マネジャーの休日余暇(ブログ版)

奈良の伝統行事や民俗、風習を採訪し紹介してます。
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木曽路大東店の法事会席―四季―

2020年04月26日 09時16分50秒 | ぽつりと
平成15年の賀状に喪中の印しをしていたからわかる。

かーさんの従弟さんに3兄弟がおられる。

私の兄弟は長男の私に次男、三男の3兄弟。

従弟さんも同じく長男、次男、三男の3兄弟。

その従弟さんの父親が亡くなってからもう15年にもなる。

それから15年後の今年の9月初旬に母親も亡くなられた。

従弟さんの母親は、かーさんの母親の妹さん。

叔母にあたる女性である。

先ほどまでは自宅で行われていた四十九日満中陰の忌明け法要だった。

人数が多いということもあって弔事の食事は場を替えた料理屋に場を移す。

行先は木曽路大東店

お店の送迎車に乗り込んで出発。

距離はそれほどもないが、折れ曲がる道をあちこち走る。

おかげで方角がわからなくなった。

車を駐車したお店の西側に建物があった。

どこかで見たことのある建物・・。

なんと大東市市立市民会館だった。

33年前のことである。

かーさんと挙式をあげた施設だった。

懐かしさに恥ずかしさも交差する若かりしころを思い出す。

この日の弔事に施主の挨拶から始まった会席料理である。



予めテーブルに配膳されていた先付料理はもずくに鮎煮、ヤマノイモなどだ。



叔母を偲んで乾杯。

次から次へと運ばれる料理に追っつかない。

ゆっくり食べる私の食事よりもみなさんは早い。

尤も飲んでいる、喋っているから会席料理を口に運ぶのが遅れてしまうからである。

先付や牛肉のしぐれ煮の前菜もある会席料理をじっくり味わいたいし、料理は何かも知りたいが、先に進む弔いの宴。



次の料理は、マグロ、イカ、ハマチ、炙りヒラマサの四種盛りお造りに椀盛。



煮ものに焼き物。

焼き物の西京漬けサワラは実に美味しいが、店舗見本にあるような生姜はなかった。



揚げ物は天ぷらで、留鉢(とめばち)の酢の物。

メニューの内容から会席料理は―四季―のように思えたが・・。

ふと背中に感じる仲居さんの動き。



会席中央に配した場に叔母さんの写真を立てていた、その場に、である。

叔母さんに食べてもらう会席料理がそこにあった。

施主家族の温かい心遣いであろう。

会席が始まってから1時間半後。



時間通りか知らないが、ご飯に汁ものと香の物が運ばれた。



そのあとは膳の状況を見て運ばれたデザートに希望を伝えていたアイスコーヒーで〆。



ほぼきっちりの2時間コースだった。

※先付(もずく・鮎煮・ヤマノイモなど)、前菜(牛肉のしぐれ煮)、椀盛、五種のお造り(マグロ、イカ、ハマチ、炙りヒラマサ)、煮もの、焼き物(西京漬けサワラは美味いが見本にあるような生姜はない)、中皿、お凌ぎ(おしのぎ)、揚げ物は天ぷら、留鉢(とめばち)、ご飯、汁もの、香の物、デザート+コーヒードリンク・・

(H30.10.27 SB932SH撮影)