中さん

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日記(1.4)笊犬

2018-01-04 21:59:40 | 日常
1月4日  (木曜日)  
昨晩の月光は眩しい程光っていた。

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今朝の空模様は・・まずまずだ

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昼頃から久しぶりに情報機器の買い物に出かける。

どうもお正月と言う風情は感じない。
年を重ねた為かな?
ただ、お店の入り口に立つ門松が唯一ああ新年なんだと思う。
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コラム
 戌(いぬ)年でもあり、
 おめでたき、江戸伝統の「笊(ざる)かぶり犬」を買い求めた方も、
 いるのではないか。
 犬が笊をかぶせられ、キョトンとする姿がかわいらしい。
 この「笊犬」、笑いとおおいに関係がある。

 ▼犬が竹笊をかぶっている。
  その様子を漢字で書けば竹カンムリに犬。
 「笑」という字に似ているのでそれをかたどって縁起物にしている。


  漢字学者の白川静さんによれば、
  その字解きは全くの俗説だそうだが、犬と「笑」を重ねた、
  いにしえのしゃれっ気がなんともいえず、楽しい。

  ▼笑う門には福きたる。
   笑いの効用について、
   あらためて説明するまでもあるまい。
   ストレス軽減や免疫力向上。
   特段おもしろいことがなくとも、
   作り笑いでも心身に良い効果があると聞く。

  ▼井上ひさしさんの笑いについての説を思い出す。
  人間には生まれながらにして悲しみや苦しみ、
  恐怖が備わっているそうだ。
  なるほど悲しいことはほうっておいても起きる。
 

  ▼笑いはどうか。
  井上さんの説によれば人間の内側にもともと存在しない。
  人間が作りだし、外から与えられることによってはじめて、笑いとなる。


  「笑いとは人間が作るしかないもの>」   -。
  悲しさや苦しさを忘れよう、あるいは、忘れさせたいと人が考え、
  こしらえる笑いが、ありがたく思えてくる。

  ▼この「笊犬」もどなたかが、
   誰かをおもしろがらせたいと知恵を絞ったか。
   笑い多き年に。
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  犬を祭るという事は平安時代の宮中において
  狛犬を置いて身の穢れや災いを除く祓いの具に
  用いたのが始まりで、室町時代には大筥という張子の犬を産室に祭り安産を祝いました。
  これが後世の犬張子に続いたといいます。

  犬は多産で安産な所から出産祝いや子供の成長祈願を祈って贈られるようになりました。
  犬張子は江戸を代表する張子として有名になり、
  ザルを被った犬張子は子供の鼻詰まりを防ぐといわれ、
  ザルは竹で出来ている事から「竹」という字の下に「犬」の字を重ねると「笑」という字になり、
 「常に笑いの絶えない明るい子に育ちますように」との意味合いが込められています。

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日記(1.4)コラム「逝きし世の面影」

2018-01-04 11:25:59 | 日常
1月4日 (木曜日) 晴れ


幕末から明治にかけて来日した外国人にとって、日本は驚きの国だった。
 気さくで陽気で幸せそうな人々、雑草一つないほど手入れされた耕地
 美しい自然景観は多くの欧米人をうならせた。

▼庶民の生活も開放的だった。家屋は開けっぴろげで、
 無人の店でも持ち逃げする客はいない。

ある外国人は宿屋に時計と金を預けて数日間出かけたが、戻ってみると、
 出発時と同様、ふたのないお盆の上にそのまま残っていた。

▼近代史家・渡辺京二氏の著書「逝きし世の面影」からは、

 明るく勤勉で善良な当時の日本人の姿が伝わってくる。
 子どもを大切にし、男たちが街中で幼児を抱いて一緒に
 遊んでいる姿も外国人の目には印象深く映ったらしい。



写真はWEB上から借用。
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▼日本はその後、近代化を急速に進めて欧米と肩を並べ、
 敗戦を経て短期間で先進国となった。
 一方、風景は幕末の人が卒倒しそうなほど大きく変貌した。
 人々の心の中の変化は、計り知れない。

▼渡辺氏が「古き日本の死」と表現するように、
 明治以前の時間はもう戻らない。ただ、
 当時の暮らしや生き方には妙に懐かしさも感じさせられる。

 物がなくても世の中を信用して生きていけた時代への憧れだろうか

今年は明治維新から150年
 近代化とともに日本人が忘れてきたものはないだろうか。
 じっくり考えてみたい。
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横浜近くの風景 ウィルヘルム・バーガー撮影 
1869頃 右端で犬が寝そべる長閑な風景。
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美しき面影に数々の写真が 。
何か懐かしい。
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