まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

COP10の名古屋、河村たかし市長推進する地域委員会

2010年10月27日 | ニュース・関心事
最終日迫るCOP10国際会議の状況は知っておきたいと無理しての参加でしたが、政策水準の高さに学習意欲。IKLEY分科会を見ながらひたすら日本語資料やパンフレットを探しました。最大争点ABC(遺伝資源へのアクセスと公平な利益配分)への緊張感が漂います。

その後に市議会リコールの署名の盛り上がりとそれと一体的な施策「地域委員会」について民主党市民派・斎藤誠議員の仲介で総務局区役所改革等推進室長・渡邊正則氏からの説明を受けました。議員報酬半減マニュフェストを除けばその趣旨は十分に理解できます。

議会からの批判もあり16区全部でなく8区の小学校単位での地域委員の選出過程については議会との妥協含めた丁寧な説明を受けました。極めて短い期間での広報と地域委員候補者確保、18歳以上の有権者、アメリカ型登録有権者手法、まだ検証途中とのことです。

はじめて知ったことに地域委員が推薦枠と公募枠があり、ただし前者は登録有権者から不信任判断を受ける(過半数決着)、もともと学区連絡協議会があり非常勤嘱託で市政運営に協力してくれている実態と公職枠のみへの抵抗感、公募枠は登録有権者による郵便投票。

斎藤議員からの「趣旨は十分に理解できるが拙速すぎる河村たかし市長の推進手法」批判についての意見交換は、私自身が「よくみえる隣の庭」なのか、現場での河村市長との対立せざるを得ない緊張感なのか、ポピュリズム的要素含め議論は多分野に及び議論白熱。

「減税掲げる河村たかし市長」が「増え続ける市債に借金ではない」と強弁する持論については確かに議会側の言い分に妥当性があります。県知事、市長、市議会議員のトリプル選挙が実現するかどうか分かりませんが、すごいことが起きている名古屋市政です。

福島第一原発三号炉プルサーマル開始、浜岡は来年1月か

2010年10月27日 | ニュース・関心事
東京電力は、福島第一原子力発電所3号機の10月26日16時30分からプルサーマルによる営業運転の再開しました。静岡県でも迫り来る東海地震を前に昨年8月の駿河湾地震での5号機の想定外震動の調査も終了しない中で来年1月プルサーマル開始に向けてmox燃料の装填準備を始めています。何らかの対応をと思いながらも、対応が遅れている私自身です。自治体議員政策情報センターのメンバーでもある牧之原市の大石和央議員が孤軍奮闘の市長への質問を発していますので紹介します。



牧之原市議会                   2010年10月23日
議長 田村兼夫様
                          14番 大石和央

牧之原市議会基本条例第7条3項に基づく文書による市長への質問

件名     浜岡原発4号機へのMOX燃料装荷について
質問要旨 
去る10月14日に浜岡原発4号機が定期点検に入った。中部電力(株)では、この定検で28体をMOX燃料に取り替える予定としている。しかしながら、プルサーマルの技術的安全性はもとより、使用済みMOX燃料の処分はまったく見通がつかない現状である。また使用済みウラン燃料の再処理工場(青森県六ケ所村)では、本格稼働すらできない休業状態であることを考えると、プルサーマルの無謀さ異常さが明らかである。さらに浜岡では点検漏れが明らかになり、点検周期を超えている機器が27機器(3号機16機器、4号機11機器、5号機なし)あることが最近明らかになった。まったくずさんな管理であり、耐震安全性の確保等を考えると、このままプルサーマルを実施することは、信義に反しているというほかはない。そこで市民の安全安心を確保すべき市長に、以下のとおり質問する。

① 市長はプルサーマル受け入れについて、浜岡原子力発電所安全等対策協議会(4市対協)での発言や議会での答弁から、3・4号機の耐震安全性にかかる国の評価(バックチェック)や柏崎刈羽原発の検証結果が一つの条件と受け取れるが、現状ではこの必要条件は満たされていない。また昨年8月の地震による5号機の耐震安全性の結論も出ていないが、この時点でプルサーマルを実施することについて、どのようにお考えか。
② 4市対協ではプルサーマル実施について、2008年7月に経済産業大臣あてに要請書を提出している。それには3として、「3・4号機の耐震安全性の評価結果及び中越沖地震における原子力施設に関する調査・対策委員会の調査結果についての説明責任を確実に果たすこと」を求めている。特にバックチェックの説明については、4市対協では説明会の予算を組んでいるが、いまだに実施されていない。これについての見解をお聞きする。
③ いまだに履行されていない国のバックチェックの報告や結果が出ない中で、4号機に燃料を装荷することを許してはならないと考えるが、市長はどのように対応するのか。また早急に4市対協で協議する必要はないのか。
                             以上