まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

甲子園で優勝した興南高校の島袋投手の夢

2010年08月23日 | ニュース・関心事
第91回甲子園高校野球の優勝は春夏連覇の沖縄・興南高校、島袋投手の力投、チームの結束力が勝利をもたらしました。といっても、全期間の熱戦で見た試合は静岡代表、新潟県代表と決勝の試合だけ。

ということで甲子園の大ファンというわけではないのですが、沖縄出身の高校が春夏の連覇にかける、あの普天間基地問題で沖縄の人々の本土への怒りのある中、どんな想いで闘っているのか。

不純な気持ちで試合を見ていました。優勝、13対1という圧倒的な差、あじけない感じも正直なところ。島袋投手が宜野湾市の小学生の時に米軍ヘリの墜落の抗議集会で代表として意見を述べていたという事実。

突然に関心が高まり、母校での「この優勝は沖縄の全ての人の応援の力」という発言を聞いて感情移入が無茶苦茶高まってしまいました。しかし、これって、高校野球を冒涜していますね。

ただ、思うことは沖縄の理不尽な沖縄決戦、米軍の65年に及ぶ事実上の占領という中で、高校野球の頂点に連覇を成し遂げて立った興南ナインノ一人ひとりの気持ちを聞いてみたくなったことは事実です。

島袋投手の夢、何なんでしょうか。


横浜市立大学・上山雄彦准教授による「地球社会論」集中講義

2010年08月22日 | ニュース・関心事
※写真のどっちが人間でどっちがロボットかわかりますか?!

国際連帯税の勉強会で横浜市立大学・上山雄彦准教授と知りあいとなり、横浜市立大学「地球社会論」集中講義でフランスのグルノーブル大学のクレベール・ギミル上級准教授が来られることを知りました。

上山雄彦さんの生き方への共感と9月はじめに中国上海万博視察があり、もう一度「科学技術と社会」に関しての基本的視座をきちんとしておきたいという気持ちから参加しました。

全て英語での集中講義でしたが上山さんの適格なほぼ同時通訳にも近い形での進行で内容が十分把握できました。問題意識は重なっていて、上山さんが招請する学者ですから当然といえば当然です。

科学技術発展による人間の持つ力の衰え、バイオテクノロージーへの対処、ロボットをめぐる社会の変化、化学物質による生殖能力の喪失について具体的なデータに基づいて説いていきます。

その展開の基礎にカント哲学が敷衍されていました。自殺してはならない 借金は返さなければならない 能力、才能は開発されなければならない 困った人がいる時に無関心であってはならない、と。

今の学生の方々、みんな英語で質問するんですね。上山さんに「自己紹介を」といわれ、前提は英語、いやー!困ってしまいました。よーし!英語しゃべれるようになって見せるぞ!!の強い夢!
  

地元・竜南町の夏祭りで太鼓ライブ

2010年08月21日 | ニュース・関心事
肋骨の痛み抱えて、地元・竜南町の夏祭りに『座・鼓竜』太鼓演奏参加。メンバーからは「太鼓は叩かなくていいから太鼓運んで欲しい」冗談交じりの厳しい視線の中でのライブ。

曲目は「紅龍(ホンロン)」「楽々」「三宅」「はねこ踊り」の4曲。新興マンション住宅街がひろがる竜南町の夏祭りだけに新たなコミュニティもとめての住民の盛り上がりはなかなか。

屋台は「焼きそば」「焼き鳥」長蛇の列。勿論、「生ビール」「とうもろこし焼き」「フランクフルト」「カキ氷」「駄菓子」とメニューも沢山。その担当するチームがすごいパワー。

役員会の方々に昔のPTAで知り合った人たちも沢山いて、太鼓演奏後に何人もの方から声をかけられました。この夏祭りのコミュニティとしてのエネルギーの源泉を垣間見た感じです。

今日も静岡市内のあちこちで夏祭りまっさかり。それにしても暑い一日でした。夏祭りもいよいよ終焉に近づいてきています。秋はくるんでしょうか。倒れているセミがあちこちに見られます。

セミがひかり回線を断線させる!びっくり!

2010年08月19日 | ニュース・関心事
ちょっと信じられないようなことに直面。
この2日間、インターネットが突然つながらなくなりました。
夏休み、静岡を空けていてメールも沢山きています。

困った?困った?困った?

どうして?どうして?どうして?

様々、方策尽くすも万事休す!

そうだ、カスタマサポートだ!

ということで急遽、NTTから修理士が来ててくれました。
色々調べた結果、セミがひかり回線に卵を産みつけ回線が断線。

えー!!!

いや、よくあるんです、夏場に。

信じられませんが、とにかく、インターネット復旧です。

東京都千代田区のたばこポイ捨て禁止に関わる条例視察

2010年08月18日 | ニュース・関心事
2002年に成立した千代田区生活環境条例、たばこのポイ捨てに2000円の罰金を科すというもので、条例対象区は最初は部分的でしたが現在は全地区に拡大。実際に過料対象となった人たちは、ここ5年を見ても992、741、664、556、443名と減少。

その2000円の科料も80%弱の方々が納入しているといいます。千代田区の条例を多くの方々が認識してくれているからかもしれませんと安全生活課長さんの言葉。視察の目的は静岡市の受動喫煙防止条例の今後の課題についての問題意識からです。

神奈川県で健康増進法でのレジャー施設や飲食店等に対して受動喫煙防止の観点から分煙、または禁煙を求める条例が採択されています。国自身も今年の2月に受動喫煙からの健康被害防止の国際条約の枠組みから公的施設での原則禁止を通知しました。

これを受けて静岡市の今後の条例改正など課題をどうしていくか、6月議会で質疑しました。答弁は芳しくありえませんでしたが、課題が明確になりました。どういう形でこの条例の精神を広めていくか。禁煙防止という第スローガンだけでは突破できません。

千代田区では、昨年度から街中のビルの1階に喫煙所を設けてくれたビルオーナーに設置助成を行うことを決めました。設置経費の2分の1、上限500万円、維持管理費3分の1、上限5万円、賃料の2分の1、上限10万円。5年義務で3年補助。

分煙の拡大は内部空間に喫煙設備を整えながらも喫煙族をどんどん外に放り出します。放り出された喫煙者は、ビルの外、学校の外、公園などに喫煙場所を求めます。千代田区でもたばこ産業が作った写真にある喫煙設備があります。どこで、問題を断つのか。



「新しい公共」テーマに自治体議員政策情報センター、8月28日静岡市で全国研究会開催

2010年08月17日 | ニュース・関心事
東洋大学・根本祐二教授が「新しい公共」は日本の将来を築けるか、をテーマに基調講演、上記政策委研究会が静岡市市民文化会館で28日開催されます。「大きな政府」でもなく「小さな政府」でもない第三の道の提唱です。

根本教授は時事通信の連載の中で、昨年の政権交代から7月の参議院選挙における民主党惨敗の政治状況についてもその敗北原因を分析しながら、日本における新たな成長戦略について展開しています。

「社会資本ストックを更新・維持する産業を成長産業として位置づけ、必要な資金を1400兆円の個人資産から還流させる」戦略として藤沢市や藤沢市や習志野市で導入された公共施設マネイジメント白書に注目します。

藤沢市で現在のハコモノを更新しようとすると近年の公共投資の1,3倍の規模を20年続ける必要がある、橋梁や下水道で4~7倍。習志野市でハコモノ更新で1,9倍。前提は、データに基づく社会資本更新計画になります。

これらを新たな成長戦略に導いていくために、民間活用の更新投資の実現を説き米国のバージニア州のPPEA法を民間資本を活用した社会資本整備手法として日本のPFI法の手直しによる導入可能性として言及します。

そして、規律ある資金調達、ノンリコール型を提唱。更新に要する社会資本を受益者負担でなく、将来的に税収によって返済されることが期待されることを通して民間長期金融の対象となる、というものです。

菅政権の新成長戦略がアジアへの原発の輸出など首相のトップセールスに向かう国家主導型に傾きつつある現状の中で、頭の思考の転換と自治体主導で見通せる産業分野も多く、得るものがたくさんあるのではないでしょうか。

8月政策研究会に是非お出かけください。

8月15日に北鯖石小・中学校の同級生と懇親

2010年08月15日 | ニュース・関心事
実家での姉や弟、妹の毎日の苦労の中で母親との食事会が実現し、その母親を施設に送り出し、そのあとに還暦に突入するわが北鯖石小・中学校の同級会開催はいつになるのやらと同級生をたずねました。

一人は墓石業、一人は消防士、いずれも突然の訪問で申し訳ないとは思いつつ、それでも同級会の開催にこだわっていた自分だからこそか、ずうずうしく「こんにちは」とやあやあの久しぶりのあいさつ。

実際は、とても楽しい時間が通り過ぎました。「遠方より朋来る」を遠方の人間が語るのもいささか抵抗感がないわけではありませんが、まさにその故事にふさわしい久方ぶりの会話がはずみました。

あれか40年、それぞれに人生があり今その人生を振り返る我、お互いの言葉の中に今に至る苦労を覆い隠しつつ、しかし小さな頃の純粋な感情をそのものをもう一度思い起こしての率直な人生批評のやりとり。

ようやくに11月開催を第一目標に準備を始めてみようかの合意を得ましたが、一方で親の介護であったり死を迎えていたりで、自由な時間確保の難しさもありありの年代。次の再開が楽しみです。

戦後65年、民主党政権交代後、初の8月15日

2010年08月15日 | ニュース・関心事
民主党政権交代後の初めての8月15日、1980年以来初めて閣僚の靖国参拝が行われない敗戦の日となりました。韓国併合100年を期しての菅首相談話と朝鮮王室儀軌の返還、シベリア抑留者救済法の成立。

政権交代による戦後処理対処への違いがもう少し評価されてもいいと思うのですが、広島・長崎での菅首相の「非核3原則の法制化」の一方で「抑止力が必要」発言、沖縄の普天間基地など基準が不鮮明という現実。

「ねじれ」国会を通じてこうした民主党政権の矛盾をどのように説明し管首相のリーダーシップが発揮されていくのか。民主党代表選が終わらないとでは、その期待がどんどんしぼんでいきます。

こうした中、フランスでは緑の党の国際会議が、ドイツでは「ヤングユースの世界大会」が開催され日本からも代表が参加しています。2013年の参議院選挙をにらんで緑の政治潮流の巻き返しを、と願うものです。

今日は、実家・柏崎で施設から一時帰宅した母を囲んでの一日。写真は、生まれた・中道(なかんどう)の真ん中に立つけやきの大木。樹齢は100年とか、どんな歴史を見てきたのでしょうか。

「満州開拓」展が市民ギャラリーにて開催

2010年08月13日 | ニュース・関心事
市役所本館の市民ギャラリーで「満州開拓」展が全フロアを使って開催されていま。知人のIさんが中心メンバーとなって準備していらっしゃり敬服の念を持ちながら参加してきました。

というものこれだけの資料収集とこの規模の展示をやるには相当なエネルギーがなければ実現できません。日本の3倍の面積という満州国、開拓移民として静岡県からも1万人もの方々が大陸に渡っています。

そして、関東軍撤退とロシアの参戦、あっという間の崩壊と残された開拓民の惨状が展示資料から伝わってきます。そこに生きた一人の一人の人間の生死を分けた様々な要因、もしもそこに自分がいたら。

そして、帰国できず残留孤児となった日本人たちと日本政府の棄民政策。シベリア抑留をも誘因したともいわれる軍部の開拓民「土着化」という置き去り方針、住民票からの抹消、帰国後の形だけの生活保障。

65年前の敗戦以降ずっとその戦争責任が明確にされていない現状と歴史証言としての生存者の声。私たちがアジアと向き合う原点を明示していくれています。是非、大勢の方に見に行っていただきたいと思います。

高齢者の「所在不明」問題をどのように捉えればいいのでしょうか

2010年08月12日 | ニュース・関心事
東京都で最高齢とされていた113歳の女性が住民登録地の杉並区におらず所在不明となっているにもかかわらず遺族年金が約50年間支給されていたという問題から、いま、日本中で「所在不明」があちこちに。

自治体の縦割り行政やプライバシー保護の観点からの実情把握できないという自治体からの情報が日本全体を覆っています。この指摘で今回の問題の核心は明らかになったのでしょうか。

昨日のNHKの「時事公論」でこの問題が取り上げられてあらたな視点が提起されています。それは、70歳以上の行方不明者とホームレスの数が1万人以上でほぼ同数であるとの指摘です。

「所在不明」が手続き上の問題であるならば、その解決の道も具体的に方向性が見えてきます。しかし、これが家族の崩壊や個々人の居場所問題として捉えるなら別の視点が出てきます。

何故、人はホームレスになるのか、この問題と「所在不明者」がどこかで重なるとするなら分析の仕方が変わってきます。その意味で、どのような過程を経て「所在不明者」となったのか、きちんとした把握が求められます。