異教の地「日本」 ~二つの愛する”J”のために!

言論宗教の自由が保障され、ひとりひとりの人権が尊ばれ、共に生きることを喜ぶ、愛すべき日本の地であることを願う。

18歳に選挙権の法案 来月2日採決

2015-05-27 21:37:44 | 政治 選挙 

NHKニュース

http://www3.nhk.or.jp/news/html/20150526/k10010092331000.html

18歳に選挙権の法案 来月2日採決

5月26日 15時08分
18歳に選挙権の法案 来月2日採決
 
k10010092331_201505261611_201505261625.mp4
 
 
 選挙権が得られる年齢を18歳以上に引き下げる公職選挙法の改正案を巡って、衆議院の特別委員会の理事懇談会が開かれ、27日に委員会を開いて法案の審議に入り、来月2日に採決することを決めました。
自民党や民主党など与野党6党などは、選挙権が得られる年齢を20歳以上から18歳以上に引き下げる公職選挙法の改正案を、ことし3月、共同で衆議院に提出しています。
公職選挙法の改正案の取り扱いを巡って26日、衆議院の特別委員会の理事懇談会が開かれ、来年の参議院選挙から選挙権の年齢を18歳以上に引き下げるためには速やかに審議に入る必要があるなどとして、27日に委員会を開いて法案の趣旨説明を行い、審議に入ることを決めました。
さらに今後の審議日程について、28日に法案の質疑、また29日に参考人質疑を行ったうえで、来月2日に採決することも与野党で合意しました。

 

 


維新・松野代表が打ち出した野党大再編「100人結集」の本気度

2015-05-27 16:47:13 | 政治 選挙 

http://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/160157/1

維新・松野代表が打ち出した野党大再編「100人結集」の本気度

2015年5月27日
指南役には小沢一郎氏(C)日刊ゲンダイ

指南役には小沢一郎氏(C)日刊ゲンダイ

 

「年内に民主党だけではなく他の野党まで含めた幅広い結集をしたい」

「(目指す規模は)100人以上。100人の固まりができれば、1回(の衆院選)で過半数を取ることはできる」

 維新の党の松野頼久代表が24日に行った会見で、早期の野党再編に言及。「年内」「衆院100人」という具体的な時期と人数を打ち出した。

 1強多弱の国会で安倍政権の暴走を止めるには、野党が共闘や再編し、自民党に代わる受け皿をつくることが不可欠だが、今までは何度もうまくいかなかった。しかし、今回は様子が違う。松野氏の指南役になっているのは、剛腕・小沢一郎だからだ。

「松野さんは時々、小沢さんに会ったり、一緒に食事をしたりして、いろんな話を聞いて勉強させてもらっているそうです。何といっても、自民党から現実に政権を奪った経験があるのは小沢さんしかいない。93年の非自民連立政権、09年の民主党政権は、いずれも小沢さんの力があってこそ。寄り合い所帯をどうまとめるのかなど、松野さんは野党再編に向け、小沢さんからいろいろ学びたいと思っているのです」(松野氏側近)
 松野氏は以前から「野党再編は小沢さん抜きではやらない」と周辺に話していた。前々回(12年)と前回(14年)の衆院選の時も、常に「小沢さんの力を借りたい」と言っていたという。

 もちろん小沢氏は周知の通り、「自民党に代わる野党の受け皿をつくれば、絶対選挙に勝つ」と何度も力説してきた。「野党の受け皿をもう一度つくるのが最後の仕事」などとも言っている。維新にも民主にも“小沢アレルギー”は根強く残っているが、松野氏は「党首になったのだから、自分がやるしかない」という気持ちになっているという。

 政治ジャーナリストの鈴木哲夫氏もこう言う。

「小沢さんに“表看板”に立ってもらうことはなくても、裏でアドバイスをもらい、支えてもらいたい。松野さんはそう考えているのだと思います」


 さらに鈴木氏は、「100人」という人数に松野の「本気度」が見えると、こう続ける。
 
「いまの維新と民主の衆院議員を単純に足すと、110人を超える。さらに松野さんは『民主だけでなく他の野党も含め』と言っています。つまり、維新や民主の中で再編に反対する人がいれば、それを排除してでもやる、ということです。100人というのは、極めて現実味が高い数字です」

 狂乱首相の独裁にウンザリしている有権者は少なくない。今回こそ期待できるか。
 
 
 
 

【社説】 安保法制審議入り 平和主義に汚点残すな (東京新聞)

2015-05-27 16:40:20 | 政治 選挙 

http://www.tokyo-np.co.jp/article/column/editorial/CK2015052702000167.html

【社説】

安保法制審議入り 平和主義に汚点残すな

 安全保障法制の審議が始まった。日本が戦後貫いてきた専守防衛の原則を逸脱しかねない内容を含む危うい法案だ。平和主義に汚点を残してはならない。

 安倍内閣が「平和安全法制」と名付けた「安全保障法制」関連法案の提案理由説明と質疑が、きのうの衆院本会議で行われた。

 きょうからは論戦の舞台を衆院の「平和安全法制特別委員会」に移して法案審議が始まる。

 安倍晋三首相は先に米議会演説で、安保法制を「この夏までに成就させます」と対外公約した。与党は六月二十四日までの通常国会の会期を八月上旬まで延長して今国会中の成立を目指す、という。

◆後方支援、戦闘と一体

 きのう審議入りしたのは二つの法案だ。自衛隊法や周辺事態法など現行十法を一括改正する「平和安全法制整備法案」は、外国同士の戦争に加わる「集団的自衛権の行使」を可能にする一方、日本の平和と安全に重要な影響を与える重要影響事態では、自衛隊が地理的制限なく、米軍など外国軍隊を後方支援できるようにする内容。

 もう一つの「国際平和支援法案」は、国際紛争に対処する外国軍隊を後方支援するため、自衛隊をいつでも海外に派遣できるようにする新しい法案だ。

 後方支援は「現に戦闘が行われていない場所」で行われるが、弾薬補給などの「兵站(へいたん)」活動は戦闘行為と一体とみなされ、攻撃対象となる可能性が高い。攻撃されれば反撃し、本格的な戦闘に発展することもあり得るだろう。

 集団的自衛権の行使も後方支援も、自国が攻撃された場合のみ必要最小限度の武力を行使する「専守防衛」を逸脱しかねない。

 専守防衛は日本人だけで約三百十万人が犠牲になった先の大戦への「痛切な反省」に基づく。戦後日本を貫く平和主義を蔑(ないがし)ろにする法案を認めるわけにはいかない。

◆リスクを語らぬ首相

 きのうの質疑だけでも、数々の問題が明らかになった。野党側にはまず、党利党略を超えて問題点を徹底追及することを望みたい。

 自民党の稲田朋美政調会長に続き、野党トップバッターとして質問に立った民主党の枝野幸男幹事長が指摘したのは集団的自衛権を行使する判断基準の曖昧さだ。

 日本が攻撃されていなくても、日本と密接な関係にある外国が攻撃され、日本の存立が脅かされ、国民の生命、自由および幸福追求の権利が根底から覆される明白な危険がある「存立危機事態」では、集団的自衛権を行使して、武力の行使ができる、というのが新しい安保法制の柱である。

 枝野氏は「『存立が脅かされ』『根底から覆される』というのはいかなる事実、基準で判断されるのか」とただしたが、首相は「国民に、わが国が武力攻撃を受けた場合と同様な深刻、重大な被害が及ぶことが明らかな状況」と従来の説明を繰り返しただけ。

 基準についても「一概に述べることは困難」とし、「攻撃国の意思、能力、事態の発生場所、規模、推移などの要素を総合的に考慮し、客観的合理的に判断する」と具体的には語らなかった。

 戦後日本の安保政策を根本から変える法案だ。「集団的」を含む自衛権発動には国会の原則事前承認が必要だとはいえ、政府に幅広い裁量を与えていいのだろうか。

 きのうの質疑では自衛隊員が負うリスク(危険)も焦点だった。海外派遣が拡大すれば、戦闘に巻き込まれる危険性は格段に高くなることが予想されるにもかかわらず、国民の反発を恐れてか、政府側はリスクについてあまり語ろうとしない。

 首相は先週の党首討論で「リスクとは関わりない」と断言し、きのうも「自衛隊員の安全に十分に配慮しており、危険が決定的に高まるといった指摘は当たらない」と答弁した。

 専守防衛を旨とする日本の自衛隊員が戦闘に巻き込まれぬよう安全に配慮するのは当然だが、活動の拡大によるリスクの高まりを正直に認めなければ、国民やその代表である国会を欺いて法案成立を強行することにならないか。

◆物言えぬ議会の末路

 全国民を代表する国会は国権の最高機関であり、唯一の立法機関だ。時の政権に唯々諾々と従うだけでは存在意義はない。時の権力に物を言えなかった戦前戦中の議会が日本をどんな運命に導いたのかを、思い起こすまでもない。

 各報道機関の世論調査でいずれも、安保法制自体や集団的自衛権の行使に対する反対が多いのは、「政府の暴走」に危うさを感じているからであろう。

 特に政権与党の議員が、選挙に勝てば政権公約がすべて信任されたと考えるのは思い上がりだ。国民の声に真摯(しんし)に耳を傾ける、その当然の役割を法案の審議入りに当たり、胸に刻むべきである。

 

 


【安保国会】 首相「総合的に判断」強調 武力行使 政府の裁量

2015-05-27 16:39:17 | 平和 戦争 自衛隊

http://www.tokyo-np.co.jp/s/article/2015052790070325.html

首相「総合的に判断」強調 武力行使 政府の裁量

2015年5月27日 07時03分

 他国を武力で守る集団的自衛権の行使容認を柱とする安全保障関連法案は、二十六日の衆院本会議で審議入りした。安倍晋三首相は集団的自衛権の行使が可能となる「存立危機事態」の認定について「政府が総合的に判断する」と、厳格な判断基準を示さなかった。集団的自衛権行使は政府の裁量に任されることが鮮明になった。首相は、焦点の一つとなる他国の領域で武力行使する海外派兵は憲法上許されないとして、法案に禁止を「重ねて規定する必要はない」と表明。一方、戦時の機雷掃海は例外とし、他国領域での武力行使に余地を残した。

 首相は、どういう状況が存立危機事態に該当するかについて「個別具体的な状況に即し、政府がすべての情報を総合して客観的、合理的に判断する。一概に述べることは困難」と説明。その上で、国際紛争でエネルギー輸入が途絶えた場合などに「国民の生死に関わるような深刻、重大な影響が生じるか否かを総合的に評価する」と述べた。首相の答弁は、過去の記者会見や国会での抽象的な説明を繰り返すにとどまった。

 首相は、武力行使を目的に自衛隊を他国領域に派遣する海外派兵について「一般に自衛のための必要最小限度を超える」との憲法解釈を説明。「集団的自衛権を行使する場合も変わらない」と述べた。戦時の機雷掃海は「民間船舶の安全な航行を確保することが目的で、あくまでも受動的、限定的な行使だ。外国領域でも新三要件を満たすことはあり得る」と述べた。

 海洋進出を強める中国を名指しし、日本の安全保障環境が厳しさを増しているとも強調。法案が成立すれば日米同盟の強化で抑止力が高まり、日本が攻撃を受ける可能性が低下すると主張した。「政治家は平和を願うだけではなく、果敢に行動していかなければならない」とも強調。法案の今国会成立を目指す考えを重ねて表明した。

 本会議では自民、公明、民主、維新、共産の五党が質問に立った。法案は二十七日の衆院平和安全法制特別委員会で実質審議に入る。

(東京新聞)

写真
 

【感動】 「南米の大統領」となったムヒカ大統領の新スピーチ全文(日本語訳)

2015-05-27 15:52:00 | 紹介

http://hana.bi/2015/05/mujica-unasur-new-speech/#ixzz3bE6to0WG

 
©Difusión

「南米の大統領」となったムヒカ大統領の新スピーチ全文(日本語訳)

 

 

 

ムヒカ大統領のリオ+20会議の衝撃的なスピーチから2年半が経ち、ムヒカ大統領は今年の3月ウルグアイ大統領として任期を終えました。日本や世界各国でこのニュースは大きく取り上げられましたが、その後のムヒカ大統領の活動は南米以外であまり知られていません。

参照元 Read the original here: http://hana.bi/2015/05/mujica-unasur-new-speech/#ixzz3bJtamOJS
Under Creative Commons License: Attribution Non-Commercial
Follow us: @hanabiweb on Twitter | hanabiweb on Facebook

 

実は去年の12月から彼は国ではなく南米諸国連合(UNASUR)の会長、即ち南米諸国連合の大統領として南米外交で多いに活躍しています。

国の枠を超え、南米をひとつの共同体としなければ未来はないと訴えてきたムヒカ氏がこの座につくのはラテンアメリカ出身の誰でもワクワクすることです。

この就任式ではリオ+20会議のときのガランとした会場から打って変わって、南米各国のリーダーがエクアドルのUNASUR本部に集い盛大に行われました。ムヒカ大統領のためだけに集まったかのような大盛り上がりの式典でした。

その就任式の公演がまた心に刺さるものでしたので、時間がかかりましたが日本の皆様に共有したく翻訳いたしました。

先週ムヒカ大統領は80歳になりました。この波乱万丈な人生から溢れる彼の濃い言葉を訳していると心にパンチされるかのような気分です。

個人的な話になりますが、このスピーチが近年失敗ばかりしてきた私にまた踏ん張る力と失敗に恐れない勇気を分けてもらいました。¡Gracias Pepe!

*UNASURとは
南米諸国連合(UNASUR:Union de Naciones Suramericanas)は,加盟国の主権及び独立を強化しつつ,社会経済的不平等の根絶,社会的包摂と市民参加の実現,民主主義の強化等を見据え,政治的対話,社会政策,教育,エネルギー,インフラ,金融環境等を優先課題として,南米諸国民の文化,社会,経済及び政治面における統合と団結の場を構築することを目的としています。

 

実際のスピーチ〔動画〕 「UNASUR(南米諸国連合)のムヒカ大統領の就任スピーチ」

Nada vale más que una vida, luchen por la felicidad: Mujica ...

www.dailymotion.com/video/x2bs1nx_nada-vale-mas-...
2014/12/04
 

 

ーー翻訳:打村明ーー

 国民のみなさま、ここにお集まりの大統領様、仲間の皆様、大使の皆様、多いに感謝いたします。

私はちょっとイカれた一般市民です。

私の唯一の功績は品がなく、頑固で、熱心で、継続的な性格で耐えることができたことです。私は決して偉人ではありません。刑務所に入ってしまった理由はスピードが足りなく捕まってしまったからです。(笑)

ヒーローの資質はありません。しかし、内なる炎のようなものは持っています。社会の階級、社会的な不公平差が我慢なりません。人間は社交的な動物なのだと思います。地球での人間の歴史の90%を家族や家族集団で生活してきました。一人では生きていけず、みんなの助けが必要な変わった猿なのです。そのことがハードディスクにインプットされ、そのハードディスクは社交的なのです。

だから「人間は政治的な動物だ」と断言するアリストテレスは正しいのです。そうなんですよ、猫ではないのです、社会に認められたいのです。

しかし歴史の様々な出来事が、後の1割の人類の歴史の責任者なのです。9割がそうではないのです。美しいものを与えてくれたのです。気づいてみたら私たちは100年前と比べ、40年も寿命が延びました。

結局のところ、世界には飢餓があると知っている、人口も倍あります。食料も倍ありますが生産したものの30%を私たちは捨てています。この残り物を犬にもあげませんし、ましては貧しい人にも与えません。それがこの文明のむき出しのクリアで悪性的な矛盾点なのです。そしてその矛盾に充電し戦い続けているのです。

こんなにものが溢れている現代のような時代はいまだかつてない!

こんなにたくさんの知識もいままで決してない。

世界の1分間に消費される軍事費は2兆米ドルですよ。

私はこの衝撃的な事実を伝え続ける事を私はやめませんよ。

「世界の何百万人もの貧しい人たちに目を向け、人間味のある生活ができ、世界の需要を大きくできるような地球規模のプランのためのお金がない、リソースがない」と言える人は恥知らずです。

世界のもっともお金持ちな人が毎日100万ドルを使ったら、財産を使い果たすのに220年もかかると言っていますが、2%から4%の利率がありますから1日400万ドルのお金も入ってくるので、もっとかかります。

私たちが「世界にお金がたりない」なんて言えるのは、お金を出して解決できる人に要求ができず、その人のポケットに手を突っ込めず、そうさせることができない政治的意気地なしだからなのです。だから私は政治にいるのです!

だから政治の世界で戦うのです。結局のところ、簡単に言うと貧困者のためにベーコンをもう少し太く切らなければならないということです。政治というのは自分には好都合で別の人には不公平な選択肢を決めなければいけないものだからです。マジョリティーにいるか、マイノリティーにいるのか、中立でいられず、どちら側かを選択しなければいけないのが政治です。

みなさん、これの他に別のこともあります。正義より大事なこと。

私たちは生きている世界は涙の谷で、死んだらパラダイスにたどり着くという思想にはめ込まれて育ってきました。天国はいまここなのです!或いは地獄は今なのです!人がより良い暮らしをするには、いま人生のために戦わなければならないのです。中立な立場なんてないのです。ですので、忘れられがちな中立で基礎となる価値観について話すのであれば、意味があります。

私は尊敬されても自分の指なんてしゃぶりませんよ。老人のまま私はここを出て行きます。そんなことより考えなくてはならないのが、ここには沢山の若者がいること。そしてあなたが若ければ次のことを知っとかなければならない。

人生というのは1分1分とあなたから逃げていきます。足りないからといってスーパーで追加で買うことができないのです。ですので人生を活きるために戦ってください。人生に中身をあげてください。他の生物の生き方と人間の生き方の違いというのは、あなたには自分の人生の方向性をある程度決められるというところにあります。あなたが自分の人生の道の創設者になれるのです。

生まれたままに生きる植物と違い、あなたは生まれたあと自分の人生に中身を詰めるか詰めないかを選択できるのです。

マーケットに自分の命を売り、必要でもないものを買いあさり、ローンを支払いながら人生を過ごしていたらあっという間に私のような老人になってしまいますよ。リューマチまみれのね。あなたはこんな世界に生まれたのです。ぶち当たってこそ、世の中に何をしたのかが分かります。

でも、あなたには夢があり、その夢のために戦い、希望を残ったものに伝えようとしたのならば、あなたのその活気が丘の上や広い海に少し残っているのかもしれない。その一瞬の記憶がどんなにすごい記念碑よりも、伝記よりも、賛歌よりも、詩よりも価値あるものなのです。

人類の希望は新しい世代で具現化するのです!

みなさま、命より大切なものはありません。幸せのために戦ってください。そして幸せといのものは人生に内容を詰めるということなのです。道を作り、襲われてはいけないのです。そのためのレシピなんてありません。ここにあります、あなたの良心に。使われるか、それとも奇跡的に生まれたこの機会を使うか。

また戻りますが、若者にもうひとつアドバイスをさせてください。

不可能なことを可能にするには更なる努力が必要です。そして本当に負けてしまうのは腕を下げ自分を渡し、諦めるときのみです。

人生では何千回といろんなことで転びます。愛で転び、仕事で転び、いま考えているその冒険でも転び、実現しようとしている夢でも転びます。でも、それには千と一回立ち上がり、一からやり直す力があなたにはあります。

その道が実は一番大事だからなのです!

ゴールなんてありません。勝利のアークも、私たちを待ち受けている楽園も、戦争で死んだからって待ち受けている側女なんていうのもありません。そこで終わった、それだけなのです。あるのは別のものです。それはどんな状況にいてもこの短い人生をフルに活き、人生を愛し、そのために戦い、人に伝えようとする美しさです。人生はもらうだけではだめなのです。まずは自分の何かをあげることなのです。どんなにボロクソな状態でも、必ず自分よりも悲惨な状態の人に何かを与えられます。

みなさま、私は若かった。1940年代、南米のスイスと呼ばれる国で勉強をしました。英国帝国にとって私たちは特権を持ったやっかい者でアルゼンチンのみなさんと同じくとてもうまく行き、世界の権力ある国々の間にいても誇り高くいられました。ラ・プラータ川は南米の中でも特殊な場所でした。

ヨーロッパ人のようにも見られ、一時期自分たちもそう思ってしまうほどでした。しかしそれは妄想に過ぎませんでした。戦争の後に世界は変わり自体は変わりました。IMFに借金をしはじめてしまったのです。それが私の青春時代でした。とても美しく高いところから世界を見ていた現実が崩れ落ちました。高いところから落ちるのが一番痛いのです。もともと下にいるのに慣れている人は断念できるのですが、上に行ってしまったら落ちるのは痛い。

ですので私はそういった上から落ち、顎を打ってしまった人たちで世界を変えようとしたムーブメントに参加していましたがフクロ叩きにされました。

夢を宥め、無産階級の独裁政権が階級の戦いの大事な解決になると思っていました。各世代でのそういった過ちをしてしまいます。しかしその昔の内なる火がとても強かったからこそ今に至るのです。自分たちの犯した過ちを受け入れながら命という恵みと寛大さにも気づきます。そして世界が物とお金と資源で溢れている中、人に車を貸すことも惜しみ、貧乏人に手を差し伸べず、野良犬にご飯も家も上げないような、こんなにもセコイ世界は他にあるのでしょうか。神様に謝りたい。心を開き、間違ってでも人に世界に自分のすべてを捧げる青年達が恋しい。

若者たちよ、私はあなたたちに伝えたいのは昔の葛藤や昔の過ちの愚痴ではありません。人生はずっと続く学びの場で、間違った道やお互いの足を踏んでしまう道です。

しかし私たちを押した昔の要因がいまの時代にも存在し、資源と可能性に満ちた地球にいままでにない富の集中、いままでにない貧富の差が見られます。人間は無限に良くなっていく社会を作れるのだと信じています。歴史の深くに閉ざされた古来の社会を勇気を持って見てみてください。

石器時代の人になれとは言っているのではなく、人間社会を守る為の寛大な精神から学んでほしいのです。幸せになるための根本的なこと一番シンプルなところを理解し実行するには他の人の命が必要なのです。個人は無です。

個人は社会依存していて、その社会の歩みこそが私たちの生活を永続的に豊かにしていくのです。ですのでこの共同の動機をいまのこの歴史に立たせなくてはならないのです。このラテンアメリカではこの動きに名前が付いています。お互いが寄り添って、統合し、多様性を尊重する文化を活気付けるムーブメントです。それをしながら私たちの隠された深い歴史も見せていかなければなりません。

これはしなければいけないことだし、政治的要求と次世代の若者の真剣な関わりが、幸せに暮らしたければできることです。そのような、人生をかけられる活きたアイディアを提起してください。マーケットの奴隷になんて絶対にならないでください。

これからの世界は私たち次第です。そして我々ラテンアメリカ人はこの現実に遅れてそして後ろからスタートしたからこそ、文明の最高の一面を見せなければなりません。平和な南米大陸、公平な南米大陸、団結する南米大陸、生めれて死んでいくのが美しい南米大陸、公平さにイエスという南米大陸、憎しみのない南米大陸、復讐を望まない南米大陸、命の泉であるこの地球という惑星の創造性を守り人間という動物を尊重する南米大陸でなければなりません。

あなたの存在にコンテンツを与えてください。このことを意識的にしないと、その内容はまた新しいゴミを買うための月末の支払い金に変化してしまい、その悪循環にはまり、あなたの人生の最後の日まで続き、気づけば骨ひとつ上がらず記憶と生命力と共にサヨウナラです。

コレアさん(コレア大統領)違います。若いのは一度きりですがそれは外観です。若さだけでなく、鏡を見て現実に責任をもつ不遜さ、それは若くても、年取ってても、中年でもできることです。世界を男、女、黒、黄色に分けてはいけません。いいえ!2つのカテゴリーに分けます: やり通す人とそうでない人です。やり通すというのは大義を抱きしめることです。

ですので私は出口の時間に近づいているとわかっています。どのようなときに死のうともうやることはやったのです。私はまだ死後の世界も神も信じることができていませんが、すべての宗教を尊敬します。なぜ様々な宗教を尊敬するか?病院で死に際にいたる人たちに良質な死ぬプロセスを与える偉大なサービスを与えるからです。その宗教を信じなくてもバカにすることはできません。尊敬しています。

宗教の正当性について考えさせられます。どの時代でもどの世代でもすべての歴史のなかにもそして世界の隅々で人間はいつも何かを信じています。

人類ほど非現実的なものはありません。だからこそ死後の世界をも創造することができるのです。人類が好きですし感嘆しています。宗教を尊敬しています。私もいつかは土に還るか、みなさまの頭の上に飛ぶハトになっているといいですね。

エクアドルよありがとう!みなさまお元気で

ペペ・ムヒカ



参照元 Read the original here: http://hana.bi/2015/05/mujica-unasur-new-speech/#ixzz3bJrj32iR
Under Creative Commons License: Attribution Non-Commercial
Follow us: @hanabiweb on Twitter | hanabiweb on Facebook