かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

「水の恵みを~水神祭典」

2024年06月09日 | 大分県
なんとなく梅雨の匂いがします。
 
庭のあじさいがとてもきれいに咲いています。
これから雨の季節となっていきます。
 
昨日の夕方は、水神祭が地区の神社で開催されました。
水の恵みを乞う、水の災いが地区を守るということの祭典です。

神事を行い、そのあとは直会があります。
昔からの「祈る」の行事です。

田んぼの神様を迎えて豊作を願い、その際、田んぼで取れる米から造った日本酒を神様にお供えしていたことから祭事やお祭りでは日本酒がお供物として扱われ、そのお下がりをいただくということだそうです。

座元だったので、直会では、社務所で、お弁当・お酒のふるまいがあります。

ひと昔までは、夜遅くまで飲み明かしたことでしょう。
今は、既定のお酒を飲み終えてから終わりです。 
 
今年は座元。
最後は、来年の座元に引き継ぐ「らいつ(どんな字を書くのでしょう。)」があります。

お酒をコップにつがれて、飲みほしてから、
「まだまだそれでは、来年に引き渡されん。」
と周りから言われ、また飲んで・・・。
来年の方に当番を渡します。
 
今日は、近所の方が用事でやってきたときに、
「昨日は、大丈夫やった?」と
言われました。
大丈夫ではありません。
 
こんな祭典をくり返しながら、地区の絆も深めていったのでしょう。
 
気分が悪くなった分だけ、今年は、水の恵みを受け、水の災難がない地区であって欲しいと願っています。

「綴っていくこと」

2024年06月06日 | 大分県
思いを綴っていくことは、自分の考えや思い、今の在り様を見直させてくれます。
 
先日の朝刊を見ると、昨年度、受け持った子どもたちの意見文が掲載されていました。

3学期に投稿したのですが、先日、新聞にのりました。
 
一つの事象を真剣にとらえ、考えて、文章を書き進めました。
ふだん何気なく見ているものにスポットをあてることにより、そのことをいろんな角度から深く考えさせてくれます。

そして、ものを見る目、心の成長へとつなげていきます。
 
国語の意見文の学習内容の時間に構成表を作り、書き綴りました。
 
ただ思うだけでなく、情報を整理しながら、言葉として表現していきます。
考えに深まりができてきます。
 
かつて中学校勤務の時、入試で面接練習を繰り返す機会が毎年ありました。

最初、夢や目標がぼんやりしていたものが、言葉を繰り返すことで、夢や目標、高校に入ってしたいことがはっきりとしてきます。

その子どもたちの、心の変化を練習を通して感じることができるのが、楽しみでした。
 
言葉にすることの大切さを感じます。
 
次週も掲載されるということで、子どもたちには、大きな励みと自信になります。
 
ブログも綴りです。
自分がよりよく感じたことを書き留めていっています。

毎日書いていく中で、ものを見る目が、少しだけ、前向きにとらえられるのかなと思っています。

「三つ子の魂百まで」

2024年06月04日 | 大分県
給食時間、給食の先生がやってきて、おはしやお茶わんの持ち方を指導してくれます。

「おはしは、親指と人差し指と中指をうまく使って、このように動かしてごらん。」
と見本の動作もしてくれます。

「これを三つ子の魂百までというんですよ。つまり小さい頃身につけたことは、大きくなっても役にたつのですよ。」
なるほど。
 
子どもたちにとっては、教科指導では学べないありがたい指導です。
 
ちょっとしたしつけ、習慣づけが、一生の習慣となっていきます。
 
給食の時間、子どもたちのペアで食べ終わったら、お茶わんなどを見ます。

ご飯粒がのこっていないか、自分で量を調節したおかずの残菜がないかなどです。

子どもたち同士だけではなく、こちらにもチェックが入ります。
「せんせい、ご飯粒が残っているよ。」
はいはい。
 
それが、毎日毎日続くと、こちらもご飯粒が残ってないか、きれいにおかずを食べているか、家の食事でも気になります。
 
最近は、しつけの価値観も多様化しています。

しかし、幼い頃から正しい習慣を身につけておくことは、将来にわたって、生かされていきます。
 
授業中に筆箱から鉛筆などをいっぱいに広げてしまっている子ども、机の中の引き出しが整理できずに、ぐちゃぐちゃになっている子ども。
 
一人ひとりに指導することは、エネルギーと多くの時間がいるので、工夫が重要です。
確実に限界があります。

ポイントを押さえ、今日の目標の中に、今、できていないこと、課題を取り入れるとか、帰りの会の項目の中に、整理整頓のコーナーを入れるとかよりよい習慣を意識させていくことが大切です。
 
また、学校だけでは、「三つ子の魂」は無理です。

できていないことを家庭にお願いすること、家庭とのよりよい連携が必要です。

習慣の最後は、家庭にかえっていきます。
 
家庭でできること、学校でできることのよりよい「しつけ」をしながら、子どもたちの成長へとつなげたいものです。
 
久しぶりに聞いた「三つ子の魂百まで」。
あらためて実感します。

今日の空は、夏空でした。
退勤で校舎から車に乗る途中にも自然の美しさを感じました。

写真は、今日の「夏」です。


「金富神社での学習」

2024年06月03日 | 大分県
生活科の時間に、校区内の探索をしています。
それぞれの地域には、それぞれの文化が存在し、それを地域で守っています。
 
午前中に2年生の子どもたちと、学校の近くにある「金富神社」に行きました。
きれいに小石が敷き詰められた広い境内の中に、神社があります。
 
神社の前は、通勤路ですが、なかなか立ち寄る機会がありません。
道路から神社を見てもよくわかりませんが、境内の中は、とても広いです。

お薦めのスポットです。

友だちが、
「お守りなどが可愛いですよ。」
と言っていました。
子どもたちと、売っているところを行くと、いろんなお守りがありました。
 
宮司さんたちが、子どもたちが来るのを待っていてくださいました。そして、たくさんの話を聞きました。

話によると、創建は、1300年以上前の奈良時代だそうです。
この地方の守り神だったのでしょう。

歴史ある神社です。

宇佐八幡宮の元宮の一つとされます。
いろんな方に聞くと、厄除けから豊作・豊漁までさまざまなご利益があるそうです。

神社の名前も変わってきたそうです。

最初は、矢幡(やはた)と呼ばれ、その次に湊八幡(みなとはちまん)、絹富八幡(きぬとみはちまん)、金富八幡(きんとみはちまん)と変わり、明治に入った頃現在の「金富神社(きんとみじんじゃ)」になったそうです。

つまり、「金富神社」という名前から、何かお金に関わる神社のように聞こえますが、絹富・・・金富という名前の変化から、今の「金富神社」になったと話されていました。

それでも、「金富」という名前から、宝くじなど買った時にお参りに来る人も多いそうです。

「なぜ、池があるのですか。」
「お参りをする前に手をあらうのはなぜですか。」
「こまいぬは、なぜ、口を開けているのもあるのですか。」

など子どもたちなりに、不思議に思っていることなどを質問していました。
 
子どもたちは、今まで以上に、「金富神社」が身近に思えるようになったことでしょう。

「いもの苗さし」

2024年06月02日 | 大分県
暑くなることも予想されて、朝の9時実施予定の「更生保護ボランティア」による、いもの苗さしを、変更して8時から行われました。
 
場所は、広い畑。
それが何カ所かがあります。
そこにみんなで苗をさしていきました。 
 
雲があり、それほどまで暑くならなかったことが何よりでした。

たくさんの方が来られて、作業が始まりました。
すでにきれいに畝を作ってくれていました。

今日を迎えるまでに、いろんな準備をしてくれていた、事務局や畑を管理している方は大変だったと思います。
全部で3カ所の畑に苗をさしていきました。
 
秋に収穫したいもは、毎年、社会福祉施設などに持っていきます。
美味しく食べていただけたらうれしいことです。

また作業を通しながら、いろんな関係団体の交流ができることも大切な集まりであると思います。
 
苗をさしていきます。
穴を掘る人、水をやる人、苗をさす人と3人ひとグループで、進められていきました。
毎年の行事なので、参加している人たちは慣れています。
 
苗が多かったので、
「畝を作ろう。」
と2カ所の畑に新しい畝を作っていきました。 
 
畑も広いだけに、持っている道具も立派です。
スパッ、スパッとクワが地面にささっていきます。
「りっぱなクワですね。」
と言うと、
「〇〇という店でいつも買うんだよ。そして、研いでもらうんよ。」
さすが、道具のメンテナンスも行き届いています。
 
それでも面積が広く、慣れない作業だけに、疲れも出てきますが、苗をもって、畝の完成を待ち構えている人もいるので、ここはひとふんばりです。
 
会話を弾ませながら、息も弾ませながら、1時間ちょっとの作業となりました。
実りの秋が楽しみです。 
 

そのあとは、恒例の「フルーツタイム」です。
若かりし頃から立ち寄らせてもらっている、野菜や果物を販売している方がすいか・びわ・いちごなどを持って来てくれています。 
 
冷たく甘い果物を口にすると、疲れも吹きとびます。
「すいかは日田のすいかですよ。いちごは、もう、今年最後かな。」
と説明を受けながら、口にしました。
 
それぞれの団体がまた秋にこの畑に集結して、実りの秋を楽しみます。

「ほたるの6月です」

2024年06月01日 | 大分県
今日から6月となっています。
今年の梅雨入りは例年より遅くなるという予報が出ています。
 
昼間は、和気あいあいの食事会がありました。
ピザを食べたりしながら、時間を楽しみました。
気の休まるひとときでした。
 
帰っていると、初めて教員になった年に受け持った生徒のMさんから、
「今、せんせいの家の近くにいる。」
という電話がかかってきました。 
 
今日は、家の近くで、「lune forest night market 2024」というほたるのフェスが行われます。
そこで、出店をしているということでした。
 
家に帰りついて、ひと休憩してから行ってみました。

しっかりいい位置でお店を出しています。
よく見ると、お母さんと娘さんがお店の手伝いをしています。
お母さんとも久しぶりにお会いして話をすることができました。

3人での出店です。
頑張っています。ほたるの出番が近づいてくると、お店にやってくる人も増えてきました。

今日、耶馬溪ではいろんなところで、ほたる祭りが開催されています。
ほたるの灯がピークとなっています。
この山あいもだんだんとほたるの数が増えてきています。
ほたるの里となっています。

Mさんのところに着いた時は、まだ辺りが明るかったので、ほたるの灯は見えませんでした。
しかし、暗くなるにつれて、はっきりと視界に、いく筋もの光が入ってきました。
「うつくしいね。」
橋などから眺めていた人たちの会話が聞こえてきます。
 
ふだんは、車の通りが少ない場所も、今日は、道路にたくさんの車が止まっています。
 
ほたるの灯の演出をそれぞれの人が楽しんでいました。
 
車で人の少ないスポットに行ってみました。
そこは、例年より少ない数でしたが、誰もいないところで、ほたるを鑑賞しました。

川べりに座って、やわらかなほたるの光を見ていると、日ごろの疲れも吹きとびます。
 
四季折々の風景を堪能していきたいと思います。