ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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ウルトラマンコスモス 第13話&第14話「時の娘 前編/後編」

2021-06-30 08:06:13 | ウルトラシリーズ
ウルトラマンコスモス、第13話&第14話は本作初の前後編「時の娘」。

 宇宙ステーション・ジェルミナⅢの完成を目前に控える中、謎の宇宙生命体ワロガが地上に出現。ムサシはコスモスに変身し、ワロガに追われていた女性レニ・クロサキを救助するも、彼女は記憶喪失だった。レニを見舞ううちにムサシは彼女との心の距離を縮めていくが、彼女が書いた絵がきっかけで徐々に真実が明らかに…
 といった感じで始まる、いつになくシリアスな雰囲気に包まれている前後編。1クール目の終わりとも、2クール目の開始とも取れるこのタイミングで改めて怪獣保護には失敗が許されないということ、そのリスクの大きさが描かれることにもなりました。


 まずは今回の敵であるところの邪悪宇宙生命体ワロガ。レニや古代怪獣ガルバスを利用して人類による人類滅亡を企んだ恐ろしい生命体です。
 しかし、ワロガがしたことといえば「レニにバイオチップを埋め込み、ムサシに接近させる」「バイオチップ解析時にコンピューターが汚染されるように仕組む」「ガルバスを操る」と意外と控えめ。EYESの機能がダウンしたところへ現れて基地を破壊するでもなく、ガルバス相手に苦戦するコスモスにトドメを刺すこともしない。ワロガは直接手を下すのではなく、人類が自ら滅んでいく様を楽しんでいるような節も感じられました。
 
 レニ同様、ワロガの作戦に利用された古代怪獣ガルバス。「一度保護に成功している怪獣」であるのがまたワロガの邪悪さを際立たせていると思います。これが未知の怪獣であれば「大人しい怪獣もいれば、危険な怪獣もいる」ぐらいの認識で落ち着いたかもしれませんが、既知の大人しい怪獣であるが故に「やはり大人しいといっても怪獣は怪獣。いつ暴れ出すか分からない」と、既知の怪獣に対する警戒心がより強まるでしょう。

 また、第14話では暴れるガルバスを撃退しようとした防衛隊の行動が、必ずしも間違いだとは言い切れないという描写があったのも印象的です。
 ワロガの邪魔が入ったとはいえ、EYESがガルバスの保護に一度失敗したのは事実。もし次回以降もワロガの邪魔が入れば、ガルバスは保護できず、被害は広まり、人間の生活が脅かされてしまう。だからこそ怪獣保護では失敗できない。たった一度の失敗でも、ライフラインが止まれば命を落とす人がいないとも限らない。改めて「怪獣保護」という夢の実現の困難さが浮き彫りになった話でもありました。


 一時は怪獣保護は夢物語なのかと挫折しかけたムサシですが、そんな彼を救ったのが他でもないレニでした。100年前には宇宙ステーションの建設も夢物語だと言われた。「実現するまではいつも、夢物語だったんだよ」それでも多くの人々が夢物語に憧れ、命を落とし、夢を継いできた…それはジェルミナⅢに「時の娘」と名付けたレニたちも同じ…と。「夢物語」を諦めの言葉にするのではなく、憧れの言葉にするの、良いなぁ…

 改めて夢を継ぐ決心をしたのはムサシのみならず、シノブリーダーも同様でした。ガルバスの進行を食い止めるべく、エネルギープラントを停止させようとした際に、シノブは「気が変わったのよ」とレニを信じて彼女を援護することに。ここからワンダバが入るのめちゃくちゃカッコいい…
 考えてみれば、今回のレニはガルバス同様「怪獣」に等しい存在だったのかもしれません。普段は大人しいけれども、いつ何時何が起こるか分からない危険な存在。それでもレニを諦めるということは、怪獣保護を諦めるということにも等しいでしょう。怪獣保護に失敗は許されない。けれども失敗を恐れて前に進むことをやめることもない。そんな強い意思を感じるシーンでした。

 そして「あんたの手で、私を人間に戻して」という言葉を受け、ムサシは珍しく「コスモース!」と叫ばずに変身。見た目はコスモスでも、戦っていたのはムサシ自身だった…そんなことも感じられる演出でした。
 闇夜を背景にコロナモードに変身し、そこからのどこか寂しげなBGMが流れる戦いもまた素晴らしかったです…


 そういえば、第13話ではフブキがムサシに対して以前よりもだいぶ柔らかく接していたなーと。ムサシに対してレニの処遇を伝える役目を担った際は感情的になるムサシの一方で冷静さを保っていましたし、ムサシがレニと共に逃亡した理由もちゃんと理解していました。第14話では口論にこそなったものの、少しずつ相手を理解し始めていることが伝わってきます。


 改めて怪獣保護という夢を継ぐ決心をしたムサシ。次回は深海!
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ミラーマン 第4話「コバルト60の恐怖」

2021-06-29 08:09:46 | 特撮
ミラーマン 第4話「コバルト60の恐怖」

 今回のインベーダーの目的は、ガンマ線農場で使用されているコバルト60…とのことですが、そもそも「ガンマ線農場」というのを初めて聞きまして。てっきり劇中独自の設定なのかなーと思ったら、実際に存在する模様。加えて「コバルト60」自体も実存すると…架空の施設や物質ではなく、実存するものが狙われることでより一層インベーダーの恐ろしさが伝わってきますね。

 が、コバルト60を奪った後に運悪くインベーダーの1人が交通事故にあってしまうことに。乗っていたカップルの女性にコバルト60が託されるわけですが、インベーダーも意識が朦朧としていて、彼女を仲間のインベーダーだと勘違いしたのでしょうか。はたまた男性が現場から逃亡しようとしていることに気づき、ひき逃げの事実を隠そうとするであろう彼女たちにコバルト60を託せばSGMにも見つからないと判断したか…

 罪の意識にさいなまれ、帰宅後に警察に通報しようとする彼女。一方で彼氏の方は飛び出してきた相手の方が悪いといい、悪びれる様を見せていませんでした。今回の敵は分身怪獣マルチですが、自分の非を認めようとしないばかりか、後にひいたのはインベーダーだったと知って笑い声をあげ、最後には何事も無かったかのように元のさやに収まろうとする彼氏の方がよっぽど怖かったです…
 今回ひいてしまったのはインベーダーでしたが、人間だったとしても彼は同じような行動を取るのでしょう。そしてもしそれが、インベーダーと同じような存在だったとすれば、同じように笑ったでしょう。今回の行動を見るに、彼女の知らないところで他の悪事に手を染めており、それを隠している可能性も考えられます。そんな相手とはとてもじゃないですが一緒にいられませんね…
 誰もが京太郎たちや彼女のように、人命を第一に行動しなければなりません。しかし彼氏のように現場から離れようとする心の闇に打ち勝てるかどうか。こうして第三者視点で見ている分には何とでも言えますが、もしも自分がそういった場面に直面した時に京太郎たちのような行動が取れるかどうか。そういった時にこそ、心の在り方が試されるんでしょうね。

 で、分身怪獣マルチですが、まさか人間の姿の時にだけ分身して、怪獣になってからは分身しないとは思わなんだ。ですが人間サイズでも分身したりと驚異的な身体能力を発揮したり、更には壁の中に入ったまま彼女に洗脳光線と思しきものを照射したりと、インベーダーが怪獣にならなくても十二分に恐ろしい存在であることを伝えてくれた存在だったかと。
 今回は変身時に「ミラー!」と言ったり、「ミラーナイフ!」と技名を叫んでいましたが、前回戦いの覚悟を決めたから、こういう風に技名を発したりしているのかなーと。


 インベーダーは倒せても、人の心の闇までは晴らせない。そんなこんなでまた次回。
 …ところで御手洗博士、アーチェリーの的を外して明後日の方向に飛んでいくのはまぁいいとして、その方向から野村さんが来ているのですが…ひとつ間違えれば大惨事だったのでは…(汗。
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「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」を見て

2021-06-28 07:54:04 | 2021年アニメ
 2021年春アニメの「スライム倒して300年、知らないうちにレベルMAXになってました」を視聴しました。

 20代で過労死してしまった主人公アズサは、女神様の計らいで不老不死の特典つきで異世界転生してから300年。スローライフを送りつつスライムを倒す日々を繰り返していたアズサはレベルMAXになっていた。
 そんな彼女の噂を聞き付けたレッドドラゴンのライカを皮切りに、彼女を母と呼ぶ双子のスライム姉妹ファルファ&シャルシャ、トラブルメーカーのエルフ・ハルカラ、蠅の王ベルゼブブ、幽霊のロザリー、ライカと因縁のあるブルードラゴンのフラットルテ…と、アズサの家はどんどん賑やかになっていくことに…

 といった感じで、優しくあったかい異世界生活が描かれた本作。主にハルカラきっかけで様々なトラブルに巻き込まれたりはするものの、スローライフに良い感じに刺激が加えられる程度に留められており、登場人物が不幸になることはなく、最終的には良いところに落ち着くので、安心して見ていられます。

 前述したライカたちに留まらず、リヴァイアサン姉妹のファートラ&ヴァーニア、幼い見た目に反して実は…なペコラなど毎回様々なキャラクターが登場し、どんどん家族や友人が増えていくのですが、その中でも特にお気に入りのキャラクターになったのはブルードラゴンのフラットルテでした。
 正直初登場時は「ライカのライバルかー」ぐらいの印象だったのですが、色々あってアズサたちと生活を共にするようになった際には、服が邪魔だからと全裸で駆け出すアホの子っぷりを披露…したかと思えば、吟遊詩人クク回では吟遊詩人に関して造詣が深いことが判明。ククの師匠のような立ち位置となり、最後には最高の音楽とメッセージを送るなど粋な場面もあり、一気に好きなキャラクターになりました。最終回のメイド衣装もライカに負けず劣らず似合ってましたし、願わくば2期でフラットルテの活躍をもっと見たいですね。

 また、その吟遊詩人回では各々の個性がよく分かる歌も披露されているのですが、ロザリーの歌はタイトルからして強烈なインパクトを残してくれました。笑っちゃいけないタイトルなんですけども、熱血!コマーシャル!みんなのうた!からのアレは意表を突かれ過ぎてダメでした(苦笑。

 最終回では、第1話との対比もあって、改めて家族や友人が増えたなーと感じさせてくれました。1人のスローライフも良いんでしょうけども、家族との賑やかなスローライフもまた素敵なもの。毎回温かな幸せと笑いを届けてくれた本作。ありがとうございました!
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機界戦隊ゼンカイジャー 第17話「ぬぬっとオカルト同好会!」

2021-06-27 10:02:33 | 機界戦隊ゼンカイジャー
機界戦隊ゼンカイジャー 第17話「ぬぬっとオカルト同好会!」

 兄貴と一緒に踊るフリントちゃん可愛すぎでは!?

 さて今回はその口調が仇となり正体がバレたトウメイワルドが出現。第2話でキノコワルドが「キノコワルドになりたてだから、自分がキノコワルドだと忘れないように」との理由で始めたこの口調が代々受け継がれているんでしょうけども、それが仇になるとは。
 スケスケビームを浴びせたものを透明にし、人々を混乱に陥れるトウメイワルドによってジュランやフリントたちも透明になってしまう羽目に。フリントたちが透明になった途端、トウメイワルドよりも妹たちを優先するのが良いですね。

 で、その真相を知って誰よりもショックを受けていたのが、子供たちとオカルト同好会を結成していたマジーヌでした。不思議現象がトジテンドのせいだと分かればガッカリする…と落ち込むマジーヌでしたが、透明にされたジュランはマジーヌと子供たちのためにお化けの役目を果たそうと奮起。ジュランおじちゃんカッコいい…!

 トウメイワルドの力を利用して子供たちを喜ばせようとしたものの、マジーヌたちはゼンカイジャー。トウメイワルドを倒さないわけにはいかない。自分たちの使命を忘れていないのも良かったですし、また子供たちをガッカリさせてしまったという辛い心境が描かれていたのも好印象です。
 「お前を倒すって話だがぁぁぁ!?」といつになくブチ切れて、名乗りすらも「呪いのパワー」に変化したマジーヌ。藁人形持ってるスーパー戦隊は初めて見たうえに、地面から釘をはやすとかおよそ正義のヒーローとは思えねぇ、とんでもねぇことしてる…(笑。
 そして「お疲れサンバルカン」「痛いよう戦隊…!」「Follow the sun」と技よりもセリフの方が印象に残ったサンバルカンでした(笑。

 ちょっと寂しいEDになるかと思いきや、ジュランおじちゃんが良いところを見せてくれました。仲間たちなら何とかしてくれると信じて後を託す…あれは敵前逃亡ではなく、子供たちを悲しませないという戦いに立派に挑み、見事勝利したのだと感じます。良いなぁ、こういうエピソードも… 

 ニチアサで透明といえばセッちゃんの中の人が出演されていた「スマイルプリキュア!」を思い出したところで、また次回。次回は揺れ動くステイシー君の心境が描かれるのかと思ったら、それはそれとして恋愛しようぜ!な話。ジュラガオーンがガオーンジュラになったりしないとは思いますが…(汗。
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仮面ライダーセイバー 第41話「二千年、綴られた願い。」

2021-06-27 09:35:35 | 仮面ライダーセイバー
仮面ライダーセイバー 第41話「二千年、綴られた願い。」

 去年の暮れに大秦寺が打った年越しそばを食べる予定だった…まぁあの頃、そば喰ってる場合じゃなかったですからね…あれから半年かぁ…

 さて前回、元マスターロゴスを滅ぼし、オムニフォースのライドブックを手に入れたストリウス。オムニフォースを手に入れたこととは関係ないと思いますが、どことなく口調が元マスターロゴスっぽくなっているように感じました。あとやけに声が低いというか、ガラガラしていたというか…
 ストリウスがファルシオンに変身したデザストと戦っている一方、飛羽真たちはといえば…すっげぇ楽しそうに流しそうめんしてました(笑。賢人が、1カ月ぐらい前までは飛羽真たちと別行動していたとは信じられないくらい良い顔をしてましたね。

 その後片付けをしていると、タッセルが現われてストリウスたちがメギドになった経緯や自分が飛羽真たちの世界に干渉できないこと、飛羽真がルナと再会すればワンダーワールドの力を手にする代わりにこの世界から消えてしまうことなどを話してくれました。それを聴いたうえでルナと仲間ともずっと一緒にいたいという想いを語り、未来を変えることを宣言。2つの世界が1つになるエンドかな。

 他方、ストリウスもデザスト相手に「終わりが美しい」と、どこぞの真木博士みたいなことを言ってました。ストリウス曰くデザストは「変わった」とのことですが、元から割と自由に動いていた気がするので、あまり変わったようには感じません。敵であるはずの剣士と共に行動している、という点では変わったかもしれませんが。近々消滅しそうな気配のあるデザストですが、折角ならもう少し蓮とデザストの関係性を描いてくれないと、一緒にいたことの意味が伝わりづらいかなって…デザストの本で変身したり攻撃したり出来るんですかね?

 ルナと再会する前に、デザストの一部を吸収して強化されたカリュブディスメギドと激突。まさか召喚した剣を元の持ち主に使わせての二刀流を披露するとは思いませんでした。出来ることならこの戦闘をもうちょっと長めに見たかったですね。
 それにしてもクロスセイバーは安定した強さを誇っているなーと。現時点での最高戦力を出し惜しみなく投入してくれるのも嬉しい。最後に通常セイバー見たのいつでしたっけ…

 ともあれ、次回はストリウスの作戦が更に進行。
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トロピカル~ジュ!プリキュア 第18話「歩くよ!泳ぐよ!ローラの初登校!」

2021-06-27 09:02:52 | トロピカル~ジュ!プリキュア
トロピカル~ジュ!プリキュア 第18話「歩くよ!泳ぐよ!ローラの初登校!」

 変身完了直後にCM入りって割と珍しいパターンでは。

 さて前回人間に、そしてプリキュアになることが出来たローラ。これで人魚のローラとお別れか…と思っていたら、冒頭で人魚と人間を自在に切り替えられることが判明。人間になる代わりに人魚の女王になる夢を諦めたりとか、そういったわけではない様子。まぁ人魚要素が無いローラは寂しすぎますしね…
 転入生ということもあってか制服は1人だけ異なり、グランオーシャン出身や女王になる夢も包み隠さず話すローラ。転入の話で周りがあたふたするのはいつものことですが、ここまで本人が意に介さないというのも珍しいように思えます。これは特にさんごとあすか先輩の負担が大きそうですね…

 そんな時にローラは水泳部の水島泳子から「水泳の女王」になると勘違いされてしまい、ローラも調子に乗った結果、水泳部の部活に参加することに。てっきり「水泳の女王」を目指す者同士の勝負に発展するかと思いましたが、普通に助っ人を頼まれていたのには驚きました。
 と、その前にヌメリーとゼンゼンヤラネーダとの戦いが繰り広げられるわけですが、初期の浄化技が繋ぎに使われるとは思わなんだ。

 で、肝心の泳ぎの方はといえば…まぁ予想できますよね。人間で泳ぐのと、人魚で泳ぐのとは勝手が違うでしょうし。ローラならこの悔しさをバネに、いつか人間の姿でも人魚の時のように自在に泳げるように特訓してそうな気もしますが…
 色々ありましたが、ローラもトロピカる部に入部決定。OPが変わるのは今回からでも良かったのでは?と思いましたが、入部後の次回からでもタイミング的には良い感じですね。

 ところで今回のくるるん、場面転換に使われただけでしたね…いや、人間は足がしびれるけど人魚たちは足がしびれないってことを示したかったのかもしれませんけども。本当にマスコットなんだなって…でもおしゃレッスンの背景ではケーキ?のてっぺんのシャボンに入っていましたが…あれがシャボンフォームと関連しているのでしょうか。

 ともあれ次回は七不思議。ローラとあすか先輩の髪形が違うのは何故…?
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2021年春アニメの振り返り その2

2021-06-26 07:25:17 | 2021年アニメ
 というわけで春アニメの振り返り2回目なのですが、前回のにまとめても良かったんじゃないかという気がしなくもないです(汗。

①スーパーカブ
 小熊は第一印象とは随分変わりましたね。終盤はエンジンがかからずに動揺していたとは思えないほどの頼もしさでした。
 ただ、さすがに11話における椎ちゃんへの対応はスパルタ過ぎではと思うところ…ひっぱたいて目を覚まさせるのはまだしも、救急車も呼ばずに自宅へ連れ帰って介抱する…という判断については意見が分かれるところかなと。「何故救急車を呼ばないのか」とも思う一方で、あの狭い道を救急車が通れるかどうかも分かりません。となればスーパーカブで駆けつけた方が早いでしょうけども、万が一を考えて呼んでおくべきだったのではないかとも…状況が状況なだけに何とも言えませんね。

 まぁそれはそれとして。スーパーカブ、そして礼子との出会いを経てどんどんたくましくなっていく小熊さん。最終回では遂に鹿児島まで桜を見に行こうと決心。でも最終回で一気に鹿児島まで移動して帰ってくるのは駆け足過ぎないか?志半ばで断念して、次こそは必ず!と意気込んで終わりなのではないか?と思ってましたが、特にこれといったトラブルもなく普通に鹿児島に到着していたのには驚きました。考えてみれば、最後に人の、そしてスーパーカブの可能性を見せないで「スーパーカブ」は終われませんね。

 礼子についてはその一切歯に衣着せない発言の数々や、大胆すぎる行動には毎回驚かされっぱなしでした。回を重ねれば慣れて来るかと思いましたが、何で椎ちゃんが自分の下着を小熊に干されるのを恥ずかしがってるのに、礼子は裸同然でご飯食べようとするわ、小熊の家の冷蔵庫勝手に開けてゆで卵拝借するわ、知らぬ間にりんご丸かじりしてるわ…そういうところがまた彼女の魅力なんですけどね(笑。椎ちゃんの自転車がダメになったことをタイミングを図ってサラッと伝えるのは彼女にしか出来ない役目だったでしょう。

 そして後半から本格的に登場する椎ちゃんですが、前述した2人が頼もしすぎたために「メインヒロイン来た!」という感覚を抱いてしまいました(苦笑。小熊や礼子に比べると背の低い椎ちゃんが、2人に追いつこうと、自分の夢を叶えようと頑張っている姿は可愛らしかったですね。よくよく考えれば文化祭でも彼女の趣味を前面に押し出した企画だったわけですし、小柄ながらも大きな夢と強い意思を抱いている良い子でした。
 そんな彼女も最終回では…この後、椎ちゃんも小熊や礼子みたいになるのかと思うと、嬉しいやら寂しいやら複雑な感情が湧いてきますね(苦笑。

 椎ちゃんの事故の件についてはあれこれ考えてしまうところでもありますが、あそこだけ切り取ってこの作品を語るのは勿体ないとも思います。成長して頼もしくなった小熊、毎回色んな驚きをくれる礼子、可愛い椎ちゃんの3人の物語を楽しませてもらいました。いつか続きも見たいですね。


②蜘蛛ですが、なにか?
 まさか24話が放送延期になるとは思わなんだ…なので、とりあえず23話までの振り返りということで。
 1クール目は蜘蛛パートがメインであり、蜘蛛という小さな存在に転生した主人公が、過酷な生存競争を如何にして勝ち残っていくか楽しませてもらいました。格上の相手や数で勝る相手を手持ちのスキルやレベルアップ回復を生かしつつ如何に打倒するかは見ていてワクワクしましたね。

 で、2クール目に入ると人間パートの割合が多くなってきまして…そのあたりから正直あまり面白くなくなってきたかな…(汗。人間側の主人公であるところのシュンが、亡くなった兄から勇者の称号を受け継ぎ、身内や元クラスメイトの転生者との敵対といった逆境に仲間と共に立ち向かっていく様が描かれるのですが…あまりにも真っ当な主人公過ぎて、奇をてらった主人公である蜘蛛に比べて魅力に欠けていたように思います。
 その蜘蛛にしても、魔王やマザーと戦いこそすれ、吸血っ子ソフィアを見守ったり、人間たちから崇められたりといった1クール目に比べると力をつけてきているために精神的余裕も出てきていたように感じます。蜘蛛ががむしゃらに生き残ろうと必死に足掻く様を見られる機会が減ったのは喜ぶべきなのか悲しむべきなのか…

 また、現在行われているソフィアとの戦いについても、戦闘描写からは迫力も熱量も感じられません。ソフィアには魔法も剣も通用しないと思い知らされるシーンがあるものの、戦闘描写があっさりしているために「そりゃ通じないだろ…」と思ってしまい、絶望感も薄いです。そもそもソフィアの前座であったユーゴーが散々強がっていた割に大したことなかったですし、シュンの強さも分かりづらいかと。
 総じて人間パートは蜘蛛パートに比べて戦闘描写もイマイチで、成長過程も足りていないために感情移入もし辛く、結果「いいから蜘蛛パートはよ」と思ってしまうような気がします…


 1クール目の謎めいていた頃が面白かったと思いつつ、何だかんだで現在23話まで視聴しています。ここまで来たら24話も見ようとは思うのですが、さていつになるのやら…


 といった感じで2作品の振り返りでした。

 さて7月からは!…何が放送するんですかね?とりあえずメイドラゴンSと、はめふら2期があるのは把握していますが…まぁ今回も手当たり次第に録画していこうかと。にしてもメイドラゴンS、本当に楽しみだなぁ…
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2021年春アニメの振り返り その1

2021-06-25 06:42:48 | 2021年アニメ
 というわけで気づけば春アニメも最終回を迎えた作品が増えてきたので、いくつか振り返ってみます。

①ゴジラS.P(シンギュラポイント)
 多分毎週感想書いたり、議論を交わしたりしながら見ると面白い作品なんだろうなと。何とはなしに見ているだけだとハテナマークが頭に浮かぶことが多かったです(苦笑。ジェット・ジャガーが徐々にパワーアップし、怪獣たちと渡り合っていく様は見ていて分かりやすく楽しかったのですが、それ以外はとなると…一度見ただけの私の頭では理解が難しかったです(苦笑。
 ラストには見た目昭和っぽいけど中身的にはミレニアムと思しきアイツが出てきていましたが…続くんですかね?

 にしても最後の釘宮理恵さんと久野美咲さんの掛け合い?凄かったなぁ…これ以前にもすっげぇ早口で、しかもちゃんと聞き取れる声で喋っていたりと、改めてプロってすげぇ!と感じました。久野さんといえば幼い女の子を演じる印象が強かったので、色々な声が聞けて新鮮でした。


②戦闘員、派遣します!
 最後までどこかゆったりとした雰囲気を感じた本作。1話1話のテンポもまったり気味なのは悪いわけではないものの、かといって面白いかと言われると微妙なところ。ロゼやグリムといったキャラクターはお気に入りですが、全体的に「これだ!」という突出した魅力に欠けると言いますか。あと、ちょっと下ネタがキツイ時もありました…


③異世界魔王と召喚少女の奴隷魔術Ω
 まさか「あれ、1期って個別に感想書くぐらい面白かったよね?」と1期を好きな気持ちが揺らぐことになるとは思わなんだ…
 「1期で知り合ったキャラクターたちが最初からいる」のって、2期の良さだと思うんですよ。それが最初からシェラとレム以外はお留守番で、途中で1話だけ登場ってのは寂しかったです。加えて引き続き同行しているシェラとレムにしても、2期での活躍の印象がかなり薄い…シェラは毎回どこかしかで揺れていて、レムは後半やたら露出度高かった印象しか残っていません。新キャラであるルマキーナ、ホルン、ロゼを目立たせるのは当然だとは思うものの、これならディアブロ1人で旅に出ていても話が進んだのではと思わなくもなく。
 盛り上がりどころであるはずの終盤も、第8話ラストはEDとミスマッチすぎるわ、何が何やら分からぬまま話が展開してくわで一気に萎えてしまいました。で「おかしいなぁ、1期ってもっと面白かったと思うんだけどなぁ…」という疑問を抱いてしまうことになったわけです(苦笑。
 まぁホルンが媚びっ媚びな自分を嫌悪するシーンは印象に残りましたが、それぐらいですかね…


④ゾンビランドサガ リベンジ
 最後にもう一度「REVENGE」が聞けて良かったです。ぶっちゃけこっちの方がOPに相応しいのでは?と思ってましたが、ここぞという時に使うからこそ意味があるのかな…と最後のライブで感じました。
 ライブでめっちゃカッコよかったさくら、変われないことを嘆いたサキ、子供たちの温かい声援に目を潤ませるシーンが印象的だった愛、相変わらずのイケボと既成概念の破壊と焼きへのこだわりを見せていた純子ちゃん、衝撃の過去が明かされたゆうぎり、圧巻のパフォーマンスを披露したリリィ、愛されキャラとして定着していたたえ…そんな彼女たちを見ながら「安定した2期やってるなー」という感想を抱いていたら、気づけば最終回を迎えていました。何だかんだで最後まで見てしまうあたり、突出して好きというわけではないにしろ、好きな作品なんだなーと。
 で、まだ何かあるようで…最後のアレは…映画の撮影でしょうか?


 ひとまずここまで。残りの作品についてはまた後日。
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怖くて?楽しいレースの世界

2021-06-24 08:20:00 | 芸能・スポーツ
 最近、ウマ娘の影響で、実際の競馬をテレビで見たり、ネットで史実に触れる機会が増えました。

 テレビで見たのは5月に開催された「日本ダービー」。どの馬を応援すれば良いのか分からなかったので、とりあえず1番人気のエフフォーリアを見ていました。途中で囲まれたかな?と思っていたら、気づけば先頭に躍り出ていて、かと思えば後方からシャフリヤールが差してくる…自分の育てたウマ娘がこんなレースを展開したからヒヤヒヤもんで心臓に悪いですが、見ている分にはめちゃくちゃ面白かったですね!
 また、出走前の過去のレース映像等を見ていると、改めてウマ娘に名前を貸していただいている競走馬のみならず、数多くの競走馬たちが如何に偉大な存在だったか思い知らされます。

 最近だとガチャでピックアップされていたセイウンスカイをお迎え出来たのですが、元となったセイウンスカイもまたすっげぇ馬だったんですね…何書いてるのか、理解が追い付かないレベル。

 ゲームでウマ娘を愛でて、現実で馬の歴史や背景を知り、それらがウマ娘にどう反映されているのかを楽しむ…そんな楽しみ方をしている今日この頃でした。本当、ウマ娘1期を見て「スペシャルウィークかぁ…如何にも主人公っぽい名前だからアニオリのウマ娘なんだろうなぁ…え?マジでいるの?」となっていた頃の私からは想像もつかないくらいウマ娘を、馬を好きになってきています(苦笑。
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ほどほどボンバー

2021-06-23 08:07:10 | アニメ・ゲーム
 どうも。相も変わらず「スーパーボンバーマンR オンライン」をプレイしているアルです。マッチングに時間はかかりますが、その空き時間で他のことやっていると、割と何回も遊んじゃいます。

 あの後もプレイを続けて、現在プラチナ5にまで昇格しました。が、ここからは常にベスト16以上を意識していかなければならなさそうなので、かなり難しそうです…相変わらず水ボンで、最近は終盤、爆弾と爆風が飛び交う場面においては隅っこでじっと様子を見ることを覚えました。意外と狙われなかったりするけど、余波で吹っ飛ぶんですよね…

 たまーのたまーにボンバーワン、つまり1位を取れることがあるのですが、負けることの方が圧倒的に多いですし、何ならベスト32にも入れず負けることが結構あります。というのも、寝起きでやったり、寝る前にチラッととか、他のことをやりながらだと、それらを理由にして「まぁ負けるよねー」と負けても気合が入らず、ずるずると負け続けることがありまして…
 「まぁボンバーワンは取ったことあるし、良いか」「そのキャラ使われたら勝てないわー」「凡ミスしたからやーめた」「別に最上位狙ってないし、遊んでるだけだし」…などなど、言い訳のレパートリーだけは豊富です(苦笑。
 1位を取った経験や、何回も対戦を繰り返しているが故に「これは勝てない」と見切りをつけるのが早くなってしまっているのも私の悪いくせ。気合を入れて負けた時のショックが大きいからって、変に気合抜くの、やめよう!

 上手い方のプレイを見ていて「カッコいい!私もあんな風に勝ちたい!」と思う時もあるんですけど、いやあそこまでは無理だろ…と思ってしまう自分もいるのが何とももどかしい。でもまぁ、出来るところまでは頑張ってみたいと思う今日この頃でした。
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