久本三丁目)の文教堂本店でも鉄道(趣味)のコーナーに置かれていたと記憶しています。

 さて、『注解鉄道六法』には「国鉄改革」の編があり、そこに鉄道敷設法が掲載されています。正確に記すならば、この名称の法律は二つあり、一つは旧鉄道敷設法とも言われる明治25年法律第4号〔他に北海道鉄道敷設法(明治29年5月法律第93号)などがありました〕、もう一つが別表で有名な大正11年4月11日法律第37号です。これまでこのブログで取り上げてきたのも大正11年の法律のほうです。

 別表で神奈川県に関係する予定路線として、どこがあげられているかは、興味のあるところでした。第52号は既に記していますが、他にどのような所があげられているか、書き写してみます(漢字は現在のものを使用します)。

 「五十ノ五 東京都国分寺附近ヨリ神奈川県小倉附近ニ至ル鉄道」

 「五十二ノ二 神奈川県桜木町ヨリ北鎌倉ニ至ル鉄道」

 「五十三 神奈川県横須賀ヨリ浦賀ニ至ル鉄道」

 「五十三ノ二 神奈川県塩浜附近ヨリ千葉県木更津附近ニ至ル鉄道」

 第52号は国有鉄道の路線としては実現しなかったものの、東急大井町線、田園都市線、小田急小田原線の各一部として実現しています。その他の予定路線はどうでしょうか。

 まずは上記の「五十ノ五」、つまり第50号ノ5です。「神奈川県小倉」とは現在の川崎市幸区小倉のことで、新鶴見信号場(旧新鶴見操車場)があり、その近くには新川崎駅もあります。そこから「国分寺附近」へ伸びる路線としては、武蔵野線が該当します。新鶴見信号場から府中本町駅までは貨物線であり、定期の旅客営業はありません。旅客化を望む声もあったのですが、JR側が難色を示したこともあり、実現していません。なお、武蔵野線の正式の区間は鶴見から府中本町、新座、新松戸を経由して西船橋までとなっています。従って、第50号ノ5は、実際には鶴見から府中本町までの区間となったことになります。

 武蔵野線は鉄道敷設法と深い関係のある路線で、「四十九ノ二 千葉県船橋ヨリ小金ニ至ル鉄道」、「五十ノ二 千葉県我孫子ヨリ埼玉県大宮ニ至ル鉄道」、「五十ノ三 埼玉県与野ヨリ東京府立川ニ至ル鉄道」として構想されていました。それぞれ、起点や終点が変更された上で、当初は貨物路線として開通した訳です。ちなみに、武蔵野線には国立から新小平までの貨物線もあります。

 以上の例から明らかですが、起点、終点のどちらかが変更された上で実現している例は少なくありません。

 次に「五十二ノ二」、つまり第52号ノ2です。これは現在の根岸線として実現しています。但し、桜木町から磯子を経由して大船までです。根岸線は、1964年に桜木町から磯子までの区間が開業し、1970年に磯子から洋光台までの区間、1973年に洋光台から大船までの区間が開業しています。

 続いて「五十三」、つまり第53号です。これが具体的にどのようなルートなのかが不明なのですが、JTBキャンブックスの1冊、森口誠之『鉄道未成線を歩く 国鉄編』によると、横須賀線の横須賀から久里浜まで、京浜急行久里浜線の久里浜から堀ノ内まで、および京浜急行本線の堀ノ内から浦賀までとして実現したことになります。ただ、地図を見ている限りでは違うルートなのではないかという気もします。

 最後に「五十三ノ二」、つまり第53号の2です。現在の東京湾アクアラインのように、東京湾を横断するのかと思いきや、そうではなかったのでしょうか。神奈川県の塩浜とは川崎市川崎区塩浜のことで、現在、東海道本線の川崎貨物駅があります。先の『鉄道未成線を歩く 国鉄編』によれば、面倒な話となります。

 まず、川崎貨物駅から東京貨物ターミナル駅までは東海道本線の貨物線として開業しています。この貨物線は浜松町に向かうのですが、上記の本では東京貨物ターミナルから天王洲アイルまでは未開業、天王洲アイルから新木場までは東京臨海高速鉄道りんかい線として開業、新木場から蘇我までは京葉線として開業、蘇我から京葉久保田までが京葉臨海鉄道(貨物線)、京葉久保田から木更津までは未開業、ということになります。

 単に私自身の興味で記してきました。詳しく調べた訳でもないのですが、川崎市には鉄道敷設法で建設が予定されていた路線が意外に多いと感じました。

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Schroeder-Headz : Live - Synesthesia-

2014年11月28日 00時50分10秒 | 音楽

 今週の日曜日に風邪をひいたことに気づき、それから調子が悪いのですが、何とか仕事をしています。木曜日は、午前中に東松山校舎で講義をして、夕方に板橋校舎で講義をしました。そして、帰りに二子玉川のライズにあるヴィレッジ・ヴァンガードでSchroeder-Headzの「Live - Synesthesia-」を買いました。何とか元気になりたいからということです。音楽を聴いて元気になれるのなら楽な話だ、という声が聞こえてきそうですが、せめて気分だけでも、ということです。

 Schroeder-Headzのアルバムと言えば、やはり二子玉川で「Synesthesia」を買っています。2曲目のBlue Birdがよい曲で、店でもこの曲のPVが流されており、気に入って買ったのでした。昨年の秋に知ったFox Caputure Planほどの衝撃を受けなかったのですが、バンドの基本構造が共通しており(ピアノトリオの形態です)、聴き比べてみるのも面白いでしょう。

 今回購入したCDは、初回限定でDVD付です。これとは別にライヴの模様を収録したDVDも発売されています。

 私は、やはりBlue Birdを気に入っているのですが、今回、このバンドの名前に相応しく、Linus and Lucyも演奏されています。そう、SnoopyやCharlie Brownで有名な漫画"Peanuts"のアニメ版のテーマ曲(?)です。アドリブも展開されますので、オリジナルと聴き比べてみるのも面白そうです(私はオリジナルの演奏のCDなどを持っていませんが)。

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二子玉川ライズのクリスマスツリー

2014年11月27日 20時40分54秒 | まち歩き

二子玉川駅前のライズに、今年もクリスマスツリーが飾られています。試しに撮影してみました。

こちらは駅の東口ですが、西口にある玉川高島屋のイルミネーションも見物です。

ライズがオープンしてから3年と8ヶ月が経過しました。何かと便利なので、よく途中下車しては寄っています。

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新橋駅烏森口

2014年11月26日 14時36分55秒 | まち歩き

 今から5年8カ月前、2009年3月26日、豊洲からゆりかもめに乗り、新橋に出たことがあります。ゆりかもめに乗った際の写真や印象などは「待合室」に掲載したのですが、新橋駅烏森口の写真を掲載していなかったので、ここに載せておきます。

国鉄の蒸気機関車、C11の292号機です。タンク式の蒸気機関車で、1930年代から1940年代にかけて381両が製造されました。

蒸気機関車の形式につけられるアルファベットは、動輪の数をあらわしており、Cなら動輪が3つ、Dなら4つ、ということになります。

  小型で使い勝手がよかったらしく、日本全国で活躍しました。佐世保線では寝台特急を牽引したこともありました。また、現在でも大井川鉄道、真岡鉄道、JR北海道で活躍を見ることができます(動態保存扱いです)。

 おそらく日本の機関車で最も有名なD51はテンダー式機関車で、石炭および水を炭水車に積載し、この車両を機関車に連結して走行します。これに対し、C11は炭水車を連結せず、機関車本体に石炭および水を積載します。

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北の丸公園(田安門)付近

2014年11月25日 18時57分28秒 | まち歩き

東京メトロ東西線・半蔵門線、都営新宿線の乗換駅、九段下は北の丸公園、日本武道館、靖国神社などの最寄り駅です。この駅の2番出口のそばから北の丸公園付近を撮影してみました。

 

 

 

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25周年を迎えた渋谷Bunkamuraにて

2014年11月24日 00時46分45秒 | まち歩き

風邪をひいたらしく、昨日(23日)は喉や鼻に違和感を覚えつつ過ごしました。その前の日、つまり22日の夕方、25周年を迎えた渋谷BUNKAMURAへ行きました。

 もう、こんな季節なのですね。

 私は、妻と「夢見るフランス絵画 印象派からエコール・ド・パリへ」を見るために、ここに来ました。

 セザンヌ(Paul Cézanne)、シスレー(Alfred Sisley)、モネ(Claude Monet)、ルノワール(Pierre-Auguste Renoir)、デュフィ(Raoul Dufy.今年の6月7日から7月27日まで、Bunkamuraで「デュフィ展 絵筆が奏でる色彩のメロディ」をやっていました)、ユトリロ(Maurice Utrillo)、マリー・ローランサン(Marie Laurencin)、モディリアーニ(Amedio Modigliani)、藤田嗣治(Léonard Foujita)、シャガール(Marc Chagall)などの作品が展示されていました。以前からシスレー、モネ(但し一部)、ルノワール、デュフィ(音楽家へのオマージュもの)、ユトリロなどの絵は「いいな」と思い、ポストカードなども買ったりしたのですが、私がとくに強く印象づけられたのはモーリス・ド・ヴラマンク(Maurice de Vlamanck)の絵でした。

 この画家を全く知らなかったのですが、今回の展覧会で飾られていた絵画は、風景画であれ静物画であれ、とにかく暗い色調に包まれていました。デュフィにも暗い色調の作品が多かったと記憶していますが(但し、明るいものも多く、その落差が極端でした)、ヴラマンクの暗さは他の誰をも超えているような気がしました。ここ数年、NHK教育テレビの日曜美術館を毎週のように見ている程度に過ぎず、詳しい訳でも何でもないので(絵を描いたりするのは非常に苦手で嫌いなので)、よくわかりませんが、私が見た狭い範囲の中でも、静物画でヴラマンクのものほど暗いものを知りません。

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昨夜(11月22日)の地震

2014年11月23日 11時11分29秒 | 社会・経済

 昨夜、22時8分頃に地震がありました。川崎市高津区は震度2でしたが、長野県の北部、長野市や小谷村などでは震度6弱を観測しました。すぐにNHK総合テレビを見ましたが、なかなか情報が入ってこない状況が続いたとは言え(仕方のないことですが)、土地が50センチメートルも隆起した、逆に陥没した、建物が倒壊した、けが人が出ている、などの情報が出ています。また、先程、朝日新聞社のサイトを見たら、今日の10時38分付で「JR大糸線に土砂流入、復旧見込み立たず 長野北部地震」という記事が掲載されていました(http://digital.asahi.com/articles/ASGCR3F7KGCRUTIL00L.html?iref=comtop_6_02)。 

 長野県北部といえば、糸魚川静岡構造線が通る所ではないかと思い出しました。地震逃散研究推進本部事務局(文部科学省研究開発局地震・防災研究課)のサイトを見ると「糸魚川-静岡構造線断層帯」として掲載されていました。それによると「糸魚川-静岡構造線断層帯は、日本列島のほぼ中央部に位置する、全長140~150kmの活断層系です。北は長野県小谷村付近から南は山梨県櫛形市付近に達しており、『北部』、『中部』(牛伏寺断層を含む)及び『南部』の3つの断層帯から成っています」とのことです。地図もそのサイトに掲載されているので御覧いただきたいのですが、小谷村、白馬村、大町市、松本市など、断続的に活断層があり、再び引用させていただくならば「糸魚川-静岡構造線断層帯は、約1200年前に白馬から小淵沢までの区間(約100km)で活動し、その地震の規模はM8程度(M7 3/4~8 1/4)であった可能性が高いです。歴史地震としては、762年の地震(美濃・飛騨・信濃)が、この地震に該当する可能性があります」とのことです。

 最近では、2011年に長野県中部地震が発生しています。その時のマグニチュードは5.4だったとのことで、昨夜の地震は6.7でした。今回のほうが大きかった訳です。実際に、昨夜の地震情報を見ると北は秋田県、西は鳥取県でも震度1を観測しています。神奈川県では、震度3を観測した所として、横浜市の中区および港北区、藤沢市、海老名市、寒川町、二宮町、小田原市、厚木市、中井町、大井町、松田町があげられています。

 これだけ大きかった地震ですが、昨夜、NHK総合テレビ以外は通常の番組を放送していました(試しにザッピングのようなことをやってみたのです)。デジタル放送ですから地震速報データは流されていますが、対応の早さはやはりNHKだな、と感じたところです。

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國學院大學法学部「行政法1」(金曜日4限)の補講について

2014年11月22日 13時50分34秒 | 受験・学校

 私が毎週金曜日の4限に担当している「行政法1」の補講の日程が決まりましたので、記しておきます。

 11月29日(土) 3限(12時50分から14時20分まで)

 この時に限り、教室が1304に変わります(いつもの2303ではありません)。

 なお、前日〔11月28日(金)〕の4限は、通常通り、2303で行います。

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気が早いのですが、後期末試験などについてです。

2014年11月21日 19時51分04秒 | 受験・学校

 後期末試験は来年の1月に行われます。まだ2ヶ月先の話なので、気が早いとも思うのですが、問い合わせなどがあるものですから、このブログに書いておきます。

 1.大東文化大学法学部で担当する科目(曜日・時限順)

 ①税法(月曜日3限):後期試験を行います。定期試験期間中です。現在のところ、例年と同じく論述式で、2問か3問を出題し、その中の1問だけを選択して解答していただくことを考えています。一切の参照を不可としますが、条文などが必要な場合には当方で用意します。

 ②4年生の専門演習(火曜日5限):後期試験は行いません。

 ③3年生の専門演習(水曜日2限):後期試験は行いません。

 ④行政法1(木曜日1限):後期試験を行います。定期試験期間中です。現在のところ、例年と同じく論述式で、2問か3問を出題し、その中の1問だけを選択して解答していただくことを考えています。一切の参照を不可としますが、条文などが必要な場合には当方で用意します。

 ⑤基本法学概論(木曜日2限):後期の最終授業日に期末試験を行います。従って、1月15日(木)の2限に行うこととなります。全問必答です。一切の参照を不可とします。

 ⑥法学特殊講義2A(木曜日5限):後期試験は行いませんが、レポートの提出を願うこととなります。テーマ、字数(枚数)、提出日、提出方法については、改めてお知らせいたします。

 2.國學院大學法学部で金曜日の4限に担当する行政法I

 後期試験を行います。定期試験期間中です。現在のところ、例年と同じく論述式で、2問か3問を出題し、その中の1問だけを選択して解答していただくことを考えています。一切の参照を不可としますが、条文などが必要な場合には当方で用意します。

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