ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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2022年アニメアウォーズ!

2023-01-07 08:01:08 | 2022年アニメ
 「おちゃつのちょっとマイルドなblog」様で開催されている「2022年アニメアウォーズ!」に参加させていただきました。お忙しい中、企画の立案ありがとうございます。

 全体の振り返りは年末の記事に書いているので、今回は早速最優秀作品から挙げていきます。

・最優秀作品
「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」

 雛人形職人を目指す五条くんが、コスプレをしてみたい海夢ちゃんと出会うところから動き出す物語。最高に明るいOPに始まり、丁寧に描写される本編、「今週も楽しかったー!」という穏やかな気持ちにさせてくれる温かなED。全てが奇麗にまとまっている素晴らしい作品でした。
 本作を見る前は「二次元キャラが三次元に出てくると混乱する」という気持ちから、ややコスプレに関しては苦手意識があったのですが、衣装作りの大変さやそこに掛ける情熱などに触れたことで、苦手意識は無くなりました。そういった点でも印象的な作品でした。
 アニメは続編が決定しており、原作も連載中。特に文化祭編の盛り上がりは最高なので、映像化されるのを心よりお待ちしております。

・特別賞(捨てがたいものや大穴だったもの)
「ぼっち・ざ・ろっく!」
 どこから見ても楽しめる「くノ一ツバキの胸の内」と迷いましたが、こちらで。
 段ボール箱に入ったままでライブという衝撃のデビューを果たした後藤ひとり。その後も事あるごとに色んな意味で崩壊し続けますが、ここぞという時にはカッコよく決めるのだからたまりません。
 第5話で披露され、最高にカッコよかった「ギターと孤独と蒼い惑星」が、第8話では見ている側の不安を掻き立てる曲として披露されたことも印象的です。素人の耳でも「何かおかしい」って感じられる演奏って、凄いっすね……
 そして第11話ラストシーン!文化祭ライブ直前、はっきりと前を見据えるひとりと、一瞬映し出されるライブハウスや後藤家、解き放たれた押し入れ(練習場所)!「ここまできた」とひとりの、結束バンドの軌跡を感じさせられる演出が大好きです。


・キャラクター部門(男性・女性それぞれ)
・男性:五条新菜(その着せ替え人形は恋をする)

・女性:ベニスモモ(くノ一ツバキの胸の内)
 男性は五条くん。ここぞという時の辛抱強さと責任感の強さ、一生懸命衣装を作るその様など、応援したくなるキャラクターでした。
 女性はベニスモモ。ツリ目!可愛い!隠れた努力家!素直じゃないお姉さん!強い!……と、個人的に好きな要素しか詰まっていないキャラクターでした。

・音楽部門(映像込みの評価)>
「ミックスナッツ」(SPY×FAMILY1期1クール OP)
 OPは「うる星やつら」の「アイウエ」と迷いましたが、こちらで。まるで絵本のような絵柄で展開される前半の平穏なアーニャ(フォージャー家)パートから、曲の盛り上がりと共に暗躍する黄昏&いばら姫へと切り替わりが素晴らしかったですね。
 隠し事を胸に秘めたまま一般人のフリをし続けるフォージャー家の心情を現した歌詞も素敵です。

「喜劇」(SPY×FAMILY1期1クール ED)
 EDも同作品から。様々な顔を使い分けているためか、外では顔がはっきりと見えない黄昏といばら姫。ですが、家の中ではロイドとヨルとして、アーニャの「ちち」「はは」としての顔をはっきりと見せるのが印象的です。


 以上です。例年に比べて本数自体は少なめだったように感じていますが、それでも素敵な作品や魅力的なキャラクターたちに出会えて何よりでした。しかしまぁ、改めて「これだ!」という一本に絞るとなると難しいですね……自分の中で採点表でもあれば良いのですが。基本「凄く楽しかった!」「楽しかった」「微妙」ぐらいの判断基準しか持ち合わせていないもので(苦笑。
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2022年アニメの振り返り

2022-12-30 08:58:35 | 2022年アニメ
 というわけで、2022年のアニメ振り返りです。いつもなら「おちゃつのちょっとマイルドなblog」様の企画「アニメアウォーズ!」に参加させていただくのですが、おちゃつさんがご多忙とのこと。なので、この記事はいずれ「アニメアウォーズ!」が開催された時のための下書きも兼ねております。
 
 まずは各期で視聴したアニメの振り返りです。
<冬アニメ>
①その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする
 祖父から雛人形作りを習う高校生・五条若菜が、コスプレ衣装作りに悩む喜多川海夢と出会うところから始まる本作。それまでコスプレに対して少々距離を置いていた私に、その魅力を教えてくれた作品です。段々と頼もしくなっていく五条くんと、最初はグイグイいってた海夢ちゃんが次第に五条くんの魅力に気づかされて……という二人の成長や関係性の変化も魅力的でしたね。
 また、後半のエピソードではジュジュ様こと乾紗寿叶&カメラマンを担当する心寿ちゃんも登場。登場人物の数は決して多くは無いものの、それだけに一人一人に焦点を当てて深く掘り下げられていくのが印象的な作品でした。後のエピソードでは結構な人数が出てきますが、それはそれで「五条くんの世界がどんどん広がっていく」というのが感じられて良き……

②怪人開発部の黒井津さん
 のんびり楽しめるアニメでした。

③明日ちゃんのセーラー服
 絵が綺麗!そして最終回の感動が凄まじかった作品です。

④プリンセスコネクト!Re:Dive Season2
 若干置いてけぼりを喰らった感は否めない。個人的にはわちゃわちゃしていた1期の方が好き。

⑤天才王子の赤字国家再生術
 何だかんだで最後まで見た作品。色々明かされないまま終わったので、続きはちょっと気になる。

⑥スローループ
 恋ちゃん好き。背負っている過去は重いものの、重くなり過ぎず、穏やかに楽しめた作品でした。


<春アニメ>
①ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会(2期)
 新キャラがどのように扱われるのか気になるところでしたが、上手い感じにライバルポジションに収まりつつ、距離を縮めていく過程が良かったですね。私の最推しである中須かすみの出番は1期よりも控えめ……かと思いきや、親睦会で最高に可愛かったのでヨシ!
 「ラブライブ!」に参加しない彼女たちならではの「ラブライブ!」への関わり方も見事でした。

②くノ一ツバキの胸の内
 全くのノーマークだった本作ですが、個性豊かなくノ一たちが繰り広げるドタバタ劇は、毎回楽しく見させてもらいました。
 「男は怖いもの」と教えられて育ったくノ一・ツバキ。しかしその実、男がどんな存在なのか興味津々……ということで、当初は男への勘違いエピソードばかりで、毎回同じものを見せられるのでは?と少々不安でしたが、そんなことはなく。どこから見ても楽しい作品に仕上がっていたなーと。また、基本日常系のエピソード多めなのですが、ここぞという時のアクションシーンも見所です。特に第2話のツバキ対ベニスモモ、最終回のツバキ&ベニスモモVS???の戦いは一瞬たりとも目が離せない良い戦闘シーンでした。

③SPY FAMILY
 漫画は面白いけど、アニメはテンポが微妙で1クール目までしか見ていません。せめてボンド登場までは1クールでやって良かったんじゃないかと思わなくもないですが……あ、OPとEDは好きです。

④まちカドまぞく2丁目
 相変わらずのテンポの速さで安心した。終盤少々駆け足気味でしたが、相変わらず楽しい作品でした。

⑤恋は世界征服の後で
 ヒーローと敵女幹部との良い感じのラブコメ、楽しませていただきました。

⑥かぐや様は告らせたい―ウルトラロマンティックー
 かぐや様と会長の関係に一応の区切りはついたものの、石上とつばめ先輩については保留のまま。ちょっと消化不良気味です。

⑦阿波連さんははかれない
 阿波連さんの突拍子もない行動と、それに対するライドウくんの想定外のツッコミに癒されました。

⑧乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
 ミレーヌ様(30代・人妻)の可愛さが尋常では無かったなぁ……と。

⑨かぎなど シーズン2
 ニコニコ動画向きというか、大人数で見て、ネタをフォローしあうことで層面白くなる作品だったなと。


<夏アニメ>
①メイドインアビス 烈日の黄金郷
 毎週のように精神を抉ってくる作品でした(誉め言葉)。久野美咲さんの演技の凄まじさを改めて認識させられましたね。

②邪神ちゃんドロップキックX
 時に殺伐としつつも、何だかんだのんびり楽しめた作品。でも間に挟まった観光地巡りは少々長かったように思わなくもないです(汗。

③リコリス・リコイル
 話題には挙がっていたものの、個人的にはあまり刺さらないまま終わったなーと。最終回まで見たのに、未だに「千束」という名前を見るたびに「何て読むんだっけ?」と困惑してしまいます(汗。

④組長娘と世話係
 ドタバタ劇かと思いきや、終始落ち着いた雰囲気に包まれていたなーと。

⑤それでも歩は寄せてくる
 お前ら本当に付き合ってないのか?と、かつて「アマガミ」を見た時と同じ感想を抱きっぱなしでした。中盤、ちょっと飽きかけました。

⑥ラブライブ!スーパースター!!(2期)
 肝心要の「ラブライブ!」が一番あっさりしていたってどうよ……かのんを必要以上に持ち上げすぎたように感じました。これで続編って、マジで何やるんでしょうね……?

⑦はたらく魔王さま!!
 直前に再放送されていた1期の面白さがよく分かる2期だったかなって……絵が変わったことよりも、話が面白くないんですよ……


<秋アニメ>
①ぼっち・ざ・ろっく!
 秋アニメの中では屈指の面白さを誇った本作。普段は頼りなさげな後藤ひとりが、ここぞという時にはギターヒーローとして最高にカッコいいところを見せるのが本当にズルい。中でも「孤独とギターと青い惑星」は、初演奏時が抜群にカッコよかっただけに、その後演奏した時には素人の私でも分かるくらいに不安定だったのが一層不安を煽られたりと、使われ方が見事だったなーと。
 また、第11話ラストシーン、文化祭の演奏直前にひとりの自室が映し出されたのも印象的です。もう押し入れにこもって演奏しているギターヒーローではない。「結束バンドの後藤ひとり」として巣立ったことをより印象づけてくれるシーンでしたね。
 あとは最終回の喜多ちゃんの「ひとりちゃん」呼びが愛おしくて愛おしくて……

②アキバ冥途戦争
 「あー、ねるらちゃんってのが敵だな!?」⇒「えぇ……」
 「いやいや、ここから全員奇跡の復活で大逆転でしょ!」⇒「えぇ……」
 さも当然のようにメイドと暴力が結び付けられる世界観に混乱しつつ、その世界に一石を投じた主人公・なごみの生き様、しっかりと見届けさせていただきました。どこまでもメイドであろうとするその覚悟、壮絶でしたがカッコよかったですね……
 あ、個人的に本作で一番好きなのは在りし日の嵐子さんと、牛エースメイドさんです(汗。

③名探偵コナン 犯人の犯沢さん
 米花町の恐ろしさの一端が描かれた作品。短いながらもテンポよく笑わされました。コナン原作から離れて久しいですが、白馬さんが出てきたのには驚かされましたね。

④新米錬金術師の店舗経営
 思っていた以上に「店舗経営」部分がしっかりしていたので、割と好印象の作品でした。

 あとは「魔入りました!入間くん 第3シリーズ」と「うる星やつら」は引き続き視聴中。「風都探偵」は原作の満足度が高くて、アニメはまだ途中までしか見れていません。今期は継続した作品が少な目でしたね……


 というわけで、ここからはあれこれ選んでいきますが、一部「アニメアウォーズ!」に無い選考基準もあります。

<最優秀作品(一番面白かった!)>
「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」

 一番面白かったといえるのは、やはり本作かなと。OPから伝わってくる楽しさ、丁寧かつ綺麗な描写が魅力の本編、まったり落ち着くED、そして原作……総合的に一番楽しめたのは間違いなく本作でした。コスプレへの見方を変えてくれたという点でも印象的な作品ですね。

<優秀作品(これは外せない!)>
「くノ一ツバキの胸の内」
「ぼっち・ざ・ろっく!」
 「何回でも、どこから見ても楽しめる」という点では前者、「まとめて一から見て、改めてひとりの成長っぷりに感動する」のであれば後者……単品で楽しめる前者と、全部ひっくるめて最高に盛り上がる後者……甲乙つけがたいですね。これらのどちらか一つを選べと言われると……めちゃくちゃ悩みますね。


<再放送作品(色あせない面白さ)>

「ノーゲーム・ノーライフ」(2012年放送)
 こちらは「アニメアウォーズ!」には無い部門です。
 「しりとり回が面白い」とは聞いていましたが、今回初めて視聴し、そこ以外もとても面白い作品であると知ることが出来ました。知らぬ間に打たれている勝つための布石、かつて戦った相手に如何に自分を信用させるか……空と白、「空白」のプレイの数々には惚れ惚れとさせられますね。映画はあるようですが、こんだけ面白いのに2期は無いのが残念でならない……



<キャラクター部門>
・五条新菜(その着せ替え人形は恋をする)

・乾紗寿叶(その着せ替え人形は恋をする)
・ベニスモモ(くノ一ツバキの胸の内)
・喜多郁代(ぼっち・ざ・ろっく!)

 男性なら五条くん一択……なのですが、女性となるとこれが難しい。あ、かすみんは殿堂入りレベルなので選んでません。
 ジュジュ様こと紗寿叶に関してはその可愛らしさもさることながら、ちゃんと「お姉ちゃん」をしているのが好印象なキャラクターでした。五条くんが「奇麗」を大切にしているように、「素敵」を大切に使っているのも印象的な子でしたね。
 ベニスモモは同じ作品のキャラクターであるヒナギク、モクレンに関しては個別の記事を書いたぐらいお気に入りでして……特にベニスモモはツリ目!可愛い!気だるそうに見えて実は努力家!可愛い!面倒見の良いお姉さん!仲間想い!強い!と、好きになる要素しかねぇ……
 で、喜多ちゃん。正直「普通に可愛い」ぐらいの印象だったのですが、終盤の美味しくなる呪文やらメイド衣装で「やられた」と感じました。私もちょろいですね(苦笑。あとは最終回で口にした「ひとりちゃん」がめちゃくちゃ可愛いのが印象的。あんなに愛情込めて名前を呼べるのって素敵ですよね……まぁ、その後のやり取りは少々怖いものがありましたが(汗。


<音楽部門(映像込みです)>
「ミックスナッツ」(SPY×FAMILY1期1クール OP)
「アイウエ」(うる星☆やつら OP)

 OPならこの2作品が候補に上がります。前者は平穏なアーニャパートから、暗躍する黄昏&ヨルパートへの切り替わりが素晴らしかったですね。後者は昭和と令和、異なる二つの時代を見事に組み合わせた映像となっています。
 どちらも歌詞にアニメを強く意識した歌詞が盛り込まれているために愛が感じられる素晴らしい楽曲なだけに、どちらか一つを選ぶのは非常に難しいですね……

「喜劇」(SPY×FAMILY1期1クール ED)
 EDは映像込みならこの曲かなと。サビからの静かな盛り上がり、外では様々な顔を使い分けている黄昏とヨルが、家の中ではアーニャの「ちち」「はは」としていられることを表しているかのように、家の中では彼らの顔がハッキリと映っているのも印象的ですね。

「ギターと孤独と青い惑星」(ぼっち・ざ・ろっく! 第5話挿入歌)
 こちらも「アニメアウォーズ!」には無い部門です。
 それまでも十分面白かったですが、この曲が流れた後から更に盛り上がったなーという印象があるために、挿入歌として最も印象的だったこの曲を選ばせていただきました。



 といった感じになります。今年は後半の視聴本数がやや控えめだった気もしますが、再放送含みあれこれ見たなーと。いずれ「アニメアウォーズ!」が開催された際には、また改めて振り返っていきたいと思います。
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2022年秋アニメの話 その1

2022-10-14 07:26:27 | 2022年アニメ
 今年の秋アニメも大体出そろってきたところなので感想を。

・風都探偵
 秋アニメに含めて良いのかどうかはともかく、「仮面ライダーW」のスピンオフ漫画のアニメ化。原作は毎回楽しく読ませていただいていましたが、まさかアニメ化という形で三度Wの世界に浸れる日が来るとは思いませんでした。元々の「仮面ライダーW」と声まで一緒とはなりませんが、違和感なく楽しませていただいております。まぁ、今後漫画を読んでいる際に特撮とアニメ、どちらで脳内再生すればいいのか迷いそうですが(笑。
 にしても、OPでエクストリームがいない一方で、アクセルブースターが映ったのは意外でした。アニオリ要素をどこかで仕込んでくるのでしょうか?

・後宮の烏
 呪殺・祈祷・失せもの探し。頼まれれば何でも請け負う烏妃・柳寿雪と帝を中心とした物語の様子。第1話・第2話では失せもの探しがメインでしたが、今後もそういったトラブル解決に奔走する話が繰り広げられるのでしょうか?
 どういった方向に話が進んでいくのか分かりませんが、寿雪が可愛いのと、落ち着いた雰囲気が好きなので視聴継続中です。

・ポプテピピック TVアニメーション作品第二シリーズ
 相変わらず蒼井翔太さんをどうしたいのか分からないアニメで安心しました(笑。毎回A・Bパートでの声優交代にも慣れたもの……と言いたいところですが、ハルヒ、ハガレンと懐かしい組み合わせが聴けるとテンション上がりますね。それにしても第2話はバリってたな…

・名探偵コナン 犯人の犯沢さん
 舞台は「まともな人間は近付かない」とまで言われた米花町。この町のどこかにいる「ヤツ」を殺そうとする犯沢さんが主人公のスピンオフ作品。まさか全身黒ずくめの犯人が主人公になる日が来ようとは。コナンや蘭といった本編でもお馴染みのキャラクターも出てきますが、角が強調された蘭の「殺されても知らないから」や、懐かしの弁当型FAXを蹴って犯人を捕まえるコナンなど、発言や行動に差があり過ぎて楽しいですね。OPで無表情で踊らされる蘭と灰原の心境や如何に。
 最初は家探しから始めたものの、どこもかしこも事故物件ばかりという有様。罪を犯す以前に、真っ当に暮らすのも大変な米花町での犯沢さんの動向が楽しみな作品です。

・アキバ冥途戦争
 一見まともそうなメイドさんから「メイドの世界に暴力はつきもの」と言われたら、そういう世界観なんだと受け入れるしかない。
 というわけで、想像以上に殺伐としている秋葉原のメイドさんたちの物語です。第1話ラストの、萌えな歌に乗せてオタ芸の如く発砲しまくる様は一度見たら忘れられませんね。可愛い曲と発砲音のミスマッチだけどもベストマッチな音の合わせっぷりが妙に印象に残ります。
 主人公のなごみは、今のところ常識人ポジションですが、いつ染まってしまうのか、楽しみなような不安なような……あと眉が可愛い。にしても、どことなーく「ゾンビランドサガ」味を感じる作品ですね…

・ぼっち・ざ・ろっく!
 気づけばいつも一人ぼっちだった主人公・ひとり。バンドを組んだら自分でも輝けるかもしれないと思い、ギターを始めたものの中学時代は一人も友達が出来ずにあっという間に過ぎていくことに。しかし高校入学後1カ月、意を決してギターを学校に持っていったことが転機に……?
 ひとりの可愛らしさと叫び声が良い味を出している作品ですね。ひとりがどんな風に変わっていくのか、楽しみにしています。

・魔入りました!入間くん 第3シリーズ
 気づけばあっという間の第3期。新学期を迎えた入間くんたちに課せられたのは、2年生になるまで位階「4」への昇級。卒業のボーダーラインでもある位階「4」を目指し、それぞれの特性に合った教師と授業が繰り広げられることになりそうです。となると、アメリさんとのふれあいの時間はなかなか取れ無さそうですかね……?ですが、OPで弓矢を構える入間くんがめっちゃカッコよかったので、どのようにパワーアップするのか楽しみです。

・うる星やつら
 令和の時代にラムちゃんがまさかの復活。そして全く見劣りすることの無い面白さ・可愛らしさが溢れた第1話となっていました。ラムちゃんやしのぶの可愛らしさは、今の時代でも十二分に通じるものがありますね。OPではスマホ、本編では黒電話という「新しさ」と「懐かしさ」が共存しているのも印象的です。令和に放送するからといって無理に設定を現代風にせず、あの頃の不便さや良さを伝えてくれることも期待しています。


 この他「新米錬金術師の店舗経営」「虫かぶり姫」「Do It Yourself!!-どぅー・いっと・ゆあせるふ-」「陰の実力者になりたくて」も視聴中ですが、視聴を継続するかどうかはちょっと怪しいところ。何にせよ、気づいたらあれこれ見ている、楽しい秋になりそうです。
 あ。「虚構推理」の再放送と、「ノーゲーム・ノーライフ」の再放送も見ます。後者は今回が初見なんですが、何でこんな面白い作品を見逃していたんですかね、当時の私。
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「ラブライブ!スーパースター!!」2期を見て

2022-10-10 07:58:11 | 2022年アニメ
 というわけで「ラブライブ!スーパースター!!」2期を視聴しました。

 1期は終盤を除けば結構楽しめていましたが、2期はあまり楽しめませんでした。

 まず、かのんをあまりにも持ち上げすぎだと感じました。ライバル・マルガレーテのようにソロアイドル路線を貫いた結果、かのんだけに留学の話が来る。あるいは東京大会前後で宣伝動画を撮影し、その過程でかのんがソロ曲を披露する。そういった過程を経ているのならば、彼女だけに留学の話が来るのも理解出来ますが、9人で歌っていたにも関わらずかのんだけが評価されたのは何故なのか。
 かのんの歌の素晴らしさは1期から描かれていた要素ではあるものの、国際的に評価される過程がやや不十分だったように感じます。

 結果、最終回付近ではかのんが留学するか否かが中心となってしまい、1期の頃から目指していたはずの「ラブライブ!」は通過点扱い。東京大会で優勝したとはいえ「全員で歌うべきか否か」と悩んでいた雰囲気はどこにもなく、最早全国大会は消化試合のような扱いであり、感動も何もありませんでした。せめて東京大会ではサニーパッションへのリベンジ、全国大会ではマルガレーテと留学をかけて激突!ぐらいの盛り上がりは欲しかったです。

 そんな全国大会の盛り上がりを犠牲にしてまで展開した留学の話は、2期最終回ラストシーンという局面においてまさかの中止。からの3期決定。もうわけがわからないよ。
 1期のライバル・サニーパッションはマルガレーテに台詞内で敗北していたことが判明し、マルガレーテ自身は初登場からしばらくまともな出番が無く、悲願だったはずの「ラブライブ!」優勝は何の感慨も無いままに掴み取り、みんなで背中を押したはずの留学は中止……2期は一体何がしたかったんでしょうね……


 改めて振り返ると2期は……恋ちゃんがゲームにはまる話ぐらいですね、楽しめたのは。それ以外はとにかく悪いところばかりに目がいってしまいました。特に可可とすみれ。1期の頃は微笑ましいやり取りを繰り広げていたのに、2期になってからしばらくは可可がすみれのやること全てにいちゃもんをつけているだけにしか見えなかったため、見ていて気持ちの良いものではありませんでした。
 新たに加わった一年生組にしても、正直加入させる必要があったのかどうか……もっと「一年生がいて良かった!」と思える場面が欲しかったですね。正直加入するまでの印象の方が強く、全員揃った後は「一年生」でひとくくりにされていたように感じました。

 新たに登場したマルガレーテも初登場のインパクトこそあれ、久々に出てきたかと思えばあっさり敗北し、往生際の悪さを露呈。あれを「夢を叶えようと必死になる姿」と捉えれば良いんでしょうけども、あまり好感はもてませんでした。
 ライバルの座を奪われたサニーパッションは結局何だったんだろうなぁ……経歴そのものは華々しいものの、全て結果でしか語られないために実際にどれほどの実力者なのか伝わりづらく、マルガレーテが彼女らを上回ったといわれても凄さが分かりづらいです。


 総じて、2期は1期に比べて後半の盛り上がりに欠けていたと思います。「全員で歌うべきか否か」「かのんを送り出すか否か」など、誰かの夢を叶えることは、誰かの夢を奪うことになる……そんな話が展開されていたようにも思えますが、全体的に唐突さが目に付いてしまい、腰を据えてじっくりと作品のテーマを考えながら楽しむことは出来ませんでした。

 3期は……何をやるんですかね。「ラブライブ!」連覇を狙って、また同じような展開を繰り返すのでしょうか。はたまた、各々の夢について描くのでしょうか。普通に留学して、留学中の話を映画でやれば良いんじゃないのかな……
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2022年夏アニメの話 その2

2022-09-30 07:56:58 | 2022年アニメ
 9月も今日で終わり、2022年夏アニメも殆ど見終えたので、その感想を。

 ……とはいえ、正直あれこれ見てはいたものの、「これだ!」といえる作品はごく限られていたように感じます。
 その「これだ!」といえる作品は「メイドインアビス 烈日の黄金郷」ですね。1期、映画も相当に度し難かったですが、2期も2期で毎週のように精神が抉られていきました(汗。「早くヴエコやイルミューイたちがどうなったのか知りたい!」と純粋に思っていたあの頃(2カ月前)が懐かしい……本作で改めて久野美咲さんってすっげー!!と感じさせられました。
 また「邪神ちゃんドロップキックX」も、画面は殺伐とする時があるものの、総じてのんびりと楽しめたなーと。間に挟まった観光地巡りは少々長かったように思いますが、あれはあれで。

 
 「リコリス・リコイル」は色々話題に挙がっていたものの、どうにも刺さり切らないまま終わってしまいました。終盤、街にばらまかれた銃を手にした人の行動や、それを隠ぺいする工作は少々雑というか強引に感じられました。アクションは見ごたえがありましたし、2人だけの晴れ着披露も印象的ではありますが……自分でも刺さらなかった理由がよく分からない作品でした。
 「組長娘と世話係」は、静かに落ち着いた雰囲気で始まり、その雰囲気のまま終わったなと。見ごたえという点では少々物足りなさを覚えるものの、お嬢が可愛かったですし、締めの話も結構好きでした。


 「それでも歩は寄せてくる」は、あんだけアピールしてるんだったらもう付き合えば良いのでは……?と何度思わされたことか。同じようなやりとりが繰り返されるため、途中でやや飽きかけましたが、最終回でうるしが自身の想いを自覚するあたりは良かったかと。

 「ラブライブ!スーパースター!!」の2期は放送中ではあるものの、正直1期ほどの面白さは無いですね。結局サニーパッションの実力は言葉で説明された部分が多すぎて、サニーパッションが優勝した!負けた!と言われても、その凄さが伝わりづらいです。2期から登場した新キャラはライブシーンがあったのに、何故。
 また、可可とすみれのやり取りは、1期の時は微笑ましかったのに、2期はすみれのやることなすこと全てに文句をつけているような感じがして、あまり好きになれませんでした。担当回で、ある程度挽回したような気もしますが……

 「はたらく魔王さま!!」は、絵の雰囲気が変わったこと以上に、話そのものがあんまり面白くなかったです(汗。直前に再放送されていた1期が綺麗にまとまっていたこともあって、より一層そう感じてしまいました。世界云々の話にもそんなに魅かれませんでしたし……

 「Engage Kiss」「プリマドール」「連盟空軍航空魔法音楽隊 ルミナスウィッチーズ」は結局3話ほどで視聴を止めたものの、「継母の連れ子が元カノだった」だけは完走しました。終盤はヒロインが自分の気持ちを再確認するために、やや似たような展開が繰り返されていたように感じました。この作品もここからが本番といった感じがします。


 といった感じでした。今期は視聴作品はそこそこあるものの、お気に入りと呼べる作品はごく限られたものになったかと。来期はどれくらい出会えるかな……
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「着せ恋」続編制作決定の話

2022-09-19 07:17:04 | 2022年アニメ
 祝!アニメ「その着せ替え人形(ビスク・ドール)は恋をする」続編制作決定!公式サイトでのお祝い画像には笑わされました。お面の下で困惑している五条くんが見える見える…

 にしてもいやー嬉しい!1月から放送されていたアニメでは原作5巻までが描かれたため、続編となると新たなコスプレイヤーとの出会いが描かれる6巻から、文化祭の模様が描かれる8巻までのアニメ化でしょうか?原作ストックがあり、かつあれほどまでに盛り上がる話なのに、それを避けてアニオリをやるというのは考えづらいですし…
 個人的には2期でも良いのですが、新たなコスプレイヤーとの出会いをOVA、新たなコスプレから文化祭までの一連の流れを映画……の流れが、話数的には収まりが良いように思えます。
 が、ここで気になるのはジュジュ様と心寿ちゃんの出番です。以下、若干のネタバレ入ります。



 原作通りの展開かつ続編が原作8巻までの範囲ならば、ジュジュ様と心寿ちゃんの出番はありません。一応、文化祭編における問題の解決にあたって、ジュジュ様や心寿ちゃんが役立てるであろう場面はあるにはありますが……衣装作りを通じて様々な人と交流を深めていく五条くんが見たいので、あまり2人の出番が多くなりすぎると五条くんの世界が狭まってしまうため、あまり好ましくないかなと。
 何よりも、推しである成蘭ちゃんの活躍がカットされたらマジで困りますし(笑。ジュジュ様たちは文化祭を見学に行くとか、ちょっとしたアドバイス程度の出番になるか、あるいはアニメ2期という形ならば、文化祭前に乾姉妹とのアニオリ編を挟んだりしそうだなーと。

 あぁ、あと6巻に登場するコスプレイヤーさんの声に一番似合いそうな人は誰だとか、アニメ1期では残念ながら出番が無かった宇佐見さんに今度こそ出てもらいたいとか、色々な想いが生まれつつある今日この頃。原作最新刊も今週末発売とのことで、そちらも楽しみにしております。
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2022年夏アニメの話 その1

2022-07-26 07:17:14 | 2022年アニメ
 というわけで2022年夏アニメが始まって間もなく1カ月。視聴中の作品は以下のとおりです。

・好き
①邪神ちゃんドロップキックX
②メイドインアビス 烈日の黄金郷
③異世界おじさん
④リコリス・リコイル
⑤組長娘と世話係
 以上5作品は今後も視聴継続するであろう作品です。
 ①の邪神ちゃんはまさか3期まで放送するとは……好きっちゃ好きですけど、邪神ちゃんがぶった切られたりするのは正直苦手なので、イマイチ好きになりきれない作品でもあるんですよね。でも見ちゃう不思議。
 ②はOPからして嫌な予感しかしませんね……1期、映画共に視聴済みですが、あれらを上回る衝撃が訪れるんだろうかとハラハラしっぱなしです。
 ③は、最初はおじさんの外見のインパクトが強かったものの、すぐに慣れて楽しめるようになりました。SEGAには疎いですが、ニコニコ動画のコメントで知識を補完させていただいております。みんなで見るのが楽しい系の作品かなと。
 ④は……キャラは可愛いし、アクションも見ごたえあるしで、すっげー面白い気もするんですけど、あと一つ何か足りない気がしてなりません。間違いなく面白いんだけど、こう、何かあと一つ……
 ⑤はドタバタ系かと思いきや、あんがいしっとり、落ち着いた雰囲気だったのが意外でした。とりあえずお嬢可愛いよお嬢。


・普通
⑥それでも歩は寄せてくる
⑦ラブライブ!スーパースター!!2期
⑧はたらく魔王さま!!
 以上4作品は、つまらないわけではないが、視聴継続はちょっと危うい系の4作品です。
 ⑥は、「さっさと付き合えば良いのに」と思うことが多く、今後も同じようなやりとりが続くのかなと思うと、ちょっと飽きかねないかなと。でもEDは今期一番好きです。
 ⑦は待望の2期!と言いたいところですが、1期は終盤で何故か飽きかけたので、テンションはそれほど高くないです。1年生組の追加も良いけど、5人の関係性の進展も見たかったかなって。あとサニーパッションの実力が人づてにしかわからないため、優勝と言われても「何で?」としか思えず、彼女たちに認められたからどうなんだという気持ちが少なからず…
 ⑧は、数年ぶりのまさかの2期。ただ、直前に再放送していた1期とだいぶ絵の雰囲気が違うので、話よりもそっちに目がいってしまいますね(汗。特に魔王とアルシエルに違和感が。

・微妙
⑨Engage Kiss
⑩プリマドール
⑪連盟空軍航空魔法音楽隊 ルミナスウィッチーズ
⑫継母の連れ子が元カノだった
 割と視聴継続がピンチ系の作品です(汗。
 ⑨はアクション成分なら「リコリス・リコイル」で事足りていると感じてしまい、⑩は話がイマイチ盛りあがらず、⑪は名前にまつわるエピソードがややガッカリで、⑫は「またくっつくんだろうなー」と冷めた目で見てしまっています。何だかんだで⑨、⑫は見続けそうな気がしますが、⑩、⑪はかなり微妙なラインですね…


 といった感じの12作品……てっきり5作品ぐらいだと思っていたのですが、実際には思ったよりも見ていました(汗。数は見ていますが、ピンと来る作品はやや少なめかなと。ともあれ、出来る限り視聴継続していこうかと。ただ、個別に感想を書く予定は無いかな…
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2022年春アニメの感想 その2

2022-07-11 07:04:58 | 2022年アニメ
 というわけで以前の記事に引き続き、2022年春アニメの感想です。

1.かぐや様は告らせたい~ウルトラ・ロマンティック~
 文化祭メインとなった3期。眞妃ちゃんなど魅力的なキャラクターも登場し、かぐやと白銀会長の関係は一応の決着がついたものの、石上とつばめ先輩の方は保留のままであり、少々消化不良です。あとは、折角最初からミコがいるんだから、もっと生徒会メンバーとのやり取りを見たかったなーとも。新作アニメーションもあるとのことですが、テレビ放送されない限りは追いかけないかもです。

2.SPY×FAMILY
 原作・アニメ共に間違いなく面白いのですが、どうにもアニメは物足りなく感じてしまいました。丁寧に描写されていると感じる一方、少々ゆっくり目にも感じてしまうところがチラホラと。特にドッジボールの件は面白いアニオリもありつつ、間延びしている印象を受けました。
 今後放送される2クール目にも期待はしていますが、7巻から9巻の話に触れるには相当駆け足になりそうですね……だとすると、とある人物と接触して終わってしまいそうなので、物足りなさを覚えてしまいそうです。
 あ、OP、EDは素晴らしかったです。EDの「あの日交わした 血に勝るもの 心たちの契約を」というフレーズは本作にぴったりでしたね。

3.恋は世界征服のあとで
 正体を隠して付き合っているヒーロー・不動くんと敵の女幹部・デス美さんの恋物語。群を抜いて面白い!とまではいかなかったものの、普通に楽しい作品でしたね。最終回はマスク割れ、素顔の名乗り、OPと共に必殺の一撃と、良い感じに特撮ヒーロー感があって良かったです。

4.まちカドまぞく 2丁目
 安心と信頼のまちカドまぞく2期。今回は最初からミカンもいるため、より賑やかになっていました。
 原作3巻から4巻の内容を、相変わらずの良テンポで描かれており、気づいたらあっという間の最終回。最終回の締めはちょっと駆け足気味にも感じましたが、それでも安定して面白かったです。次があるとすれば、桃の新フォームや作中屈指のヤベーやつが姿を見せることになりますが、果たして…?
 個人的には滝に打たれている桃とシャミ子の会話の間が最高でした。普段テンポ早めだからこそ、ああいったところでの間が印象に残りますね。あとアニメだと小倉が3割り増しぐらいで可愛くなっていた気がする。

5.かぎなど シーズン2
 正直登場作品の大半は知らないため、ネタの殆どは理解出来ませんでしたが、そこはニコニコ動画での公式配信におけるコメントで多少カバーさせてもらいました。こういうオールスター系の作品の小ネタは、詳しい方と一緒に見るのが楽しいですね。
 昔見ていた作品のキャラにもう一度会えたのは楽しかったです。


 以上となります。他に感想を書いた作品と併せると、春アニメは9作品の視聴となりました。
 途中でやめてしまった作品は……「パリピ孔明」はラップバトル以降見ていませんし、「処刑少女の生きる道」「群青のファンファーレ」「社畜さんは幼女幽霊に癒されたい」はいずれも1話で断念。「可愛いだけじゃない式守さん」は開始数分で「何か思ってたのと違う」と感じてしまい……といったところです。「RPG不動産」はいずれ機会があれば…

 
 さて、7月ももう中旬。夏アニメも続々始まっています。気づいたら3期が始まっていた「邪神ちゃんドロップキックX」、「深き魂の黎明」ラストで流れた予告からして嫌な予感しかしない「メイドインアビス 烈日の黄金郷」、お前らさっさと付き合えよと言いたくなる「それでも歩は寄せてくる」、ドタバタ系かと思いきや意外としっとり展開してくる「組長娘と世話係」などなど……今期も色々と楽しめそうです。
 あと、ギアスR2再放送はとても嬉しい。嬉しいんですけども、やっぱ思い出補正も相まって、昔のOPが恋しくなりますね……
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「くノ一ツバキの胸の内」を見て

2022-07-06 07:36:05 | 2022年アニメ
 2022年春アニメ「くノ一ツバキの胸の内」全13話を視聴しました。

 あかね組のくノ一・ツバキ、サザンカ、アサガオ、リンドウら戌班を中心に、十人十色のくノ一が登場する本作。「男は怖いもの」「恐れるべきもの」だと先生から教わってはいるものの、年頃のツバキはまだ見ぬ男に興味津々。そんな想いを胸に秘めつつ、あかね組でのドタバタした日常が繰り広げられました。

 最初は「男への畏怖」を強調したり、「男を軽視する態度」を延々と引っ張るのであれば、そんなに楽しめなさそうかなーと思いました。私が男だからとかは関係なく、「男に対する勘違い」を見せられてもそんなに面白くないと言いますか……なので、初回だから已むを得ないとはいえ「男」が話の中核を担っている第1話「危険な男」や、蛇を男に見立てて追いかけるだけの第9話Aパート「ヘビと男」は正直あまり楽しめなかったです(苦笑。
 第3話Bパート「男鬼ごっこ」や第4話Aパート「男と女」のように、「男を怖いものとして教える理由」が明かされる話や、第11話「もて術」「モテたい」のように共感できるものであれば見ていて面白いんですけどね。

 ですが、話が進むに連れて、ベニスモモやヒナギク、モクレンなど大勢のくノ一にスポットがあたるに連れて話はどんどん面白くなっていきました。
 個性豊かなくノ一たち、分かりやすいストーリー、短いながらも見ごたえのあるアクションシーン、アニメではメイン回が無かった班もEDを担当し、そしてアニオリ?ながらも原作要素を上手いこと絡み合わせた最終回……と、気づけば最後まで楽しませてもらいました。
 
 個人的な推しの話は以前もしたとおり、ベニスモモ、モクレン、ヒナギクの3人となります。しかしまさか、最終回でもベニスモモの株が爆上がりするとは思わなんだ。ツバキとの共闘もカッコよすぎるんよ……また、ヒナギクは相変わらずの不憫さでしたが、男?と戦うことを真っ先に提案する大胆さはカッコよかったですね。
 一方、残念ながら寅班(フキ、イタドリ、ウメ)や卯班(カゲツ、ムクゲ、ホトトギス)、辰班(ヒギリ、スズシロ、ハス)らは出番こそあれ、原作の主役回はアニメ化されませんでした。ですが、それぞれが担当したEDで関係性が表現されており、少なからずフォローされていたのは好印象です。他にも最終回では男?との戦いで辰班が先陣を切り、寅班は虎に変化、卯班は第11話冒頭で短いながらも歌唱していたりといった出番が用意されていたのも良かったです。各班に注目して見返すのも面白そうですね。

 個人的に好きな話を挙げるとすれば……大体ベニスモモ担当回になるので、それはそれとして。
 一番インパクトがあったのは言うまでも無く第6話Aパート「転入生」ですね。お面を被ったくノ一・リンドウが転入してくる話なのですが、問題はそこではなく……いやー、あの言葉をあれほどまでに連呼されるとは思わなんだ(汗。聴いてるこっちが恥ずかしくなるレベルでしたね。リアルタイムで見ていたため、眠気が吹っ飛んでしまいましたとも…
 また、第9話Cパートはおよそ2分間、酉班のアザミとタンポポがひたすら駄弁る様が遠巻きに描写されていたのも印象的です。本編で描写されたように、スミレが透明化してアザミとタンポポの会話を聴いているようなシチュエーションでした。班長のスミレの厳しさや特訓名のセンスの無さを指摘しつつも、「ウチら酉班の3人がいれば~」とスミレを好きなことが伝わってくる会話の内容が良き……

 といった感じの「くノ一ツバキの胸の内」。始まった当初の心配はどこへやら、すっかりお気に入りの作品となりました。出来ることならばベニスモモの看病、モクレンの喧嘩の仲裁、ヒナギクまさかの羊班加入?などなど、アニメで見たい話があるので、いずれ続きがあると良いなぁ……
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「くノ一ツバキの胸の内」の推しの話

2022-06-29 07:48:33 | 2022年アニメ
 間もなく最終回を迎えるアニメ「くノ一ツバキの胸の内」。同じ作者さんの「からかい上手の高木さん」は1期以降見ていないので、本作もあまり盛り上がれないかな?と思っていたのですが……これが想像以上に面白い!キャラクターが大勢いるためにさすがに全員の名前は覚えきれていませんが、それでも個性豊かなくノ一たちの日々を楽しませてもらっています。

 以前の記事でもチラッと書きましたが、個人的にお気に入りなのはベニスモモ、モクレン、ヒナギクの3人です。


 この中でも特に一推しなのがベニスモモです。アニメでは第2話Aパート「努力と天才」、第3話Bパート「男鬼ごっこ」、第10話Bパート「貸しと借り」、第12話Aパート「ライバル」などで登場していますが……この子がとにかく可愛い!カッコいい!頼もしい!と三拍子揃った素晴らしいキャラクターです。
 「努力と天才」では主人公ツバキと戦うことになるのですが、この戦い、短期決戦ながらも濃密で、何度も繰り返して見てしまうくらい大好きなシーンです。特にツバキがベニスモモのクナイを弾き飛ばすまでの一連の攻防!目まぐるしく攻防が入れ替わるあの動きは何度見てもカッコいいですね!ツバキが分身しても、ベニスモモは本体を見破っていたようでしたし、互いに相当な実力者であることが伝わってきます。OPで先生相手に並び立つシーンもカッコよくて好き。

 …まぁ、続く第3話Bパートの「男鬼ごっこ」では、先生から圧倒的な力量差を見せつけられるのですが(汗。あそこで背筋をピシッと伸ばすあたり、根は真面目な子なんだなと伺えます。
 そして「貸しと借り」では、風邪を引いたツバキのためにと薬草を取りに行こうとするサザンカとアサガオのお姉さん的役割を果たすことに。この話でベニスモモがもっと好きになりました。ED後のCパートではモクレンのことを心配しているからこそ、ビシッと言う様が頼もしかったですね。
 第8話Bパート「姉さま」においては、班が決まる前の幼いツバキたちが描かれており、昔からツバキとは好敵手だった模様。山の頂上を目指して競争している最中、悲鳴を聴いた際にはツバキのみならずベニスモモも足を止めていることから、彼女も悲鳴の主を心配していたことが伺えます。競争を中断し助けに向かうツバキから「追いつきますから」と言われた際にむくれる様も可愛かった…!

 で、第12話Aパート「ライバル」では、「もて術」が流行ったことで一番ダメージを受けているヒナギクを慰めて欲しいと頼まれることに。ここでもベニスモモの優しさが光る!……と思いきや、予想外の展開に。さすがリンドウから、モクレン共々「モテそう」と言われるだけのことはありました。
 その後、自身の行いを反省するシーンがこれまた良いんですよ……暗い林道の途中、路上に転がる石ころ一個が、まるでベニスモモの後悔そのものを表しているかのよう。言い訳をしたところで、やり過ぎてしまったことは変わらない。見て見ぬふりをしても、ずっとそこに残り続ける。蹴り飛ばしたところで、後々必ず思い出してしまう。そんなことを連想させられました。「今からでも…」というセリフもまた良いんですよ……
 まぁ、その後のヒナギクで台無しですけどね!(笑。本当にあの子はもう……

 カッコいい、可愛い、頼れる、優しいの四拍子揃った素敵なキャラクター。ベニスモモは本作に限らず、今季一押しのアニメキャラクターだったなーと。


 また、医療班のモクレンは……くノ一ばかりとはいえ、その服どうなってんの!?と驚かされました(笑。CVは羊宮妃那さん。1月から放送されていた「その着せ替え人形は恋をする」で乾心寿を演じられており、ほんわかした声の雰囲気に覚えがあったのと、あまり見ない名前だったので印象に残っていました。
 ツバキのライバルがベニスモモならば、一番親しい間柄にあるのがモクレンといった印象です。扱う術の特性故に、休日でも引っ張りだこ。リンドウの術で呼び出されたりと忙しい彼女ですが、それも彼女が頼れるからこそ。ツバキやベニスモモとはまた違った強さを持つ子だなという印象です。個人的には「休日……うん。もう休日って響きが好き」というセリフが可愛くて好き。

 そして第11話のCパートでは……うん、アレはモテる。間違いなくモテる。腰に手を当てて笑って誤魔化すという、普段のモクレンからはあまり想像できない仕草をしているあたり、めちゃくちゃ照れているのが伝わってきて非常に可愛かったです。あれをヒナギクが見ていなくて本当に良かった……


 で、ヒナギク。自身の可愛さにプライドを持つ一方で、自分よりも可愛いと認めてしまうと「だばぁ」と滝のような涙を流してしまう子。
 第5話Aパート「果実をめぐるたたかい」において、当初は「ナルシストで厄介そうな子だなー」と思っていたのですが、前述した一面が明らかになると一気に好きな子になりました。「自分以外の可愛いを認めない」ではなく「可愛いと認めてしまう」あたり、悪い子ではないのが伺えます。しかし、何とも難儀な性格ですね(苦笑。第12話EDの歌詞からするに、キブシとオニユリはそんな彼女が好きで、かつ心配だから一緒の班になったのかな。

 第7話Aパート「リンドウの決意」では、サザンカがリンドウを「可愛い」と言っていたことから、リンドウの仮面の下の素顔を暴こうと策を練るのですが……何でこう、火中の栗を拾いに行くのでしょうか、この子は(苦笑。
 改めて見ると、行動だけなら「漫画やアニメの学校で、絶対的権限を持っている子」っぽいんですよね、ヒナギク。ですが、すーぐ「だばぁ」するので、支配者ムーブが長続きしないところも彼女の魅力です(笑。自分でしたことに、自分でお仕置きしている感じがします。
 また、同話ではツバキがヒナギクの作戦を知って「待ちなさい!」「悪い子はどうしましょうか」と、きちんと怒るのも印象的ですね。ツバキは「男」の話題であたふたするのも可愛いですが、「悪い子!」など、しっかり者の一面を見せている時の方が好みです。

 で、第12話Aパート「ライバル」では、第11話で描かれた「もて術」の被害を一身に受ける羽目に。かつてないほどに「だばぁ」し続けるヒナギクには笑わされました。ベニスモモが反省するぐらい、少々やり過ぎな面もありましたが、色々あってヒナギク復活!からの……この絶妙な憎めなさが何とも良い味わいを出しています。
 顔の可愛さも然ることながら、そのスラっと伸びた脚線美が印象的なヒナギクでした。



 といった感じで、ベニスモモ、モクレン、ヒナギクについてでした。いやー……我ながら長々と書きましたね(苦笑。いずれ本作の感想を書こうとは思っていたのですが、彼女たちについて語り出すと本編そっちのけになりかねなかったので、個別記事にしました。
 ツバキたちについては、感想記事でまたいずれ……
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