まつや清の日記 マツキヨ通信

静岡市議会議員 まつや清の日常を毎日更新!

高齢者の「所在不明」問題をどのように捉えればいいのでしょうか

2010年08月12日 | ニュース・関心事
東京都で最高齢とされていた113歳の女性が住民登録地の杉並区におらず所在不明となっているにもかかわらず遺族年金が約50年間支給されていたという問題から、いま、日本中で「所在不明」があちこちに。

自治体の縦割り行政やプライバシー保護の観点からの実情把握できないという自治体からの情報が日本全体を覆っています。この指摘で今回の問題の核心は明らかになったのでしょうか。

昨日のNHKの「時事公論」でこの問題が取り上げられてあらたな視点が提起されています。それは、70歳以上の行方不明者とホームレスの数が1万人以上でほぼ同数であるとの指摘です。

「所在不明」が手続き上の問題であるならば、その解決の道も具体的に方向性が見えてきます。しかし、これが家族の崩壊や個々人の居場所問題として捉えるなら別の視点が出てきます。

何故、人はホームレスになるのか、この問題と「所在不明者」がどこかで重なるとするなら分析の仕方が変わってきます。その意味で、どのような過程を経て「所在不明者」となったのか、きちんとした把握が求められます。