ひろば 研究室別室

川崎から、徒然なるままに。 行政法、租税法、財政法、政治、経済、鉄道などを論じ、ジャズ、クラシック、街歩きを愛する。

「だったらやるな」

2018年11月27日 21時49分40秒 | 国際・政治

 今日(2018年11月27日)付の朝日新聞朝刊3面13版に「増税対策 大盤振る舞い キャッシュレス還元■特定世帯に商品券」という記事が掲載されています(https://digital.asahi.com/articles/DA3S13786244.html)。

 御存知の通り、2019年10月1日に消費税・地方消費税の税率引き上げが予定されていますが、その対策ということで、実に多彩なものが、何処かの店のショーケースのように並べられています。軽減税率などは既に決まっていますが、プレミアム商品券(「一体何度目だ?」、「効果についてまともな検証でもしたのか?」)、ポイント還元支援、マイナンバーカードを活用したプレミアムポイント(「買い物のためだけにマイナンバーカードを持ち歩けって言うのか? 危なっかしい!」)などです。

 こんなものを眺めていると、一言だけ口に出したくなります。

 「だったら増税なんてやるな!」

 「減税するほうが、よっぽど意味があるだろう! 手間暇もかからないし、効果的だよ!!」

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遅ればせながら、法学研究所長として、この場を借りて御礼を申し上げます。

2018年11月22日 22時40分50秒 | 受験・学校

 2018年11月21日(水)の10時から、大東文化会館1階ホールにて、法学研究所第28回シンポジウム「ハラスメント 遭ったら? 遭わせないように!」が開かれました。

 講師は、弁護士の田中早苗先生、独立行政法人労働政策研究・研修機構の内藤忍先生です。お二人には、前半に講演をいただき、後半に、進行役として大東文化大学法学部法律学科主任の松原孝明教授が加わった上でパネルディスカッションも行われました。

 テーマの故か、多くの学生諸君が集まり、熱心に聴いてくれました。また、良い質問も次々に出され、講師の先生方も驚かれていました。時間の関係で、挙手してもらったのに全ての質問を受け付けることができなかったことは残念でしたが、学校で、そして職場での様々な事件・事例が紹介されたこともあり、深く考えるための良い機会となったのではないかと思っています。

 この場を借りて、御多忙のところ講師・パネリストをお引き受けくださった田中先生および内藤先生、会場での受付などを手伝ってくれた学生諸君、会場にお集まりいただいた方々に、所長として御礼を申し上げます。

 段取りが悪い、などの点がありましたら、これは法学研究所の責任です。

 

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JR北海道の日高本線、日高門別〜様似の廃止は決定か

2018年11月19日 00時31分25秒 | 社会・経済

 このブログでもJR北海道の問題を取り上げてきました。このところ、仕事の関係によって記事を掲載していませんが、新聞報道などは読んでいます。

 2018年10月12日、札沼線の北海道医療大学〜新十津川の廃止について、沿線の4町長が合意したと報じられました。これにより、2019年に廃止されることが確定的になったと言えます。同線は、札幌駅の隣の桑園駅から留萌本線の石狩沼田駅までの路線であり、札沼線という線名もこれに由来するのですが、第二次世界大戦中には石狩当別〜石狩沼田が休止されており、1972年には新十津川〜石狩沼田が廃止されます。1980年代に入って桑園〜石狩当別(さらに北海道医療大学)は地方交通線と思えない程の活況に満ちることとなり、一部が複線化された上に電化までされますが、残りの区間は典型的な赤字ローカル線のままでした。今や、浦臼〜新十津川は一日一往復のみという状態で、廃止は時間の問題であったと言えるでしょう。

 さて、本日は日高本線を取り上げます。2016年12月22日15時26分56秒付で「日高本線の不通区間も廃止か」という記事を掲載しましたが、やはりそうなりそうです。朝日新聞社が、2018年11月18日3時0分付で「北海道)日高門別−様似間のバス転換容認 JR日高線」(https://www.asahi.com/articles/ASLCK5VQ8LCKIIPE00H.html)として報じています。

 実は、この記事を書いている段階において、日高本線は全線(苫小牧〜様似)が不通となっていますが、11月19日の午後に苫小牧〜鵡川の運行が再開されます。しかし、鵡川〜様似は代行バスのままです。2015年1月に高波による土砂流出が発生し、その数日後に静内〜様似の運行が再開されたものの、2月下旬に再び鵡川〜様似が不通となりました。それから3年半以上が経過しています。

 この間に、JR北海道は鵡川〜様似について廃止およびバス転換を打ち出したのに対し、沿線7町長は反対していました。しかし、この区間の復旧に86億円が必要とされ、運行を再開すれば年間に13億円程の経費がかかるということで、沿線7町長は全区間の復旧を断念するということで11月17日に合意をしたとのことです。

 ただ、鵡川〜日高門別については、大きな被害がないということ、比較的に利用客が多いということで、鉄道としての運行の再開を求めるというのが、沿線7町長の意向でもあります。

 17日の合意は、町長間での合意というに留まります。つまり、まだ各町の議会などに諮っていないのです。これから議会の意見などを聴き、24日に再び町長会議を開いた上で、12月25日に最終結論を出そうと考えられているようです。ちなみに、沿線7町長の間では、鵡川〜様似のバス転換と、鵡川〜日高門別:鉄道・日高門別〜様似:バス転換、鵡川〜様似の復旧(つまり鉄道路線の維持)という3つの案が検討されていました。

 地元も廃止を受け入れるということになれば、日高本線の短縮は避けられないことでしょう。ただ、何の記事で読んだのか覚えていませんが、日高本線は(地方の鉄道としては御多分に漏れずというところですが)速達性などの利便性が低く、例えば静内などから札幌方面に向かうにはバスのほうが便利であるとのことです。そして、(これまた御多分に漏れずという話ですが)自家用車社会の進展です。沿線7町長が鉄道での存続を訴えたところで、実際の説得力は非常に低いと思われます。当該自治体職員およびその家族が、生活において公共交通機関をどの程度利用しているかを意識しておくべきでしょう。

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「だったら来るな!」

2018年11月18日 22時25分44秒 | 受験・学校

 先週の月曜日、つまり11月12日のことです。

 3限の法学特殊講義2Bの開始時、やけにたくさん学生がいるなと思っていたら、第1回小課題の提出だけをして、多くの学生が教室を出て行ってしまいました。

 そこで思ったことは、「だったら来るな!」ということです。

 もう1度そのようなことが起こったら、もうこの講義を打ち切り、全員を未評価とします。つまり、落第とします。

 これがやり過ぎというのであれば、提出しなくていいです。出席している学生のみ、成績をつけます。

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高津駅(DT09)4番線にもホームドアが

2018年11月13日 22時20分08秒 | 写真

昨日(2018年11月12日)の朝、本務校へ行くために高津駅を利用しました。

すると、上り電車のホームである4番線に、可動式ホームドアが設置されていました。

私は一昨日(11月11日)にも田園都市線に乗っていますが、その時にはまだ設置されていなかったので、12日の最終電車発車後から未明にかけて設置されたものと思われます。まだ稼働していません。

 下り電車のホームである1番線には、まだ設置されていません(準備工事はなされています)。

 私が知る限りですが、今日までに、田園都市線の駅でホームドアが稼働しているのは、池尻大橋、三軒茶屋、駒沢大学、桜新町、用賀、二子玉川(田園都市線のみ設置。大井町線は未設置)、溝の口、宮前平(田園都市線で最も早く設置)、たまプラーザ、あざみ野、江田、市が尾です。

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今年も東横線90周年記念ラッピング

2018年11月10日 10時00分00秒 | 写真

昨年(2017年)に登場した東横線90周年ラッピング電車ですが、今年も継続して走っています。

渋谷駅(TY01、F16)の4番線に停車しています。各駅停車渋谷行きとして到着し、折り返しの各駅停車元町・中華街行きとなります。

 昭和40年代後半まで見られた「T.K.K.」です。Tokyo KyuKoの略です。現在の楕円のマークは、扉のすぐ横に貼られているのですが、おわかりでしょうか。ラッピングで隠されていますが、よく見るとわかるようになっています。

 東急5000系のクハ5822です。本来は田園都市線用の5000系で、同線では長津田検車区に所属し、10両編成で運用され、東京メトロ半蔵門線、東武伊勢崎線・日光線にも乗り入れています。東横線では8両編成で、5118F、5119F、5121Fおよび5122Fの4本が元住吉検車区に所属しています。横浜高速鉄道みなとみらい線に乗り入れるのはもとより、東京メトロ副都心線、西武有楽町線、西武池袋線にも乗り入れます。東武東上線で見かけることはほとんどなく、あったとしても和光市〜志木の区間くらいです。

 いつまでこのラッピングが続くのかはわかりませんが、早めに撮影しておくほうがよいでしょう。緑色のスレンレス車というのも、最初見た時には驚きましたが、正直に「似合うね」と思います。

 なお、「東横線90周年ラッピング」および「東横線90周年ラッピング(続)」も御覧いただければ幸いです。

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新潟駅にて

2018年11月05日 00時00分00秒 | 写真

 

 

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報告 御礼

2018年11月04日 02時28分40秒 | 日記・エッセイ・コラム

 2018年11月3日、私は、新潟大学駅南キャンパス「ときめいと」で開催された日本財政法学会第37回研究大会で報告を担当いたしました。この学会で研究報告を行ったのは15年ぶりのことです。

 題は「日本における負担金と租税をめぐる法的分析」です。

 当初、雑誌などで予告されたプログラムからは題も順番も変わり、私が冒頭の報告を担当することとなりました。準備に手間取り、関係各位に御迷惑をおかけいたしました。

 御質問、御意見をいただいた方を初め、皆様に御礼を申し上げます。

 また、2010年3月20日より、私はこの学会の監事を務めてきましたが、11月3日より理事の一員となりました。何卒よろしくお願い申し上げます。

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