ひびレビ

特撮・アニメの感想や、日々のことを書いてます。
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仮面ライダーリバイス 第50話(最終回)「あくまで家族、いつかまた会う日まで」

2022-08-28 09:30:09 | 仮面ライダーリバイス
仮面ライダーリバイス 第50話(最終回)「あくまで家族、いつかまた会う日まで」

 「偽物の家族でも家族に変わりはない」ってのを牛島家で表現したのに、わざわざ「本当の家族」という必要は無いのでは?

 というわけで最終回。一輝は早々にバイスの気持ちに気づいたため、後は最後の思い出作りといった感じで、2人でひたすら戯れていました。良いシーンなんだけど、ここまでの過程がイマイチなだけに感動出来ないのが辛い。あと大二が「悪魔との別れは自分の成長のために必要」って言ってましたけど、カゲロウと別れた大二は成長したっていうか「やっぱカゲロウ必要じゃん!」ってなりませんでした…?

 エピローグも「さくらが医大目指す伏線ってあったっけ?単に無敵だから医大も突破できる!とかいう理由じゃないだろうな……」などと思いつつ見ていたのですが、予想外過ぎるゲストの、あまりにも含蓄があり過ぎる台詞が一番印象に残ったのが何とも(苦笑。こういうことなら、もっとサッカー要素前に出しても良かったかなって……
 
 
 さて最終回を迎えた仮面ライダーリバイス。まずは1年間ありがとうございました。サンダーゲイル後、声優回までは割と楽しめていましたが、その後赤石やギフが本格的に活動を始めた頃から楽しめませんでした。

 個人的な難点を挙げると以下のとおりです。
 まず、一輝の記憶が失われていく描写について。前半でも写真でほのめかされていましたが、あれだと「周囲から一輝の記憶が消えている」のか「一輝から家族の記憶が消えている」のか分かりづらいと思います。終盤畳みかけるように記憶を無くしていったものの、狩崎やヒロミさんとは普通に接しているので、少々危機感が薄れた気がします。
 続いて大二との対立。実際の話数以上に長く感じましたし、見ていて面白くありませんでした。そもそも大二との対立は序盤で経験済みのため、二度やられても…と。大二にはカゲロウが必要だったという描写にしても、大二の魅力を損なわせ、カゲロウの株を上げるという描写は如何なものかと。あの期間の大二はただひたすらに可哀想で、魅力も何もあったもんじゃなかったなと。
 また、さくらについてはインビンシブルジャンヌの扱いがもったいなさすぎます。あのパワーアップはアギレラとの決戦時にお披露目しても良かったんじゃないかと……で、さくらが医大に行く理由は?まさか「無敵だから、難関の医大だって突破できる!」ぐらいの感じで?

 玉置、花、光についても、一時期は取り上げられるものの、旬が過ぎた後は大人しかった印象がありますね。特に光。いきなりオーバーデモンズに変身し、色々あった後に赤石に一矢報いたものの、その後はこれといった活躍もなく、一輝とバイスの戦いも観戦せず、映画にも登場無しってのは扱いが極端すぎるように思えます。最終回のボンの役割、光でも良かったのでは?
 ベイルもそれに近く、アギレラに攻略され始めた時から魅力が薄れていったかなと。あとは朱美さんとか若林さんとか……誰か思い出してあげて…

 思うに、リバイス後半には達成感が足りなかったように思えます。
 ベイルは元太が決着をつける以前から攻略されていましたし、赤石は存在感こそあるものの大二がトドメを刺す前に何度か敗退を繰り返しており、ギフはラスボスのはずなのに赤石の存在感に負けており、ジュウガは強敵ではあるものの、達成感を得るには登場期間が短すぎます。
 
 また、ライダーにしても、最強フォームであるところのアルティメットリバイスは戦績こそ良いものの、個人的にはあまり食指が動かないライダーでした。初登場時に使用した分身技も使わなくなりましたし、もっぱら磁力の力を用いるのみ。決してカッコ悪いわけでは無いですし、引きあい・反発しあう力の使い方は面白かったですが……昨今の中だとかなり地味な最強フォーム、という印象ですね。

 
 個人的に本作は「仮面ライダーセイバーと真逆の作品」といった印象でした。正直セイバーは前半イマイチでも後半盛り上がったのでヨシ!といった感じですが、リバイスは前半が良くて後半が地味に感じました。
 一応ドライバーも買ってるくらいですし、楽しくなかったわけではないのですが……何だか勿体なかったな……ともあれ、ありがとうございました。バイスは冬映画で復活ですかね。
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仮面ライダーリバイス 第49話「戦いの果て…残ったのは悪魔だけ」

2022-08-21 09:32:56 | 仮面ライダーリバイス
仮面ライダーリバイス 第49話「戦いの果て…残ったのは悪魔だけ」

 戦いを終えた一輝の中からは家族の思い出を忘れ、思い出すことも出来ないまま、ぎこちない日々が続くことに。大二たちは変わらず接してくれていましたが、それがかえって一輝には辛かったのでしょうね。
 そこで、ヒロミたちを頼って2人暮らしを始めた一輝とバイス。そこで狩崎は「一輝が家族との思い出を全て忘れたら、バイスとの契約は終了するはずでは?」という疑問をバイスに投げかけていました。「このまま一輝が敵のフリをしたバイスを倒して、契約破棄して終わりなんだろうな…」と思っていただけに、バイスとの契約満了する条件を絡めてきたのは素直に面白いと思いました。バイスが単なる悪魔だったら、契約満了しても記憶は消えたままだったんでしょうね。

 で、そこからは「元の悪魔に戻った」というバイスが、しあわせ湯や街で大暴れ……しているわけですが、これがバイスが仕掛けた演技であることは明かされる前からバレバレ。だとしても、デストリームのあの扱いは残念でしたね……もうちょっとカッコよく負けさせてやれなかったのかと。
 
 契約満了絡み以外は大体予想通りの流れだったので、特にこれと言って語ることも、盛り上がりも無かったです。バイスは……モモタロスらのように一輝から切り離された独自の存在となるのか、それとも消えるのか……ここでジャックリバイスが有効活用されたら面白そうですが、そうはならんだろうな……
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仮面ライダーリバイス 第48話「覚悟の証明!これが…日本一のお節介!」

2022-08-14 09:34:43 | 仮面ライダーリバイス
仮面ライダーリバイス 第48話「覚悟の証明!これが…日本一のお節介!」

 人類の未来のためにと、「仮面ライダージュウガ」として現存するライダーシステムの駆逐に乗り出した狩崎。しかしその本当の目的は「父親への復讐」であり、更に根深いものがあるのではないかと考えたヒロミさんは、一輝の記憶を守るためにもと必死に手がかりを捜索。その結果見つかったのは!……まさか前回のシミがそう繋がってくるとは思わなかったわ…「なるほど!伏線だったのか」ではなく「お、おう…」って感じですが(汗。

 一方、お節介な兄に手を焼く大二とさくらは、花と玉置との会話で改めてお節介あっての一輝だと認識。ここで大二が手放しで一輝を褒めず、「正直むかつく時もあるけど」と本音を漏らしたのは良かったですね。さくらは花の件があるので言うまでもなく、大二も自分を犠牲に世界を救おうとした点においては「お節介」だったかもしれません。
 ところで大二、一輝の「みんながくれたこの力を!俺とバイスを信じてくれ!」の言葉、響いてたのね……本当、あそこで改心してくれても良かったのに……

 ということで、狩崎説得っぽいアイテムを見つけたものの、お節介である一輝は狩崎親子の思い出を憎しみのままで終わらせないために、仮面ライダーリバイスとして決着をつけることを選択。
 ……うーん、イマイチ盛り上がりに欠ける戦いですね。狩崎さんの演技は素晴らしいものでしたが、ここに至るまでの過程が物足りないです。そもそも仮面ライダージュウガそのものはカッコいいし、ベルトをガッチャガチャ動かすのも楽しそうですが、ギフを倒した後のぽっと出の裏ボス感が否めません。一応これまでも何やら不穏な様子は見せていましたが、唐突感があるのは何故だろう。「主人公の存在(記憶)を懸けた戦い」という点では、「仮面ライダーW」のユートピアドーパントとの戦いに共通するところがありますが、盛り上がらなかったな……
 なお、真澄は逆エボルトだったようですね。いやぁ、ベストマッチの真実は「うん…うん?」といった感じでしたねぇ……


 そしてやはりというか、ラスボスはバイスのようで。バイスとの契約を破棄することで一輝の記憶が戻るのかな。
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仮面ライダーリバイス 第47話「狩崎の反乱、変身の代償」

2022-08-07 09:33:41 | 仮面ライダーリバイス
仮面ライダーリバイス 第47話「狩崎の反乱、変身の代償」

 一輝「リベンジ?」
 私「リベンジ?」
 もしかして私も悪魔と契約していたのかもしれない……いつドミノをしていたのか、全く記憶にない…

 ギフを倒して平穏な日々が戻ってきたものの、ギフの遺伝子を持つ一輝たちを危惧する声も。救ってもらっておきながら何を…という想いもありますが、ギフを倒したということはギフ以上の脅威になり得るということ。危険視するのも当然のように思えます。
 そしてギフの力が残っていることを誰よりも危惧していたのは、何と狩崎でした。現存する全ての仮面ライダーを駆逐するべく、自ら仮面ライダージュウガに変身!「ジュウガ」は「獣我」でしょうか?どことなく「クウガ」を意識したかのようなネーミングです。また変身音の「Go Over」は「50を超える」、リバイスを超えるといった意味にも感じられます。ランペイジバルカンを彷彿とさせる動物能力てんこ盛り、カッコよくて好き…

 狩崎が敵に回る一方で、一輝の記憶はとうとう大事な家族のことまで……ここで大二が一輝を責めたりせず、元々は自分が変身出来なかったせいだと思い出させてくれるのは良かったです。正直「自分が敵に回っていたせいで、余計に変身させてしまった」とか言い出すのかと(汗。
 そして目的があくまでも「仮面ライダーの駆逐」ならば、変身道具を渡すというシンプルな解決手段を取ろうとしたのも好印象です。戦いになれば一輝を巻き込む危険性があるが故の判断。ギフがいなくなった今、ドライバーを手放しても問題は無さそうですしね。やはり大二が味方側だと安心感が凄い……


 さて狩崎の真の目的ですが……父親を超えることでしょうか。真澄や真澄の悪魔がいなくても、自分の力だけでやっていけることへの証明。いつまでもリバイスたちに任せてばかりでは、いつまで経っても父親に頼り切りということになってしまう。だからこそ、真澄が安心して眠れるように、もう自分たちに真澄が必要ないことを証明したかった…とか?
 にしても、真のラスボス戦だというのにイマイチ緊迫感が無いようにも……何かしら裏があるのが分かり切っているからかな。

 ともあれ、また次回。何だかんだで最終回も目前かぁ……そういえば、この後10時からギーツの制作発表が行われるとのこと。制作発表は平日の真昼間に行われているイメージがあったので、こうして休日に、ニチアサ後にやってくれるのは助かりますね。
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仮面ライダーリバイス 第46話「向き合う勇気…真に護るべきものは何?」

2022-07-31 09:37:44 | 仮面ライダーリバイス
仮面ライダーリバイス 第46話「向き合う勇気…真に護るべきものは何?」

 「次なんて無いわ!」……ハイパー無慈悲を思い出すセリフですね。エグゼイド放送開始が6年前ってマジ?

 さて一輝の記憶消去は加速し、さくらとラブコフも仲違いしたまま。狩崎は研究に没頭中。そんな時にカゲロウの発言から、ギフがいた亜空間をギフの胃袋的なものと推測。これは面白い発想です。あの状況で一番戦いを冷静に見ていたであろう、カゲロウならではの視点かと……そういえば何でカゲロウ消したんでしたっけ…?(汗。
 また「ギファードレックスならギフを倒せるかもしれない」という、あくまでも可能性に過ぎないことへの大二の懸念は当たっていたわけですね。

 そこからの玉置念願の変身、さくらとラブコフの変身、ヒロミさんが大二とカゲロウに呼びかける様、自身の悪魔と向き合って成長していく……終盤に来てようやく見たいリバイスを見れている気がします。やっぱ仲良し三兄妹は安心感がありますし、ああいったオーバーデモンズならバイスタンプを予約していたと思います(苦笑。
 また「人間は変身出来る」というのは、仮面ライダー鎧武最終回を彷彿とさせるセリフですね。

 ……うん。見たいものを見られているんですけども。ただ、敵であるギフの魅力がイマイチに思えます。
 強いことは強いんですけども、赤石のキャラが濃すぎたのと、大二の暴走っぷりが印象的なので、登場から割と経っているもののあまりキャラが立っていないように感じてしまい、倒したにも関わらず達成感が得られませんでした。「ギフ」そのものが恐ろしいっていうよりかは、ギフを恐れている周囲の人間の方が恐ろしかったというか…

 
 ともあれ一段落ついたわけですが、何やら不穏な動きが。今回の描写を見るに46話⇒映画⇒47話なのかな?

 そして次回は新たな仮面ライダー登場!……あぁ、だからキメラドライバーがプレバンに来なかったのか…?
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「劇場版仮面ライダーリバイス バトルファミリア」を見て

2022-07-25 07:56:03 | 仮面ライダーリバイス
「劇場版仮面ライダーリバイス バトルファミリア」を見ました。一部ネタバレを含みます。


 正直最近のテレビ本編がイマイチなので、映画にもあまり期待していませんでした。が、蓋を開けて見ると…めっちゃ面白かったです!一部微妙なところやツッコミどころもありましたが、全編通して見るとかーなーり満足のいく出来栄えでした。

 まず、何といっても五十嵐三兄妹の仲が終始良好です。喧嘩なし!言い争いもしない!平和!……本来、この要素で盛り上がるのは何かがおかしい気がしてなりませんが、ともあれ三兄妹はずっと良い雰囲気なので安心して見ていられました。一輝のお節介が良い具合に話を面白くしてくれたのもポイント高いです。
 ただ、一つだけ言わせてもらえるのであれば……仮面ライダー五十嵐、もうちょっと頑張ろう?あれだけCMで劇場版限定の究極フォームっぽい立ち位置を匂わせておきながらの、あの展開は少々残念でした。ただ、最後の熱い一騎打ちを見た後だと「これはこれで良かった」って思えるので、何とも評価が難しい活躍っぷりだったなと。あとライブ要素薄くない?

 五十嵐家や巻き込まれた人々を助けるべく、ヒロミさんや花、玉置たちも奔走。そんな中、彼らと因縁深い人物の姿が……その人物に対する三人の反応も見所です。そりゃああいう態度になる。また、その人物が重要な役割を担うことになるのですが、扱いが割と雑でちょっと笑ってしまいました(苦笑。

 敵である科学者・外海雅人も良い具合に狂ってましたし、仮面ライダーダイモンに変身するアヅマがこれまたカッコいい!一輝との生身でのバトルは非常に見ごたえがありましたし、ダイモンもベルトをガッチャガッチャやりながら多彩な技を繰り出す様もカッコよく、キメラドライバーが欲しくなりました。


 そういった面白い点があった一方。微妙と感じてしまった点も少なからずありました。
 まず、本作の前日談となるスピンオフ配信ドラマ「Birth of Chimera」が東映特撮ファンクラブで配信されています。私は加入していないので視聴していませんが、仮面ライダーキマイラの変身者の素性は映画の中でも語られるので、楽しめるっちゃ楽しめます。ただ、変身はやや唐突に感じてしまうかもしれません。
 また、彼と妊婦さんの交流がやや控えめに感じられたため、終盤の展開にあまり説得力が感じられなかったです。あの流れなら、彼よりも五十嵐家からいただきそうな気がしました。
 そして「五十嵐家」に焦点が当てられているため、バイスたちの活躍はやや物足りなく感じました。まぁ一輝とバイスの関係は昨年の冬映画でもやったし、こちらでもやる必要は無いかもしれませんが、バイス・カゲロウ・ラブコフ含めての「五十嵐家」という描写も欲しかった気持ちもあります。


 あとはしょうもないツッコミですが、五十嵐夫妻を手錠を使わず、牢屋にも入れず、ずーーっと取り押さえているのはさぞ疲れただろうなぁ…と(汗。そしてライブ・ジャッカルゲノムは一体いつの間に出ていたんだ…?


 微妙なところもありつつ、新たな仮面ライダー・ギーツにも期待がもてる、全編通して楽しめた映画でした。
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仮面ライダーリバイス 第45話「終わらぬ悪夢、守る者と守られる者」

2022-07-24 09:36:28 | 仮面ライダーリバイス
仮面ライダーリバイス 第45話「終わらぬ悪夢、守る者と守られる者」

 バトルファミリアは良いぞ……感想は別に書きますが、色々と見たいものが詰まっている映画でした。でも仮面ライダー五十嵐は……もうちょっと頑張って?あれだけCMで盛り上げてるのに、あの活躍はなぁ……

 さて本編。ギフを封印するという選択は正しかったのかと思い悩む一輝。その不安は的中し、オルテカを包んでいた繭は小さな虫となって彼から分離。街の人々に寄生し、ヘルギフテリアンなどを生み出す事態に発展。更にバイスはギフから執拗に語りかけられ、遂には……
 といった流れの本編ですが、いやー大二と争わないだけで、随分物語がスッキリして見やすいですね(苦笑。ウィークエンドやフェニックス、ベイル、真澄や赤石といった登場人物が減ったことや、今回が「何か虫出た!ギフテリアンも出てきた!ギフも出た!戦う!」とシンプルな流れだったこともあるとは思いますが……でも、シンプル過ぎて物足りなさも感じるという(汗。

 そんな中、「誰だって、本当は守る側でいたいんだ」と、玉置をフォローするヒロミさん、良いっすねぇ…残る、残らざるを得ない辛さを誰よりも深く感じているでしょうし、玉置の師としてこれ以上ない適任です。もっと早く戻ってきてくれればと思わずにはいられません。にしても、この流れ。玉置もいよいよ……?

 一方ラブコフの背中に何やら線が。あれはラブコフが脱皮・成長する証のように思えます。今のラブコフは、いわば兄2人に守られていた頃のさくらそのもの。彼女の悪魔であれば、守られているだけではいたくない!と思っても当然でしょう。一輝、大二に続き、さくらも悪魔との関係を見直すことで、次回のパワーアップに繋がるのでしょう。

 そんなこんなでまた次回。ところでホーリーライブはもう用済みですか…?
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仮面ライダーリバイス 第44話「全身全霊をかけて、決断の行方」

2022-07-18 08:03:19 | 仮面ライダーリバイス
仮面ライダーリバイス 第44話「全身全霊をかけて、決断の行方」

 やっとこさ大二との和解に至った第44話。意見が対立し始めたのが第38話あたりですから、話数でみればさほど長いこと対立していたわけではないように感じます。それでも長く感じてしまうのは、この間似たようなことを繰り返していたからかな……今回の一輝と大二の戦いは必要でしたか…?

 命懸けではなく、全身全霊を懸けて大二を止めにかかったのは、久々に変身を果たしたヒロミさん。やっぱデモンズはヒロミさんが一番しっくり来ますね!ここで一輝でもさくらでもなく、ヒロミさんがその役割を担ったのは「血の繋がりがなくても家族になれる」ことを表すためでしょうか。
 そして満を持してのカゲロウ復活、からのエビリティライブ誕生となりました。待機音が「Wing to fly」から「Wings for the future」と複数形に変わるのは好きですし、見た目も好きですが……イマイチ盛り上がれない私がいます(苦笑。大二への理解度が足りないために、ここ最近の展開であまりにもモヤモヤしすぎたためだと思います。ホーリーライブ初変身の際も、カゲロウが散った後の黒い羽が大二に集まっていましたから、復活自体は違和感ないのですが……「失敗してもやり直せば良い」って「失敗したけど復活したからOK!」ってこととはまた違う気がしないでもない。

 そもそも「ギフは強すぎる!逆らっても犠牲者が増えるだけだ!だからギフに服従してでも平和を手に入れようとしているのに、どうして誰も分かってくれないんだ!」という話だったと思うのですが、それがいつの間にやら「カゲロウとの戦いは無駄にしたくない!後戻りできないんだ!」にすり替わっているように感じていました。
 ただ、ここ最近の話を改めて見返すと
 ・カゲロウを倒し、生き永らえた命なのだから、抵抗して命を散らしてはカゲロウに申し訳ない
 ・カゲロウのように、非情に徹してでも人々の命を守ろうとしていたが故の正義の暴走
 ・フェニックスを正しい組織にしようとしていたのも、カゲロウと決別したが故の決断
 といった印象を受け、そこまで不自然な流れでは無かったようにも思えます。ですが、それでも誰かしらカゲロウに触れてくれていればと思わずにはいられないうえに、その過程で特に何も進展しない兄妹喧嘩を見せられ続けられてもねぇ……あと、カゲロウカゲロウばかり言ってますが、独りよがりの正義の危険性を教えてくれた朱美さんのことも少しは思い出してあげた方が良いんじゃないかと…

 次回はバイスに異変が起きる模様。それにしても一輝の存在感が絶妙に薄いように感じる……「魂の兄弟喧嘩」と銘打っておきながら、結局大二の説得は元太とヒロミさん頼みでしたし……
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仮面ライダーリバイス 第43話「永遠の終わり、後悔の向かう先」

2022-07-10 09:36:59 | 仮面ライダーリバイス
仮面ライダーリバイス 第43話「永遠の終わり、後悔の向かう先」

・私が思っていた大二の心情
 ギフの強さに絶望し、赤石やギフに従うことで人々の命を救おうと決意。しかし一輝たちが中途半端に希望を見せるため、人々は二分されてしまい、朱美をはじめ犠牲者は増える一方。この状況に苛立ち、一輝たちと激突。ギフを倒せるかもしれない力を見せられてもなお、一度相反してしまった手前、戻るに戻れない複雑な心境。

・今回明かされた大二の心情
 カゲロウを消したことに責任を感じており、カゲロウのためにも後戻りできない。あいつとの戦いを否定したくない。

 ……カゲロウの件に関してはとっくに決着がついているものだと思っていたので、ここで引っ張り出されたのは正直困惑しました。
 確かに第39話ではバイスから「ギフと戦う以外に無いのか」と発せられていましたし、第42話でも「ギフが人間に牙を剥くなら、俺たちが倒すまでだ!」と、ギフが牙を剥かないのであれば共存の可能性があるようにも感じられます。また、ギファードレックスは相反すると考えられていた人間と悪魔の共存を象徴している姿のようにも見えます。

 ただ、そうした悪魔との共存の可能性と、大二が一輝たちと衝突していたのは別問題だと、少なくとも私はそう思っていました。前述のとおり、ギフの力に絶望したから服従し、余計な犠牲を増やさないために相反する一輝たちと戦い、引くに引けない状況に追い込まれているのだと。
 それがいきなりカゲロウ喪失と関連付けられると困惑するしかありません。実際にカゲロウが大二の「正義」のストッパーを担っていたとしても、それならば「大二の正義の暴走」と「カゲロウの喪失」をもっと早くから関連付けるべきだと考えます。
 一応、大二は第40話で「兄ちゃんとは背負ってるものが違うんだよ!」と発言しています。あの時は「人命を守る組織に属する者としての責任」を意味していると思っていましたが、真実は「カゲロウを消してしまったこと」だったのでしょうか。元太とベイルの激突を経て、大二がようやく本音を語り出したとも捉えられなくもないですが、何かすげぇ喉につっかえますね、この流れ…私の理解力が足りない!と言われたらそれまでなんですけども…

 そして最後には衝撃の展開が。敢えてあの行動を取ることで、人類を救う、ギフを倒すのが目的なのかもしれませんが……うーん、そこに至る過程にどうにも違和感が……
 あと光は頑張ってましたが、ここ最近の推されっぷりが正直良く分かっていないので、そんなに盛り上がらないんですよね……
  それとヒロミさんはもう少し大二を信頼する姿勢を見せた方がカッコよかったと思うのだけれども……

 ともあれ、また次回。
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仮面ライダーリバイス 第42話「激バトル!紅きベイルとデストリーム」

2022-07-03 09:38:10 | 仮面ライダーリバイス
仮面ライダーリバイス 第42話「激バトル!紅きベイルとデストリーム」

 元太はベイルと決着をつけるべく、狩崎に新たなドライバーの開発を依頼。一方真澄はベイル用のバイスタンプを開発し、罪滅ぼしも兼ねて新たなライダーとなった元太と決着をつけたくないかと提案。
 元太はベイルとの戦いを通じて、大二に違う道を示せないかと考えているようですが、肝心の戦いには赤石の邪魔が入るという……まぁ黙って見ている道理もないですし、その相手は一輝とバイスが引き受け、大二とさくらも交戦してていましたが、ここは2人の戦いに集中したかったです。特に目新しい会話も無かったですし……大二もサクッとさくらに負けてましたし……「元太の戦いをしっかり見る」流れとしては必要だったかもしれませんが、見どころは無かったです。

 仮面ライダーデストリームVSクリムゾンベイルはまさしく命がけの死闘。元太のバイスタンプ押印の動作は、まるで自分に刃を突き刺しているように見えました。それだけ元太にも負担が大きい変身だったのでしょうか?
 戦いの果てに元太が見出したのは……割と良い話っぽくはありましたけど、何かこう、イマイチ物足りなさを覚えると言いますか……一輝たちよりも元太メインに描いてくれていたら、もっと面白そうだなと思ってしまいました(汗。

 この流れで大二が思い直すのも首をひねってしまいます。今の問題って「自分を許せるかどうか」でしたっけ?確かに「ここまでやってしまった以上、後には引けない」状況にあるとは思いますが……うーん。

 サクッと倒された赤石が何だかんだ生きていたところで、また次回。
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