かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

次の世代に伝えたい

2014年06月30日 | Weblog
伝えたい思いを次の世代へと
          言葉の響きに優しさ感じ

 
 



明日から7月ですが、一学期も残りわずかとなってきました。耶馬溪中学校に赴任してもう3カ月が過ぎました。あっという間の3か月。明日から生徒たちは、期末テストと向き合います。
 



今日は朝から出張でしたが、学校に戻ると「マナー講座」が始まっていました。福岡県から講師の方が見えられて、「マナー」について、その意義や具体的な振る舞いについて、生徒たちにロールプレイ的なものも交えながら講演をしてくれました。


5時間目は1年生に、6時間目は2年生にと学年に応じた話をしてくれます。現在、先生は、主に、高校で「マナーアップ」について指導をしています。



今日は、日田の高校、明日は中津の高校に足を運びながら生徒と関わっていきます。保育園を経営して多忙な日々ですが、学校関係の講演は完全にボランティアです。言葉一つひとつに重さがありました。
 



2年生の講演を聴きました。職場体験の意義を話してくれながら、社会に出た時に必要なもの、



○体調管理能力・・・食事・睡眠
○心の管理能力・・・身なり・言葉づかい・あいさつ



の2つの視点から生徒に伝えてくれました。講師の方は、保育士、広告代理店勤務・経営、保育園経営と社会の中で幅広く活躍しています。その立場で生徒に今社会に必要なことを分かりやすく生徒に伝えてくれました。
 あいさつについては、
  ・気をつけの姿勢
  ・あいさつが終わったら相手をしっかり見る。
  ・元気にあいさつをする。
 人と会話をする時は、
  ・リアクションをしっかりする。
   うなづく・返事・笑顔・・・・
 



人と人とが関わっていくことが、どんな仕事についたとして、仕事にやりがいが持てることを具体的に知り合いの「駐車場のおじさん」の話をしながら生徒に教えてくれました。逆に「目標の仕事についたとしても、人と関わりが持てなければ、仕事の喜びや楽しさを感じることは少ない。」と言いました。こちらも話を聴きながら学ぶことができました。
 



講師の方が来校して、かつて中学生だった時の先生が耶馬溪中学校に偶然にいて、すごい再会だったことも印象的でした。
 


教えた生徒が社会の中で、素敵に活躍をしていることを先生は喜んでいましたし、講師の方も中学生以来の再会で、当時のことを今でも感謝していることに、講演以外のところで心が温まりました。
 


貴重な時間でした。

記念写真を撮りに

2014年06月29日 | Weblog
あの頃のアルバムめくって時戻り
        セピア色した思い出にひたり

 
 


暑い一日でした。昼前から気温がどんどんと上昇していきました。まだまだ梅雨本番ですが、梅雨を通り越したような気候となりました。車を洗いましたが、水しぶきがとても心地よさを感じました。



昨日は、記念写真を撮影にかつて担任をした生徒のようこさんちの写真館に行きました。写真館で写真を撮るなんて久しぶりです。写真を撮るときにみんなを自然と笑顔にさせてくれます。さすがプロです。


何となくほのぼのとした時間の流れの中で、写真を撮りました。
 


ここのスタッフには、またまた教えた生徒のまりさんが勤務しています。



社会人となり、アパレル系の専門店に就職をしました。ときどき立ち寄って服などを買いましたが、真面目にそして明るく接客をして店長までなりました。これで流れていくのだろうと思っていたら、突然の退職。そして、写真の勉強をするために大阪の専門学校に行きました。
 



その後は、タウンページを見て、広告の出し方を見て興味を持った今の写真館の方に直訴して、就職を頼んだという強者です。大胆な行動の語り草になっているものはたくさんあります。
 


あれから年月が経ち、店の中のことをしっかりと仕切っています。写真の業界の中で、家庭を持ちながら活躍しています。
 


写真もパソコンと直結していて、撮影してお気に入りをチョイスできるハイテク技術を駆使しています。時代の流れに感心しながら、その手順を見ていました。


できあがりが楽しみです。
 



応援ソング

2014年06月27日 | Weblog
道歩み心に刻む応援歌
        メロディきらめき体を包む



 
 
今日は、玖珠町に出張でした。懐かしい人たちにもたくさんお会いすることができました。話を弾むことができました。そして、週末を迎えます。
 


今日の夜、「Mステ」という番組で、「私の応援ソング」というコーナーがテレビに流れていました。自分の「応援ソング」って何だろう。いろんな思い出に、その時流行っていた曲が思い出されます。




先日、PTA広報部のアンケートに「思い出の曲は」という項がありました。それは「いきものがかり」の「ありがとう」と記しました。というのは、自分がかつて野球に携っていく中で、「師匠」たる人に先立たれました。




いろんな野球理論を学びました。



おわかれの会が開かれました。きっと家族の方が創ったのでしょう。会場にBGMが入ったスライドが流れました。その曲が「ありがとう」だったのです。その曲を聞くと、「師匠」のことを思い出します。
 


「Mステ」では応援ソングとなっています。その時、その時で心に残っていますが、最近の曲で、落ち着く・・・頑張れるというような応援ソングは・・・。2つあげると、
 



同じくいきものがかりの「YELL」です。(もう古いか)前任校で、部活で完全下校の時間がありました。生徒が帰ってしまうまで、全校放送でこの曲をかけることが多かったです。「明日も元気で登校しましょう。」「部活、これからも頑張ってください。」という応援歌でしょうか。
 



今は、通勤時間は短いですが、長い時は、「ゆず」や「ミスターチルドレン」の曲を聞きながら車を走らせていました。「ミスターチルドレン」の「しるし」や「HANABI」は好きな曲です。
 



昨年、ELTのコンサートに行く機会がありました。「Time goes by」などいろんなヒット曲を持っています。



うんと前のこと。まだインターネットなど普及していない時代、大学生になった教えた生徒のOくんとELTのコンサートのチケットを取るために、デパートの前に徹夜で並びました。


雨も降ってきましたが、開店までの粘りです。寒さに耐えてついに開店。チケット売り場まで走り込みました。結果アウト。チケットの売り切れ。愕然としたのも思い出です。




その彼も今は、公務員となり水害の復興のリーダーとして活躍をしています。数年後は、インターネットでチケットを取り、Oくんや何人かと見に行くことができました。



時代の変化を感じました。
 



音楽は気持ちを柔らかくしてくれます。思い出をたどる時に、いろんな曲が蘇ってきます。これからどんな曲と出会うことでしょう。

自慢の掲示板

2014年06月26日 | Weblog
寄贈者に松原のぶえの名前あり
          プレート光る学校自慢








先日、グランド整備をして、れいきに土がこんもりのっているのを、隅にやるためにむりやり引っ張っていたら、腰を痛めました。周りの人に言うと、
「年やねえ。」
むっ。むっはいいけれど、動き回ると、痛い~。


今日は、ジャスコで車から降りて、ちょっと腰が引けた状態で歩いていたら、前の学校のお家の方が、「どうしたんですか。」というので、言い訳も長くなるので、「年だからねえ。」
と言いました~。
 


そんなこんなですが、今日は、「掲示」についての話です。
 


演歌「おんなの出船」などヒットさせ、体調を一時壊していた歌手の松原のぶえさんは、なんと耶馬溪中学校の卒業生です。


時折、帰省してかつてはコンサートを開いたりしていましたが、最近は体調の影響もあるのか、あまり帰省したとかは聞きません。


マイナーですが、自分の中学の同級生も演歌歌手になった人がいますが、当時は歌唱力にたけた人がいました。
 


耶馬溪中学校に異動してきてすぐに目に入ったのが、職員室前の掲示板です。

「自転車も 飛ばせば怖い 暴走車」


いやいやそちらではない、その右です。この掲示板の寄贈者の方です。「松原のぶえさん」が贈ってくれています。学校の自慢の品物でしょうか。復調してまた活躍をすることを期待しています。
 


PTAの方たちと学校が中心となって、資源ごみを回収しています。で、今日は腰に負担をかけないように、いつもの駐輪場に行き、あいさつ運動をしていると、駐輪場にある資源ごみ入れの小屋に新聞紙を持ってきてくれた地域の方がいました。




「どこに入れたらいいんですか。」
 


確かに。雨や風に打たれて、「新聞紙」「ダンボール」など入れるところを書いた紙がなくなっています。それで資源ごみ入れの小屋の中がぐしゃぐしゃになっています。




パソコンで資源名の名札を作り、ラミネートしました。そして掲示。ぎくぎくしながら、何人かの先生方と小屋の中を一緒に片づけました。掲示した名札とちょっときれいになった小屋にほっとしました。



そんな作業をしている中でも3人の方が新聞紙や雑誌を持ってきてくれました。結構利用されています。
 



これからもお家の方たちと協力しながら、いい形で回収していきたいですね。

研修日の一日

2014年06月25日 | Weblog
子どもらが知性と心を磨きつつ
         大きく強く生き抜く力を


 


今日は一日、いろんな研修会が行われた一日でした。朝学校に着いてから、「ルーティーン」的な仕事をしてから、教育会館での研修会に行きました。



今回は、レポート発表をする順番でしたので、20分間発表をさせてもらいました。そのことで、中津市の大切な子どもたちの心をもとにした学習力の高まりについて、中津市の校長先生方に考えてもらえたらと、先輩の先生のアドバイスをいただきながら提起しました。



子どもたちがこの先生きていく中で、乗り越えていかなければならない大きな壁がいくつもあります。身近なところではそれが受験であったりもします。


教師をしている中で、自分自身の力で、または、いろんな人にささえてもらいながら乗り越えていく人。また乗り越えきれずに挫折をして立ち直りが遅かったり、立ち直れずに道を踏み外したり、閉じこもりがちになる生徒も見ます。




学習の力を高めていくことはもちろんのこと、粘り強く、たくましく、打たれ強く・・・ということが、ストレス社会と言われる中で、心の持ち方やしっかりと対応していく体力はこれまで以上に大切になってきます。


心にダメージを持ったままの人が年々多くなってきています。それは、教師だけでなく社会で働いている人たちは、感じることでしょう。




心力(こういう力ってあるのかな)と学習力が両輪となって生徒たちが未来の中津市をになう、中津市で学んだことをフルに生かす子どもたちであって欲しいと思います☆

午後からも違う研修会がありました。一日しっかりない頭を使いました。ふーっ☆

リーダーになるために

2014年06月24日 | Weblog
非常時に30:2を教訓に
           胸骨圧迫実践に生かして




 


市の総体予選も終わり、少しずつ進路についての対外的な話し合いも持たれるようになっています。今日は、耶馬溪校で連絡会がありました。かつて一緒に勤務した先生が玄関で迎えてくれました。話していると、とても懐かしく感じます。




いろんなつながりの中で縁を持てていることがうれしく思います。
 

いろんな活動が活発になっている中、昨日の放課後、「心肺蘇生法」の講習会がありました。7月6日の学校公開日の日に、「いのちの重み」の消防士の方による講演会があります。正式には講演が終わったあとに「心肺蘇生法」の講習会が行われます。
 


いいなあと思ったのは、消防署と担当の教職員が話し合った結果、事前に保健委員会の生徒に指導をしておいて、7月6日には、講習会のリーダーになって、当日はアシスタントをしてもらうということです。


ただその日だけで学ぶのではなく、リーダーを養成しておいて、本番を迎えるのです。昨日はリーダー養成の講習会でした。学校の多目的ホールで実施されました。





行くと、すでに消防士の方々が見えられて、心臓の波動について学んでいました。わかりやすく説明をしてくれていました。生徒たちも7月6日での役割があるので、人に教えなければならないので、真剣に受講しています。
 


続いて、救命措置の実習です。グループに分かれながら、何度も消防士の方たちが手本を示してくれました。



「心肺蘇生法とAEDの使い方」です。一度、AEDの講習会を受けたことはありますが、何年も経っていると忘れていることがあります。



反応を確認する・・・助けを呼ぶ「あなたは119番に通報を、あなたはAEDを取りに行って下さい。」(具体的に人を決めると動きが素早くなる~なるほど~)・・・状態を10秒間見る・・・胸骨圧迫を30回、人工呼吸を2回する(30:2を忘れない~なるほど~)・・・強く速く絶え間なく(そうかあ~)・・・AEDの使用となります。


AEDがないときは、胸骨圧迫と人工呼吸を救急車がくるまで行うということです。生徒や消防士の方の人形に、反応を確認する「大丈夫ですか、大丈夫ですか。」という声が多目的教室に響きました。



何度もチャレンジして、保健委員会の生徒たちも確実に覚えました。当日はいいリーダーになりそうです。生徒たちが何度も取り組んでいるのを見ていて、こちらも覚えました。


覚えて使えるのは、「有効期限は1年間かなあ。」また忘れそうです。



特に山間部に行くと、救急車の到着時間も遅くなります。その間何もしなければ、救命率は下がります。今回の取り組みは、この地で生きていくためには、必要なことです。 



7月6日の午後、「いのちの重み」と「AED講習会」は地域の方も是非、参加してみませんか。学校公開日なので、気軽に体育館に足を運んで下さい。講演会もイケメン講師ですよ。
 


13時10分から13時55分・・・講演会
 

13時55分から14時40分・・・AED講習会
となっています。

フレッシュマンデー

2014年06月23日 | Weblog
月曜日 週の始まりは億劫な
        生徒の声に背筋も伸びて





 月曜日・・・休み明けで、ちょっとおっくうな月曜日。今日の朝は自転車通勤をしようと強い決心を?していましたが、用務員の方が都合で学校に来られなくなったので、鍵を開けることになりました。

一緒に行ってくれる生徒に電話するのは時間的にちょっと早い。でも約束を破ることになる・・・家まで行って自転車に、



「学校のかぎを・・・残念ながら・・・自転車で・・・できません。」
と紙を貼って、学校に出かけました。あいさつ運動に立っていると、



「なんだね、この紙は。まあ、仕方ないけどね。」

納得してくれただけよかった。
 


今日、朝あいさつ運動に立っていると、ふだんは、声が小さく言ってくれる生徒も、元気に
「おはようございます。」
 


転任してまだ日が浅く、あまり話ができていない生徒と

「先生、今日は、友だちと酒屋さんのところで待ち合わせていたんだけど、来なかったよ。」

などいろんな会話も弾ませることができました。
 


おっくうな月曜日と思っていましたが、生徒との関わりの中で元気がもりもり出てきました。生徒たちの授業の様子を見て回っても、真剣に授業に向き合っていました。


生徒たちにとっては休みを挟んで「フレッシュマンデー」となっていました。
 


今日は、雨上がりでグランドの埃も舞い上がらないので、昼休みいつもの趣味の?グランド整備をしました。今の学校の勤務は初めてですが、今までよく横のグランドを通ることがあったのでどの辺りがよく草が生えるか理解しています。



もうかなり草が生えています。最初は快調に車を回しました。しかし、湿った土なので、だんだんとれいきに土がのってきます。



乾いていたら土がれいきを通ってうまくれいきからこぼれていくのですが、回るごとに車が重くなっていきます。エンジンにしっかりと負担を加えました。



また車が見事に泥まみれになりました。何気ないことですが、グランド整備もコツが入ります。グ


ランドが乾ききっていると、周りの民家に迷惑をかけますし、湿っていると、れいきに土がどんどんとつもっていきます。これから体育大会まで草との戦いになります。
 


芸術の域まではなりませんでしたが、グランドちょっとだけすっきりして気持ちもすっきり。この一週間も頑張りますよ。

幸せの旅立ち

2014年06月22日 | Weblog
喜びの二つの家族の訪れに
        幸せ祈って車見送る


 


6月の花嫁といきたいところですが、それぞれの仕事の関係でまずは明日入籍ということで、かつての教えた生徒とお相手の方があいさつに来てくれました。



幸せそうな雰囲気でしばらく話をしました。


お互いの勤務先まで距離があります。中間地点をとって通うということですが、一つひとつを乗り越えながら、あたたかな家庭を築いていって欲しいと思います。今日は、かつての生徒のご家庭で食事。



そして明日は、休みをとって一緒に役所に行くということで、ホットな二人の姿でした。




 
この二週間、子どもたち家族が帰ってくれていました。新しい家族も増えて賑やかな家の中でした。それぞれが仕事分担をしながら、楽しい二週間となりました。生活スタイルが違うと思うのですが、子どもたちも気配りをしながら過ごしてくれました。



今日の夕方たくさんの荷物を車に詰めて帰って行きました。生活用品などの荷物がなくなった部屋がひっそりとして静まり返ったような感じがしました。



自分自身が末っ子で、姉たちが帰省して、また戻って行ったあとに両親が寂しそうにしていた姿をよく見ていました。

今の自分たちの姿が両親と同じなのでしょうか。




これから子どもが気持ちを合わせながら家族も増えた大切な家庭を育んでいって欲しいと願っています。

ふれあいの土曜日

2014年06月21日 | Weblog
実が熟しぼとぼと落ちる梅の粒
         染めた黄色の庭の彩り


 


朝から雨模様。紫陽花がめいいっぱいに最後の可憐さを出しながら咲いていました。朝、中津の街に出てから学校に行きました。2年生の親子PTAのふれあいレクリエーションが体育館で開催されるからです。



たくさんの車が駐車場の止まっていて、たくさんのお家の方と2年生の生徒たちが体育館でミニバレーボール大会が行われていました。賑やかな楽しい声が校庭まで響いていました。
 


一チームの試合数も多くありました。耶馬溪中学校ではPTA一事業としてどの学年も「ふれあいレクリエーション」を持ちます。まずは今回の2年生からのスタートです。
 



生徒たちはみんないい表情をしていました。笑顔の花がしっかりと咲いていました。市総体が終わりました。大きな行事が終わって、今日はちょっとリフレッシュの「のろよこい」でした。

思いの交錯

2014年06月20日 | Weblog
山あいの校庭響く「おはよう」の
        生徒と保護者のあいさつ運動


 



今日の朝は交通安全日でした。学校の周辺には、地域の方が立ってくれていました。



また歩道橋の下は、PTAの方、生徒会、先生方が立って、交通指導とともにあいさつ運動を展開しました。生徒会がこの運動に参加するのは初めてでした。あたたかな光景が広がっていました。



いろんな取り組みの中で、生徒たちがしっかりとあいさつができる、地域の中で繋がりが持てる力をつけていって、これからの時代の中で、「優しく」「強く」生きていって欲しいと思います。
 


ちょっと嬉しかったことがあります。今日の朝、全校集会がありました。その中で、市総体の表彰式がありました。賞状を入賞した生徒一人ひとりに渡しました。賞状を読みながらちらっと、受賞した生徒の顔を見ると、いい表情をしていました。



渡す時、どの生徒も自分に小さな声で「ありがとうございました。」と言うのです。渡す人ともらう人の空間でしかわかりませんが、自然と「ありがとうございました。」と言える生徒に感激をしました。
 


そんな一日のスタートを迎えました。



でもすごく衝撃的なこともありました。
 


ある会議の中で、今の教育に求められていることが、このような素晴らしい姿ではないような、今まで自分自身が生徒と関わりを持ってきたことがすべて否定されているようなことであるような厳しい発言がありました。


不登校の生徒を出さないとか、地域の方とのふれあいの中で学んでいくことよりも、一点でも多く点数を上げることが大事であるような会議でした。
 


基礎基本や活用力をつけることに対して、何ら否定はしませんし、きちんとその力をつけていくことが私たち教員の使命です。しかし、学校での目的はそれだけではないと思うのです。
 



人を大切にする心、苦しいことにも耐えていく強い気持ち、ふるさとを大切にする気持ち・・・そういう人として大切な部分を学びながら、学習の力をしっかりとつけていかなければなりません。



子どもたちは生きています。いろんな背景があり、様々な環境で育った子どもたちが、一つの教室で学んでいます。



そこには喜びや仲間意識もありますが、多くの葛藤があり、悩みがあり学校生活を送っています。教員も日々ドラマの連続です。
 



何か事がおこった時には「心の教育も大切である」と言いますが、どんな取り組みよりも今日の会議の中では「点をあげろ」です。いろんなところで会議が行われていますが、学力をつけるためには、まず心の教育、安心安全な学校づくりがあってのことだと思います。
 



自分自身、教師になったのは子どもたちとの授業はもちろんのこと、子どもたち一人ひとりと確かな関わりをしたいと思ったからです。その気持ちはいずれやってくる教師生活の終わりまで、他の誰より負けないようにしっかりと持ち続けたいと思います。
 
 


いろんな思いがかけめぐった一日でした。

梅雨の合間の青空

2014年06月19日 | Weblog
爽やかな梅雨の合間の青空が
        優しい空気を流してくれる








朝の青空がとてもきれいでした。昨日まではしとしととした雨模様が続いていました。雨が空気をきれいにしたのでしょう。気持ちのいい青空が広がる朝を迎えました。
 


青空、緑の山々、山にかかる白い霧、山国川の水の青とゆっくりとその景色に見とれる時間が欲しいような美しさでした。あいさつ運動に行くとき、川をのぞき込むと鮎釣りの人たちが釣りをする準備をしていました。



山国川も鮎釣りが解禁となり、今日は絶好の釣り日和なのかも知れません。
 



昨日の火曜日は、校区の方たちが来校してのサロンとしてのパソコン教室が開かれていました。部屋に入ってみると、真剣にエクセルの使い方を学習していました。可能な限りの方にも学校を開放しています。


授業を見て回っていると、生徒たちの学習風景とともに、パソコン室では一生懸命に地域の方がパソコンとにらめっこしています。老若男女・・・学校は学舎になっていました。地域の方も生徒たちの声がいい刺激です。



公民館などではなく学校で学ぶということが、ほとんどの方が社会の第一線を退職されている中で、学生時代に戻ったような気持ちになるのでしょう。

「学校に行けるのも楽しみですよ。」



と声をかけた地区の方。一人ではパソコンを学ぶことはまずないでしょう。地域の人たちが「よろうち来る」からこそ、パソコン操作がマスターできます。パソコン室に行くために、地域の方が授業を横目に廊下を通っていく姿にまた中学生も授業に緊張感を持ちます。
 



いつもは、3学年しかない中学校も火曜日だけは4学年として授業が展開されています。みんながいい学び合いができていました。




そして今日も、生徒たちの授業での弾む声が職員室まで聞こえてきました。



総体が終わり、今授業も本格的に進んでいます。

厳粛な式に参加して~戴帽式~

2014年06月18日 | Weblog
雨に濡れ滴が光る紫陽花の
        向こうに見える子らの登校


 



今日の朝はあいさつ運動にいつものところではなく、車で乗降する場所に立ちました。ちょっと見るところを変えると、人や人の動き、物もいつもとは違った見え方をします。昨日、ブログに書いていた紫陽花ロード(勝手に名付けた)ところまで少し足をのばしました。今日もまた雨の一日でした。
 


自然には逆らえないことは分かっていますが、こうよく雨が続くと、日差しが欲しくなります。勝手な人間の欲望です。
 


午後から東九州龍谷高校の「戴帽式」に参加をさせてもらいました。


耶馬溪中学校・三光中学校出身の生徒もいました。厳粛な中での式でした。中学校時代からまた成長した姿で入場してきました。



校長先生から生徒一人ひとりにナースキャップがかぶせられました。生徒たちの表情を見ていると、とても落ち着いていて目標や目的をもって高校生活を送っていることを感じました。



キャップをかぶった後は、ろうそくを点灯してステージに並びました。幻想的な光景です。涙を流しているお家の方もいました。「ナイチンゲール誓詞」を


「・・・われは心より医師を助け、わが手に託されたる人々の幸のために身を捧げん・・・。」



と全員で唱和しました。
 


校長先生から「40年、50年と年数がたつにつれ、人は成長するのではない。観察していく中で感性を磨き経験を積んでいくことが大切である。」
ぐさ、ぐさ、ぐさりと心に突き刺さる言葉です。



年端を重ねても常に前向きに刺激を求めていく姿勢、相手を思いやり心を磨いていく姿勢を忘れてはいけないということだと思います。行動がおっくうになり、ついつい口だけが、理論が先行してしまいがちになります。
 


お世辞ではなく、緊張感のある式の中で、未来の看護師たちが「輝いて」見えたのは、常日頃から自分自身を磨く姿勢で学校生活を過ごしているのでしょう。
 


少しだけ耶馬溪中学校・三光中学校の生徒と話す時間がありました。これからの頑張りをしっかり応援していきたいと思います。一緒に写真も撮りました。



「9月からの病院での実習は厳しいものがある」

と言っていましたが、現場に出れば、実習生も組織の一員です。病気やけがで苦しんでいる患者さん、闘病生活の中で心にダメージが存在している患者さんと関わりを持っていきます。



実習の中でたくさんのことを学んで、早く専門職の看護師として、医療の第一線で活躍をして欲しいと思います。
 


閉会後、全員で記念撮影がありました。感動を生徒たちと味わうことができました。

家族に感謝

2014年06月17日 | Weblog
雨降って地固まると願いつつ
        窓越しに見る子の学ぶ顔


 



雨の一日。梅雨らしい天気です。勤務先からちょっと深耶馬渓の方に行く坂道に紫陽花がとてもきれいに咲いています。紫陽花ロードでしょうか。



生徒たちも今日も一生懸命に学校生活を充実させていました。
 


勤務先の先生のご家族の方が亡くなられたので、昨日はお悔みに、今日は葬儀に出ました。最後までしっかりと看病されたという話を聞きました。



亡くなられた方は、若かりし頃は、着物をつくる仕事をしていて、すれ違う人が着ている着物が自分の作った着物であるのを見つけた時には喜んでいたという話を、最後のあいさつの中で聞きました。その家族の姿にあいさつした方自身も喜んだというのです。



今ではその家族の影響もあってか、美術系の仕事についているそうです。すごくイメージできました。亡くなられた方は時代をしっかり歩んできたのでしょう。
 


10年前、三光中学校時代の時です。父を亡くしました。部活をしているときに、何度「危篤」ということを聞いたでしょうか。それでもなんとか父は踏ん張りました。



今でも家族に感謝していることがあります。以前も書いたことがありますが、父は大腸がんと闘っていました。ストマーをつけ、生活をしていました。父が頑張っていることは、家族のだれもが感じていました。




風呂に入るときに、どうしても腸から便が漏れるのです。


父は昼間風呂に入るので、子どもたちを含め家族が入るときは、風呂のお湯が便ですこし濁っています。でも子どもたちは、少しも父に対しても私たちに対しても愚痴を言ったりしたことはありませんでした。


父が家族に愛情をかけた分だけ、子どもを含め家族も父に愛情を捧げてくれていました。黙って風呂に入っていた家族に今でも感謝しています。


子どもたちは思春期で思いはあったと思いますが、何もないようなふるまいをしてくれていました。
 


父は自分のかかりつけの病院に、車で子守りがてらに母と一緒によく孫を連れていっていました。子どもが初めて車を買ったときに、父のナンバーを付けていたのには、驚きました。子どもはそのナンバーを今でもつけています。そして子どもは、そのナンバーの車で父によく連れて行ってもらったかかりつけの病院に勤務しています。




毎朝、学校であいさつ運動に立っていると、そのナンバーの車から子どもが手を振って通って行きます。この4月から朝のひとときに、こうやってわが子をそして、父のナンバーを見送ることができるのも縁やつながっていく深みに幸せを感じます。


父や母が生きていたなら、どれほど喜ぶだろうかと思います。


明日もまた雨でしょうか。

懐かしいアナログ時代

2014年06月16日 | Weblog
ふるさとを離れて電話をかける子に
            受話器の回りに家族が並ぶ


 


携帯電話が、その前はコードレス電話が普及する前は、固定電話でした。今は、携帯電話が便利なのですが、当時は電話がコミュニケーションツールとして主要なものでした。
 



たとえば、私自身が大学生でふるさとを離れたときに、家に電話をかけると、誰が出るかわかりません。



父、母、姉・・・しかし、そこでいろんな人が受話器に来て、入れ替わり立ち替わり話ができます。自然とそうなる流れがありました。




今日ある会話の中で、「昔は、根性あったで。」とある人の話。



「つきあっている人のところに、電話をするときに、昔は、勇気がいった。時間を決めていても誰が出るかわからないし、もし親やったら、何を話していいのやら。」



さらに違う人が。



「そうやなあ。自分が渋谷のハチ公のところで待ち合わせをしていたら、2時間待ったよ。もう帰ろうとしたら、彼女と出くわした。彼女は裏の方にいたそうで、やっぱり2時間待っていた。」
なるほど。携帯電話があれば・・・ということです。
 


その昔話に話が盛り上がりました。
 


確かに、子どもたちが学生時代、よく電話がかかってきました。もうその当時は、携帯電話が普及していたので、仕送りなどもあって回数的には母親にかかってくることが多くありました。



携帯電話が普及したら、電話に出る人がずばり決まっているので、「だれが電話に出るか。」とか気にする必要はほとんどありません。その分、黒電話時代のわくわく感、一つの電話で家族たちが受話器の交換をして話すなどの姿が消えました。



「最近、履歴に残ってないんだけどねえ。」


と時々帰省したきた子どもたちに、母親へのジェラシイーと皮肉を。聞いてはいませんが、子どもも父親母親のどちらの携帯に電話をしたらいいのか悩んだかも知れません。



気を使って時折、固定電話に電話をかけてきていました。その時は、父や母(子どもにとっては祖父や祖母)も喜んで電話を取っていました。
 



通信手段は、時代とともに大きく変化しています。その中で、人がだんだんと多くの人と話さずに済むようになってきています。実際にフェイスブックやラインなどの良さもたくさんあることは実感しています。



しかし基本的にメールよりも声で、声よりもフェイス トゥ フェイスでという気持ちは忘れないでいたいものです。人と人との結びつきを大切にすることは不易であると思います。

腹十分目

2014年06月15日 | Weblog
父の日に梅雨を払って爽風の
         ご馳走食べてベルトを緩め


 


昨日の夕方、家に帰ると自称「たけのこ屋」さんが「はちく」を持ってきてくれました。感謝です。早速料理をして食べました。新鮮でとても美味しく食べました。たけのこもいいけれど、はちくも柔らかくて味も格別です。 
 



この土曜日、日曜日はいろいろごちそうにありつけました。



土曜日はかつて勤務した学校の先生の同窓会?でした。一次会だけでしたが、久しぶりにお会いして嬉しく思いました。その当時の雰囲気そのものが出ていました。めったに食べない料理なども出ました。


腹も出るほど、(もう出ているか☆)食べました。会話も弾み、懐かしい時間でした。
 


そして今日。「父の日」でした。連れ合いの両親たちや子どもたちが集まって「父の日」などいろんな会のお祝いをしました。



子どもたちから電気鍋・今治タオルをもらいました。電気鍋でさっそくお好み焼きを作ってくれました。


今治タオルは、母の葬儀の時の香典返しに渡したものですが、自分がそれを一つとってなかったので、「思い出」にと頼んでおいたものです。
 


それぞれのいろんなものを持ってきてくれたので、腹の中にごっそりと入れました。朝、旬菜館でみんなが集まった時の昼ご飯の材料を仕入れに行ったときに、そこの知り合いの方から、
「ちまきはできたてだから美味しいよ。」
と勧められ、さらに腹におさまりました。
 


連れ合いの両親も来てくれたので、散歩がてらに溪石園に行きました。ちょっと立ち寄るには無料でとてもきれいです。4月に行ったときは、桜の花がきれいでしたが、今は緑で埋め尽くされています。


朝は残念ながら、ワールドカップサッカーで、日本がコートジボワールと対戦して敗れて意気消沈していましたが、午後からは楽しい時間を持つことができました。
 


元気に親戚などが集まることは幸せに感じます。みんなが来てくれている時は嬉しいのですが、帰った後は寂しく感じます。また明日から、しっかりと勤務です。一週間が始まります。