中さん

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日記(1.20)コラム「県民所得」

2018-01-20 15:10:43 | 日常
1月20日   (土曜日)    晴れた

群馬・上毛新聞の先日のコラム

▼日本、韓国、北朝鮮の極東情勢があわただしい。
 北朝鮮の核開発問題に加えて南北朝鮮の会談が絡み、
 従軍慰安婦問題も尾を引く。

 近隣の3国に、融和の日は遠い。

▼片や群馬のあたりは、穏やかな新春を迎えた。
 栃木、茨城県との北関東3県に政治的な緊張関係があるわけでもなく
  目立たずとも春和景明(しゅんわけいめい)
 (のどかで明るいさま)の地だ。

▼だが経済の動きを見れば、
 北関東は意外なパワースポットである。
 元日付本紙論説で触れた内閣府の県民経済計算から気づいたのだが、
 3県の1人当たり県民所得は統計開始以来の60年間で46〜48倍になる。
 県民所得は企業所得などを含めて算出され、右肩上がりを続けた。
 日本の全国平均37倍の上を行く、最高水準の伸びだ。

▼統計が始まった1955年度は
 栃木30位、群馬32位(6万7000円)、茨城33位だった。
 現在は栃木4位、群馬10位(309万円)、茨城11位で
 京都、大阪、神奈川、兵庫の大都市圏を上回る。

▼相対的な順位にすぎないから、県民の生活実感は異なるかもしれない。
 ただ、あながち捨てたものではない
「地の利」のことは、気に留めておいて悪くないはずだ。

▼地域経済の向上は民間の努力と、
 インフラ整備や企業誘致に取り組んだ地道な政策の成果でもある。
 それは何より、世界の平和と安定があってのこと。
 非核化は身近で具体的な願いである。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
内閣府の発表県民経済計算クリック

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日記(1.20)雪のこと

2018-01-20 14:32:22 | 日常
1月20日   (土曜日)   晴れ

 映画「七人の侍」「用心棒」などで存在感ある役を演じた加東大介さん。


 戦時中はニューギニアに派遣された。
 そこで特異な命を受ける。
  「演芸分隊を作り公演せよ」
   兵たちのいら立ちを和らげるためだった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
▼部隊から芸達者を募る。
 画家や洋服職人が衣装や小道具を手掛けた。
 「瞼(まぶた)の母」の上演では兵隊からすすり泣きが漏れ、
  女形は絶大な人気者に。「舞台を見ずに死ぬのか」の
  励ましに元気を取り戻す重病人、
  逆に公演後には満足したように息を引き取る者もいたそうだ。
~~~~~~~~~~~~~~~
常夏の島。「雪が見たい」と声が出る。
 舞台に白い落下傘を敷き詰めた。
 何枚も重ねてふかふかに見せる。
 木や屋根には脱脂綿。刻んだ紙をうちわで飛ばした。

▼『雪だアッ!』という異口同音の叫び」が一斉に爆発する。
 東北出身の兵たちは「一人の例外もなく両手で顔を覆って」泣いた。
 担架で運ばれてきた兵は紙片を、もう力の入らない指先で何度もつまんだという。
 加東さんの体験記「南の島に雪が降るから紹介した。



雪は厳しい
 交通を乱し足元を危うくする。
 農家や受験生には大敵。吹雪や雪崩は命を奪う。

雪は優しい
 日常の景色を山水画の世界に変える。
 懐かしい妻子や父母の顔を呼び覚ます力もある。
 先週は雪合戦の子供たちの歓声が響いていた。
 大人になって見る雪景色は、きっと幼時の思い出も重なって映るだろう。
 20日は「大寒」
 なお警戒の季節が続く。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
★雪国に育った方は、降らない遠くにいたら・・雪を懐かしく思うのであろう・・な!
 この関東も22日(月)午後から雪になるらしいが、慣れないなあ・・雪は!
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日記(1.20) 零余子 

2018-01-20 13:49:43 | 日常
1月20日  (土曜日)  曇り

曇り空の下、普段と反対周りで散歩に、少し景色が違うなあ~!

大きなドングリの実がカラカラになって落ちている。

田んぼの中に立つ木、夏は小鳥の住み家だが、今はカラスの休み処になっている。

夏に伸びたカヤ?らしき、枯れ木が背高く覆っている。

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ハクモクレンの蕾も少し膨らんだ!



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新聞コラムに
漢字クイズで何度か見た「零余子」、
 さて何と読んだか。正解は「むかご」、
 山芋の葉のつけ根にできる丸い肉芽だ。
 いわば山芋の赤ちゃんで、ゆでるもよし、炒めるもよし、
 零余子飯もまたいい秋の味覚である。


▲古川柳に「むかごから蒲焼(かばやき)までの憂苦労うきくろう
 というのがある。
  ~~~~~~
   誠に是れは思掛けないことで、
   何うもその死んだ七兵衞殿のお引合せと仰しゃるは御尤もなこと、
   実は私わしの忰山之助と申す者と三年前から巡礼を致して、
   長い間旅寝の憂苦労うきくろうを重ね
   漸ようやく今日仇あだを討ちましたが
   敵討札所の霊験 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
~~~~~~~~~~~~~~~~
 昔は山芋が変じてウナギになるという俗説があった。
 料理屋で出てきた蒲焼きを見て、
 むかごが山芋になってこうなるまでには
 さぞや苦労があったのだろうなというわけだ。
~~~~~~~~~~~~~~~~~~
むかごはやがて新たな山芋になるが、
 このような種子によらぬ繁殖を栄養繁殖という。 
 山芋がウナギになったり、ウナギの体の一部が別のウナギになったりしたら、
 どんなにいいだろう-->ウナギ好きならそんな夢を見そうな昨今だ。

  胚・種子を経由せずに根・茎・葉などの栄養器官から、
  次の世代の植物が繁殖する無性生殖である。
 
  カランコエやイチゴなどもそれにあたるらしいが・・詳しくはわからない?
~~~~~~~~~~~~~~~~~
▲むろん先日から話題になっている
ニホンウナギの稚魚シラスウナギの空前の不漁 のせいである。
 養殖で育てる稚魚を取るこの季節の漁で、
 各地から伝わってくる漁獲量は前年同期比で1%とか、2%とかいう
 数字だから話にならない。

▲春の漁期も不漁が続けば、ことは蒲焼きの値上がりだけですむまい。
 すでに絶滅危惧種となっているニホンウナギである。
 国際取引の規制を心配するよりも何よりも、
 絶滅の回避へ実効ある資源保護の手立てが待ったなしで迫られる。

▲ウナギ好きにはなんともつらい話だが、
 それも近年の稚魚の急減に手をこまねいていた結果ともいえる。
 おいしい蒲焼きがそうなるまでの「憂苦労」に
 もう少し早くから思いをめぐらすべきであった。
~~~~~~~~~~~~~~~~~
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