まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

はしかの流行を考える

2007年05月22日 | その他
 東京中心に、はしかが流行し、上智大学、早稲田大学など休講措置をとっているというニュースが報道され、新聞・テレビでその解説がなされています。この流行はどう考えたらいいのでしょうか。基本的には、ワクチン接種をきちんという中身です。

 はしかは、高熱が長期間続き、肺炎など合併症を起こして命を無くしてしまう、こわい病気です。昔は、はしかを「命定(いのちさだめ)」といって、幼児が育っていく過程での大きな関門でした。そのかわり、一度かかれば免疫は一生、です。

 私は、予防接種だけが全て対策でなく自然感染も一つの対策と考えています。いのちの大切さは、命の危うさを実感してこそ養われます。私自身、3人の子供にはしかの予防接種はせず、その代りに「親学」として、はしかについてかなり勉強しました。

 長女は、高熱ではしかか?とガンマグロブリンを接種(これが正しかったか、どうか?)。次女はかかってしまい「親の責任」と3周間ほど看病に必死でした。長男は、おそらくかかっていないのでは、免疫検査で何らかの対策が必要と考えています。

 私自身、全ての予防接種を否定はしませんが、静岡市で種痘ワクチンで重篤な副作用事故にあった藁科夫妻が起こした訴訟支援に加わっていたこともあり、感染症と子供の健康について「子育て時代」にいろいろ考えさせらました。

 感染症は全て無くすることだけが人類にとっての対応なのか、ウイルスと共存する地球環境の視点は?子供の健康について若い世代が「人間の持っている本来の力」をどこまで信じることができるか、どうか。ここに基本線をおいて議論をすべきと、考えます。